七周目 後章〜奇魂ED

後章から再開。
今度は剣ルートから奇魂EDを目指そう。まだ幸魂EDが残ってるから死んだって泣かない!
実彰さんの望みは静かに暮らすこと、か。和魂では叶えられたと言ってもいいよね。
奇魂の選択肢は荒魂ほど尖ってなくてしっくりくる。というか、ざっと見て感覚で選んだやつが全部奇魂だ。
そういや、実彰対縁の場面で縁さんの事情が分かるのは荒魂選択肢だけっぽい? 「でも、駄目だった」の言い方が切ない。
剣ルートへ。
あれ、確か君ルートでは黒羽さん、香夜を家に送っていったよね? こっちでは一人で帰ってきたのか。
呼び出す側がお松ちゃんになってることといい、やつれていることといい、続けてやるとあちこち違って面白い。
剣ルートでは様々な事情がより重く語られているんだな。
君ルートのお松ちゃんはあれでよかったのだろうか。彼女の気持ちを考えるなら、剣ルートの方がいいのかなあ。
あっちのお松ちゃんも自分で決めたからこそ晴れやかな笑顔を見せてくれたんだと思うけどね。
個人的には、ぎゃあぎゃあ言い争ってわんわん泣く二人が可愛かったので、君ルートの展開も好きです。

剣ルートラストなので、選択肢は全部選んでいこう。
黒羽さんの昔話。君ルートとは詳しく語られる箇所が違うんだな。
「君」では出生と養親の話。「剣」では罪罰と人斬りの話。各ルートの主題が出ていて面白い。
君ルートで父様の再婚話が出てる頃、剣ルートでは螢さんが行列絡みの高札を貼り出していた。
そういやあっちでは螢さんと再会できなかったな。
黒羽さんが償いのために剣を取るか、取らないかがルートの分かれ目なのか。
最後の分岐地点に来たので、奇魂に行く前に荒魂EDをもう一回見直してみる。
いやあ、黒羽編の朝倉さんは堕落っぷりがすさまじいな!
しかし、時代劇王道の「出会え、出会え!」は今のところここでしか聴けないのだった。
ここで黒羽さんが持ってるのも大典太か。頭金の色より、抜刀時の鞘で判別した方が判りやすいな。
鼓たちの処遇は君ルートとほぼ変わらず。
ただ、黒羽さんの口添えや、共に戦ったことで、君ルートではもう一声罪が軽くなってるかも。
例え罪であったとしても……。わたしが剣を振るうことで、あなたの日常を守ることができているのなら。
……あなたを、守れているのなら。
黒羽さああああん!!
ああー、やっぱり荒魂ED好きだなあ。この苦味と甘味の同居した独特の読後感は和魂EDにはない。
そしてその上で言おう。黒羽さんは料理茶屋の店主になるべきだ! 以上ッ!
奇魂への分岐から再開。雨宿りで儀式の場に居合わせるまでは同じか。
わぁああ!七重さーん!! 朝倉さんが持ってるのってただの懐刀? 数珠が見えるけど気のせいですね!
朝倉さんの行動は下衆の極みだが、儀式の成功を考えるなら今までで一番正しい行動でもある。

実彰さん来たー!! わああ、この展開は駄目かと思った!
ここで実彰VS鼓か。流れるような剣筋を見て、「この人は、剣に生きるべき人なんだ」と思う香夜の描写が意味深。
箱根峠で実彰さんの剣に見惚れたあの流れがここに直結しているのだろうか。
実彰さんのこの鬼気迫る表情初めて見たかも。

ああああ、七重さんが……!! 朝倉様マジ外道!!
実彰さんはよく頑張ってくれてかっこよかったが、鼓にとっては最悪の結果に……。
……え、助かるの!? 助かるんだな!? 信じるぞ実彰さん!
こういう局面で助かった人、剣が君では今までいなかったけど、実彰さんがそう言うなら信じる!

