九周目 後章〜奇魂ED

後章から再開。
荒魂で死亡済みだから、奇魂には希望を持っていいはず!
剣に生きる縁さんを香夜が支える結末も見たいです。武に理解のある彼女だからできることだ。
奇魂選択肢のやり取りいいなあ。
楽しかったよ、一緒に旅できて。」この一言で縁さんへの好感度が急上昇だ。

こうして見直すと、「侍」への失望の布石となる展開も随所にあるんだな。
ルート確定前の縁さんは、ちょっとしたきっかけで何方に傾くかわからない、天秤のような状態なのかもしれない。
縁さんが濡れねずみでいるなんて、私が嫌ですよ。
荒魂選択肢だけど、香夜のこういうところが好きだ。
そういえば縁さんは本編中全然怒らないよな。
声は荒げても激怒とまではなかなか……。左京さんの荒魂くらいしか思いつかない。
剣ルートへ。
辰影さんは本当にいい兄上だ。
いつも自分のことそっちのけで縁さんや御役目のために奔走してるよね。結婚はしてるのか?

縁さんの剣ルートは香夜の試合描写があるのもポイント高い。
君ルートだと途中で江戸を離れてしまうから道場行けないしね。(体力作りは出来るが)
奇魂選択肢の香夜ちゃん怖い! 君ルートでも最初はこんな風に避けてたのかな?
……お願いだ。俺を、遠ざけないでくれ。
君ルートが押しの一手ならこっちは搦め手か。どちらにせよ諦める気がない縁さんはさすがにブレない。
剣が君の侍たちはどちらの生き方を選んでも香夜への想いは抱えたままだよね。そこが切なく面白い。
私は、あなたを止めたり諌めたりすることができるような立場にはありません。
でも……受け入れることもできません。わかってください。
どうしたら君に受け入れてもらえるのかという問いに対してこの返答はむごい……。
和魂か幸魂にあたる選択肢なのに、最も強い拒絶を感じる。どっちだろう……和魂かな?

御前試合の話。
これだけ周りから注目されていると、決勝戦をすっぽかした鈴懸への風当たりは強くて当然なのかも。
君ルートの恋愛模様も悪くないけど、剣戟描写の増える剣ルートもやっぱり好きだな。うーん、悩む。
香夜に関しては柳生さん自身判じかねてるのかなあ。感情と御役目の間で揺れ動いているのは彼も同じなのか。
縁さんの過去を語る柳生さんの声が怒り混じりなのが印象深い。
ああ、香夜の心情が切ない……。なんとも思わないがゆえの拒絶と、想いがあるからこその拒絶は大きく違うな。

呑まれるな、信春。
心鉄次第よ。刀も、人も……。
家光公マジかっこいい!惚れる! 千尋の谷の諺を地でいっているが、立場が立場だからしっくりくる。
家光公にとって、自ら父に挑み、三日月宗近を返上した君ルートの縁さんも、子の成長した姿として悪くはなかったのかな。

[私の知らないところで、この人が死んだとしても何の関わりも持たず、平穏に暮らしていく。私は……それで幸せだろうか。]
そんなはずない、の一言で涙腺がぶわあっと……! 切ないなあ剣ルート。
柳生さんと半蔵さんの気遣いが嬉しい。いい人たちだ。
初回は「私もまた女だからか」に注目したけど、改めて聞くと「誰よりあなたの近くにいたからか」の一言がより沁みるな。

うわああ縁さん…!「皆さんが心配している」を選んだ時の返答ぱねえ!
君ルートの時も、香夜に好かれていると確信してたからこそ、あれだけ押してたんだろうな。
奇魂選択肢のやり取りもまたいいなぁ。くっそ狡いな縁さん! 深く知れば知るほど株が上がる。
自分は何一つ悪くないのにここまで捻くれてしまったのは、縁さんが真面目だったからこそなのだろう。

ラストの選択肢は何を選んでもいいやり取りが見れるけど、一押しは奇魂かな。
御役目の重さに苦しみ、うつけを装っていた縁さんもまた縁さんの一部だと思うけど。
同じうつけでも世に言う織田信長のような器の大きさや才覚はないが、そんな不器用な縁さんが好きです。
(剣が君の世界では、織田信長や武田信玄といった戦国の名だたる武将も天下五剣を手にしていたのかも?)