で、その代わりに実彰さんがここに残るわけか。
縁荒魂EDを思い出すな。これは覚悟を決めた方がよさそうだ。
実彰さん……。こんな時にそんなことしてていいのかと焦ってしまうが、たぶんこれが最後の別れなんだろうな……。

縁さん来たー!! 縁さんと鼓さんが会話するの、これが初めてじゃないか?
あれ、実彰さんも神降ろしできないのか? 荒魂EDでは問題なく妖怪を封じてたみたいだけど……
と思ったら神降ろしCGきた! 美しいな、黒羽さん。そしてその覚悟が哀しい。
……出来れば、笑っていてほしい。例え、隣にいるのがわたしでなかったとしても。
黒羽さん……!!(涙)

また別れの演出が哀しすぎる。
こうなるだろうとは思ってたけど……思ってたけど! 切ない……。
スタッフロールを経て奇魂EDへ。
君ルートのスタッフロールも明るく幸せそうでよかったけど、曲はこちらの方が好きだな。結末は断然幸せな方がいいけどね!
普通の人間が、あの世とこの世の境目を閉ざすなんて自分の身を捧げる以外できない」か。
……それをやってのけちゃった鈴懸の奇魂EDが怖いな。でもあれって分岐は儀式後だっけ? なら大丈夫か。
香夜は黒羽さんが生きてるって信じてるのか。そうか……。香夜さえ諦めなければ希望が持てるのかな。
七重さんも助かってよかった。黒羽編の他のEDでは元気なだけに、ここで死んじゃったら可哀想すぎる。

ああ、香夜……。
そうか、その祈りも香夜が引き継ぐんだな。祈る彼女がとても大人っぽく見えて悲しくなった。
ひとりよがりな気持ちであの人の生きた道を汚すことをお許しください。
あの人を待ちたい。あの人と共にいられる日をずっと……信じて祈っていたい
香夜ぉおー!
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七周目 奇魂まとめ

奇魂EDクリア!
タイトルに戻った後、即人物詳細で「この結末について」をクリックした私を誰も責められまい。
黒羽さーん!ばかー!でも好きだ!
そして物語回想に「剣・結末 奇魂 彼亡き後」とあるのを見て膝から崩折れました。
分かってたけど……分かってたけどそんなはっきり……!!
いや、これはそれでもなお信じ続けろという神の試練なのか!? そうすればいつか帰ってくるのか!?

どちらにせよ、香夜にとっては辛い日々が続くな。
本当に、いつか祈りが通じて黒羽さんが帰ってくればいいのに。
でもなぁ……黒羽さん満足しちゃってたからなぁ……。
黒羽さんにとっては、誰も斬ることなく、守りたいものを守るために命を捧げられたこの結末は決して不幸じゃない。
それが解るだけに、祈り続ける香夜を応援するべきか、それとも別の幸せを得られるよう願うべきか悩んでしまう。
後者なら相手は縁さんとかどうよ?(外道発言)
彼らの関係性や抱えたものを考えると、かなり読み応えのある話になるんじゃないかな……と想像すること自体、香夜に悪いだろうか。
黒羽さんが満足してたなら、彼女にも幸せになって欲しいんだけどな。
でも、それを知りつつも彼を求めてしまう香夜の気持ちも解る。死体がないというのは残酷だ。
奇魂の名の通り、奇跡が起こることを期待したい。

切ないEDだったけど、黒羽さんの神降ろしが見られたのは良かった。
長く放置してたくせに一度語りかけただけで発動するという、縁さんとの難易度の差もある意味切ないけどな!
(三日月宗近だけ主に厳しすぎやしないか? 数珠丸とか鈴懸にデレるの早すぎんよ?)
七重さんの血が流れ、マレビトが来るか来ないかの局面になると犠牲なしで収めるのは難しいのだろう。

……やーでも、もしかしたらと思ったら本当に奇魂で逝ってしまうとは……。
幻のシーンが何度見ても哀しい。
黒羽さんが自分の望む剣の道を貫けてよかったと思う一方、EDの香夜の姿に泣いてしまう。
まぁ、あれだな、うん。黒羽さんは料理茶屋の店主になるべきだ! 以上ッ!

程よく気分が落ち込んだところで幸魂行くぞ!
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七周目 後章〜幸魂ED

後章から再開。見慣れない黄色い勾玉がくるくるしている。
実彰さんの和装姿は何度見ても美しい。普段着もそれでいいのに!
胸元のひらひらを無下にするようで申し訳ないが、髪の毛も下ろしてた方が好きだ。
下手に洋装でいるより、そっちの方が異国風の容姿が際立つ気がするけどな。洋装も決して嫌いじゃないんだが。
……黒羽さんが、縁さんのことを斬ってしまわなくてよかったです。
幸魂選択肢いいなあ。だんだん黒羽さんの「あなたは……」を聞くのが楽しくなってきた。
仇討ちシーンで「お松ちゃん、やめて!」を選んでいると、後のやり取りがしっくりくるかも。
君ルートへ。
お松ちゃんの話といい、黒羽さんの過去話といい、こっちのルートの雰囲気は暖かいな。
剣ルートに比べて人から人への「情」がクローズアップされているからだろう。
そういや和魂EDも奇魂EDもハバキちゃんの出番がなかったなぁ。
「エデン」のシーンが好きです。家族の歩む道か。父様の再婚話は他のルートでもあるのかな。
大典太に導かれて洞窟へ。
む、鼓たちが出てこなかった。儀式現場に踏み込むパターンか。
各結末で儀式へのアプローチが全然違って面白いなあ。クライマックスに相応しい展開だ。

長七郎が動いた! えらいぞ長七郎様!
なるほど、和魂EDではこうして三人で出てきたのか。ホント紙一重だな!
君ルートの実彰さんの選んだ道は、生きて周りの人を幸せにする道。なら、ここは剣を手に踏み込むのが正しい。
朝倉様は外道だけど、長七郎(ないし忠長様)への忠誠がどのルートでもブレない点は好感が持てます。
何かの間違いだ、忠長様が自害なさるなど、陰謀に違いないのだ……!!
おいたわしや、忠長様……その恨みはこの儂が必ずや……!!
朝倉様……。この行き場のない悲しみもまた、君ルートで描かれる「情」の一つか。
奇魂EDであんだけ外道だったのに、うっかり泣きそうになってしまったじゃないか!

香夜いったあ!! かっこいい! 練習用の薙刀ってことは、母様の形見とは別物か。
こういうシーンで足手まといになると冷静に判断できる香夜が好きです。それでこそ武芸を学ぶ者だ。
実彰さんもかっこいい! いいなあこのCG。幸魂ラストに持ってきてよかった……!
罪を犯すのも剣なら、その罪を償う術もまた、剣の道の中にあったのだ。
あなたはそこで……見ていてくれ。」「はい……っ!
実彰さあぁん!! よし、ちゃんと峰打ちだ!

無血で事態を収拾し、後始末へ。
ああ、やっぱり幸魂EDでは江戸を離れることになるのか。
和魂EDと違って取引してない上、一人で事態収拾しちゃったものな。幕府にとっての価値は上がるばかりだ。
よし、実彰さんよく言った! 信じてたよ! 「……その」で照れるのずるいなあ。よかったね香夜!
彼女の言おうとした最後のわがままってなんだったんだろう。
父様には手紙だけ残していくのか。寂しい気もしてしまうが、駆け落ちみたいなものだからな。
実彰さんの抱えた事情を考えれば、何も言わず静かに発つしかないのだろう。

えっ、 ちょっ お松ちゃん!? ここで来るとは!
………………
お松ちゃーん!! お、お松ちゃ、おま、お松……あああああああ……(涙)
登場した時からそうだろうなって予想してたけど、ううう泣ける……! 名シーンだ。
姉への想いも、姉を奪った実彰さんへの憎しみも消えたわけじゃないだろうに、それより香夜への友情を優先してくれたんだな。「心配だったの。」と続けた時の表情と声の調子がもう……。演出うまいなあ本当に。
本当に殺してしまっていたら死罪を免れなかっただろうことを思うと、その友情の篤さにますます泣けてくる。
お松ちゃん好きだー!

白いスタッフロールも、二回目ともなるとより美しく見えます。
この曲もけっこういいかも。わりとスルメ曲?
まさかの衣装チェンジにガッツポーズした。香夜までひらひらしてる! 髪留め綺麗だなあ。
実彰さんの衣装もかっちりしてていいな。前のはところどころ肌が見えてるのが気になって仕方なかったw
香夜の髪が前より少し長く見えるところに月日の流れを感じます。

……ん? 隠れキリシタンの住まう島って、もしかして天草諸島か?
島原の乱の発生が寛永十四年……剣が君の本編が十一年…… ……え、まさかぶつかる!?
思わず固まってしまったが、CGの美しさで全て吹っ飛んだ。
しかも差分、これ差分扱いでいいのか!?
二人の手の位置がたまらん。ここからこうなったのか……と動きを想像するだけでときめく。
……わたしは、あなたを愛している。生涯、あなただけを。
ここで「愛している」とは、実彰さんらしいな。
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七周目 幸魂まとめ