剣に生きることと将軍家養嗣子としての役目を全うすることは、縁さんにとっては全く別なんだろうな。
剣は磨いていても、政治家としての勉強をしている様子はまったくなかった。
周りは次期将軍となるために三日月宗近を使いこなすことを期待するけど、縁さんにとっては後者が全てなんだと思う。

あれ、七重さんが拘束されるシーンから儀式が始まったぞ。違和感なく読んでしまった後で気づいた。
先に荒魂EDを再読する。
こっちだと儀式前に父様と話すシーンがあるのか。
七重さんが長七郎をかばう展開だと、鼓さんの「何故斬った」感がすごい。
そもそも、人質である長七郎を斬っちゃダメだろ! ちょっと傷つけて脅すつもりだったのだろうか。

ここの縁さんと香夜との会話は、既に結末が確定してると思うと切なくてならない。
俺は……きっと、忘れられない。剣を手にしていた自分を。おのれの役割から逃げたことを。
そうか、これを言ったのは荒魂の縁さんだったのか。
君ルートはどうなんだろう。今抱えているお役目は済んだ後だけど、荒魂の縁さんから見たらやはり逃げたことになるのかな。

武芸者としての香夜は残りのルートでも見られるだろうか?
黒羽さんの時は君ルートだったから可能性はあるよね。螢さんや九十九丸と肩を並べてくれないかな。
縁さんが香夜を「お前」と呼んだのはここだけだった気がする。本気モードってやつか。
……見ていましたよ、私も。ほんの短い間でしたけれど。
あなたが、この剣とともに生きようとしたことを……。
香夜ー!(涙) この流れで覆されてしまうなんてあんまりだよ!

マレビトが完全に姿を表したのは、今のところこの一場面だけだな。
まともに戦えそうな黒羽さんと五剣に選ばれた鈴懸が不発だったのは意外だった。
残りの面々は儀式と関わりが薄かったし、もしかしてこれっきり? 九十九丸編では出てくると思ったのだが。

死力を尽くして剣を振るう縁さんと、彼を止めないことを選んだ香夜。
侍として生き、侍として死ぬ、その道は確かに華々しく胸が踊るが、結末は哀しい。刹那の輝きだ。
結末の描写含め、縁編の荒魂EDはお話としてとても好きだけど、香夜のその後を思うと辛いな。
プレイヤーは読み終われば済むけど、香夜や辰影さんの人生は縁さん亡き後もずっと続くもんなあ。
……ということを自然と考えさせてくれる物語はいい物語です。面白いね剣が君!
(そういや君ルートでは柳生さん職分全うできてないな。大丈夫なんだろうか。)

よし、奇魂見に行くぞ! 生き残ってくれよ縁さん!
剣ルートの縁さん好きだから生き残るルートがなかったら泣いちゃう!
儀式から分岐。
柳生さんの言い方だと、朝倉さんが儀式を行う→駿府侍が集結、という流れなのか。
今まで洞窟内で見かけた手勢以外にも呼び集めてたってことかな。
確かに、無事忠長様が復活したとしても、その場で徳川方の侍に殺し直されたのでは台無しだ。

こっちのルートだと柳生さんが一緒で、香夜は留守番なのか。
香夜が居ないのは残念だが、柳生さんがいるなら少しは安心できるかも。
一方ド修羅場な儀式現場。うわあー……なんか周回を重ねる毎に悪役ぶりに磨きが掛かってるぞ朝倉様……。
七重さんを失った鼓さんの描写は痛い。だって黒羽編や鈴懸編だとどの結末でも助かってるんだもん! 縁編はこれで全滅か……。
相手が妻と見定めた女性を犠牲にしといて「乱心したか、鼓!?」はないよ朝倉様ァ!
鼓さんが朝倉様を討ったのはこれが初めてだな。君ルートの無念を思えば少しは慰められるか……。

なんかもう決着付いちゃった感じだが、歪や妖怪の描写はなし。
奇魂は侍同士の戦いか。逆だけど、黒羽編もそんな感じに分かれてたな。
半蔵さんの戦いがまた見られて嬉しい。君ルートでは入り口付近担当?だったから描写なかったんだよね。
鼓と七重と縁さん。コロが吠えかかったのが随分昔のことのようだ。鼓さんの覇気をなくした声が痛々しい。
鼓さんは自死するより、戦いの中で死ぬことを選ぶか。五剣の遣い手同士の戦いとは熱い。

ここでCGかー! くっそかっこいい! 鼓さんがCGで描かれるの初めて? さすが美男子!
プレッシャー凄いな、鼓さん。さすが一番刀。
黒羽編では黒羽さんに遅れをとっていたが、あれは相手が相手だったからなぁ。
同じ人間の遣い手同士だからこそ、縁さんの技量が強く試されているのを感じます。
マレビトと違って不思議パワーでは退けられそうにない相手だ。