幸魂EDクリア!
お わっ たー! 最後の最後にドキッとさせられたが、確かなことは何もないので考えないようにしよう。
そんなこと言い出したら、史実では八年後に寛永の大飢饉、二十数年後に明暦の大火があるしね。
だいたい史実通りなら鎖国という言葉すら当時は存在しなかったはずだし、縁さんの存在等々言い出したらキリがない。
それに、よく考えてみれば当時の天草諸島及び島原周辺って、藩による圧政や弾圧が厳しすぎて隠遁先には向かないよな。
司祭様が「幕府の目も届かぬ、最果ての島」って言ってるんだから、その通りに受け止めればいいのだろう。
万が一何かあったとしても、幸魂EDの二人なら乗り越えていけるはず!
でも場所は南の方だと思う。だったらいいな。

やー、にしてもいいEDだった!
何よりお松ちゃんに泣かされた。この先何があっても大丈夫だと思えたのは、彼女が最後の憂いを断ってくれたおかげだ。
江戸に残る和魂EDとも差別化されてて、両方見た甲斐がありました。
あっちではいきなりお松ちゃんと実彰さんが和解してて「!?」となったけど、幸魂であれなら問題なさそう。
儀式の決着の付け方もとてもよかった。和魂に続いて香夜が活躍してて万歳三唱。
死者も出なかったし実彰さんはカッコよかったしCGは美しかったし言うことないです。
奇魂EDで落ち込んだ心が見事に救済された。

しかし、荒魂・奇魂・和魂・幸魂で儀式の顛末がバラけすぎててびっくりだ。
いくらマルチエンドでも、ここまでてんでバラバラになるとは思いませんでした。しかもキャラ毎に更に分岐するという。
どのEDもそれぞれに好きなところがあるので、一番は決めづらいな。敢えて上げるなら幸魂なんだが、荒魂の殺伐加減も好きだし、奇魂のやるせなさもあれはあれでいいし、和魂の日常にも価値があるし……
実彰さんと香夜の幸せを考えるなら剣ルート2つは消えるけどね!
でも、あれがあることで君ルートの幸せがより引き立つんだよなあ。

幸魂と和魂はそれぞれ一長一短あって難しいです。
香夜が父様やお松ちゃんと一緒にいられるか否か、実彰さんが信仰を隠さなくて済むか否か。
幕府の勧誘から逃れるにしてもどちらがいいのやら。
幸魂ED=綺麗な幕引き和魂ED=日常は続くって感じだから、浸りたければ前者、その先を想像したければ後者ってところか。

残念だったのは、ハバキ憑きが荒魂EDでしか出なかったことです。
まぁ、残りのEDだと黒羽さんが人を斬らないから憑いてる意味ないんだけど、刀が手元にありそうな和魂EDでくらい存在に触れてくれてたらなぁ。黒羽さんにとっては煩わしい存在だったんだろうけど、せっかくアシストしてくれたのに!
他の侍たちの出番も望んでいたが、こちらは奇魂の縁さんで満足しました。
鼓や七重と親しく?会話できたのも嬉しかったな。和魂の対立シーンが忘れられないw

幸魂ED後の二人はあのまま島で静かに暮らすのかな。
何にも脅かされることなく、愛に満ちた平穏な家庭を築いているといい。
そして、聖書を片手に子供へ言葉を教える二人の姿がそこにあるといい。
この時代を隠れ切支丹として生き抜くのは容易ではないだろうけど、きっと実彰さんがその幸せを守ってくれるだろう。
そうと信じられるだけのお話を読めたことを嬉しく思います。

画廊と人物詳細を覗く。
キャラコンプ絵の透けっぷりすごいな! この状態で恥じらわれるとどっちがヒロインか分からないぞ。
全員がこうだとすると、左京さんとかすごいことになりそうです。
香夜がいないのが惜しい。フルコンプ絵にはいるといいな。
人物紹介にまさかの「お慕いしています」項目があって吹きました。これ各キャラ共通なのかな!
さて、次は誰で行こう。
最初の順番通りにいくなら螢さんなんだが、彼は九十九丸と一緒に後の方に放り投げることにしたので飛ばします。
となると繰り上がって鈴懸かな?
鈴懸も荒魂EDで死ななかった組なので、奇魂でぽっくり逝ってしまうかもしれない。
今回と同じように、幸か和の合間に奇を挟む形で読んでいこう。
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