…… …… ……て、手に汗握ったー! 熱かった!
切なく燃える戦いだった。鼓さんの悔恨の叫びで泣きそうになった……。
ああ、鼓……。このやるせない戦いと結末もまた侍の道の果てにあるものか。
今更ながら、君ルートで縁さんが抱いた剣への絶望の一端に触れたような気がする。
鼓にもきっと侍としての夢があったんだろうけど、駿府で天下五剣さえ手にしなければこんなことにはならなかったんだ……。

鼓さぁぁん! 涙が……!
見届けられなかった縁さんの気持ちよく解る。もちろん御役目もあるだろうけど、これは見てる方も辛い。
縁さん、ちょ、縁さんしっかり! 俺も君のそばで死にたかったって、そんな荒魂リターンズは嫌だー!
縁さん生きてたー! ギリっぽいけどまだ生きてた! っていうか、まだ生きてたけどギリっぽい!
鈴懸が無理かもって言う時は本当に無理な可能性が高い時だからなぁ……。
生き残ってくれ縁さん! どっちの結末でも血に塗れすぎだろうこの人。身体張ってるにも程がある。
しかし妖怪が出てきてなくてよかったな。これで歪が開いてマレビトまで出現してたら詰んでただろう。
ん? でもその場合は鼓も現場で死んでるだろうから、殺し合いは起こらなかったのか?
うーん……でも、やっぱ香夜が居なかったら歪を封じるのは厳しかった気がする。

………… !!?  え!? 記憶喪失!? ここでそう来るのか!
えええ、切ない。そりゃ真面目だった頃の縁さんは見てみたかったけど、こういう形でとは……。
喋り方がどことなく辰影さんに似てる。

うーん……。
死ぬよりはまだマシな結果かもしれないけど、縁さん自身は役目を果たせなかったと思ってたみたいだからなぁ。
鈴懸には色んなルートで心配かけてるよね。特に左京さんの荒魂はむごかった。
って、縁さん……あなたどんだけ衣装替えする気だ!!
そりゃ今の縁さんならいつもの派手な着物は着ないだろうけど、一人だけめっちゃバリエーションあるぞ!
これで幸魂でもう一回衣装替えしてたら笑う。してるといいな。

来ないでほしいと言われていたのに来てしまった、って台詞が君ルートを思い起こさせる。
今は帯刀してないのか。髪を切るといよいよ兄上似だ。こうしてみると仕草も似てる。
そ、そなたって、そなたって言った! 香夜と書いて「そなた」って言った! なんだこの新たな萌えは!
貴人らしいゆったりした喋り方に癒やされるやら切なくなるやら。
元がこうなら、そりゃー辰影さんもどうしてああなったって嘆くよな……。
その時は……。香夜。またこうして会ってくれ。ほんの少しのあいだでいい。
記憶は無くしても、香夜に支えてもらったことは無意識に覚えているのかな。
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九周目 奇魂まとめ

奇魂EDクリア!
予想を遥かに超えて面白かった。まさに切な萌え! 燃えもあったし満足だ。
ラストの信春様の破壊力が高すぎて仰け反りました。そんな身分差みたいな!いや身分差だったけど!
外見はそのままだが、普段のどっか擦れたような芝居がかった雰囲気がなくなったせいか、一気に若返って見えた。
御前試合の前というと、香夜の二、三歳上くらい? 謹厳実直な青年、か。

でも、来ないで欲しいと言われても来てしまうあたり、元の縁さんの片鱗はある気がする。
香夜への想いはどうなんだろう、と思ったら物語回想の説明文に答えが書いてあったよ!なんだそれ!好きだ!
信春は城に、香夜は町に。あるべき姿に戻ったのもつかの間、信春に支えを請われたら香夜は断れないよなあ。
信春は家光公の養嗣子としてお役目に励むのだろうけど、このままいくといつかは香夜を取りそうな気がする。
剣ルート縁さんの「いつか君を娶りたい」という望みが果たせるのはもうこの結末しかないんだ!頑張れ信春様!

人物詳細を覗く。
そういや縁さんって、「次期将軍候補」なだけで決定してはいないんだな。
養子だし、家光公の一声があれば幾らでも挿げ替えが効く立場だ。史実を思えばさもありなん。
怪談話はどのキャラのも個性が出てて面白いです。香夜の怒った顔が見える!
!? 「この結末について」で信春様になった!
ここだと一人称は「俺」なのか。香夜への想いを感じてじんわりした。
お話的には思い出しても思い出さなくてもどちらでも美味しいが、出来れば思い出してほしいな。

しかし、一方では御役目果たして死亡、もう一方では記憶を失うって、縁さんの剣の道は険しすぎるよ!
剣ルートが熱い反面、君ルートの安穏さにちょっとだけ不満があったのだが、今回で吹っ飛んでしまった。
もう無事に生きてるだけで丸儲けだな縁さんは。
毎日楽しそうな和魂EDの株がぐんと上がった。幸魂も楽しみだ。
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九周目 後章〜幸魂ED

後章から再開。
幸魂選択肢のいきなりのラブラブ会話にびびる。
和魂(赤)と幸魂(黄)は個人的な色イメージが逆なので、時々混乱します。幸せ=ピンク(赤系)って連想?
メガテンだとアラミタマ=赤、クシミタマ=金緑、ニギミタマ=青、サキミタマ=黄か。ぜんぜん関係ないな。
縁さんの家族、親しい人枠に香夜が入ってるっぽいのが萌える。前章終了時点でお互い結構好感度高いよね。

水引っ掛けた際、幸魂選択肢での香夜の返しが巧い。
鼓と七重さんかぁ……ここで拘束できてればまだマシだったんだろうな。君ルートでは死亡確定だし切ない。
犬探しの選択肢は幸魂が一番刺さります。
縁さん、言い訳しないにしても「魔がさした」はないよ! 酒に関しては本当に魔がさしたのかもだけど。

いいなぁ、幸魂。選択肢の展開がことごとく好みだ。
江戸でまたお会いできて、嬉しかったのよ。
父様への台詞だから縁さんは反応しなかったけど、こんなこと言われたら一発で落ちるぞ!

祭りの日に選んだ着物は藤鼠色の地に鈍色のよろけ縞、雪輪文の羅の帯、薄紅か竜胆色の襦袢、源氏香か乱菊の帯揚げか。
CGで見られたらいいな。脳内イメージの答え合わせしたい!
君ルートへ。剣での神妙さが欠片も伺えない縁さん。
君選択肢の香夜は情深いから、押して押して押しまくればいけると踏んだのだろうかw
それまで怒ってたのに、「俺だって傷ついたんだぜ?」に一転して困り顔になるあたり、縁さんが好きなんだなー香夜。
彼女は凛としたお侍様を好むからなぁ。縁さんが好かれるのは表面ちゃらんぽらんでも根が真面目だからこそだよね。

幸魂選択肢だと後々改めて言うようなことにも先んじて触れるのか。
和魂EDでは香夜が咎められることはなかったが、幸魂はどうかな。
螢さんの分かりづらい優しさに癒やされる。

与兵衛さんとも父様ともあっと言う間に仲良くなれる縁さんのコミュニケーション能力半端ない!
このぶんだと、噂の火消しも縁さん一人でなんとかなりそうだ。噂してた人たちの大半を味方につけることも可能だろう。
なにげに口八丁は左京さんの担当で、縁さんは体当たり式なんだよね。江戸っ子に好まれそうなのは後者だなw
町がいい」と答えたら少しがっかりした顔を見せるってことは、縁さん、お百姓になる気があるのだろうか。
和魂で江戸の同心、幸魂で香夜と里山暮らし……うん、ありかも。

奇魂で役目を果たせないことにあれだけ絶望していた縁さんだけど、いざ果たしたら果たしたで侍に失望してしまうあたり、本当に道が険しい。
それとも、剣ルートの縁さんなら君ルートと同じ状況になっても持ちこたえられるのか?
作物を育て命を潤す農民の生き方に触れたからこそ、死屍累々の侍の道の虚しさが際立ってしまったのかもしれない。
幸魂ルートへ。
縁さん全く立ち直れてない! 酒に逃げることも出来ないほど傷が深かったか。
剣への絶望の仕方が実彰さんを彷彿とさせるな。もうこのまま刀を捨ててしまいそう。
二人共真面目だから、「まぁいっか!次気をつけよう」的な割り切り方が出来ないんだよね。
確かに、軽く割り切るには人の命と刀は重すぎるが……。

あああ、縁さん……。剣の道を望まないとなると、香夜の激励も縁さんには辛いばかりか。
どっちのルートでも、香夜が侍としての縁さんの背を押すのは同じだけど、縁さんの結論が反対なんだな。
ここで、九十九丸編で雨宿りしたお堂が出てきてちょっと嬉しかった。
剣の道をポイしかけている主でも見捨てない柳生さんの優しさが光ります。
香夜の気持ち解るなあ。
心のままに行動してもうまくいくとは限らない現実を解っているからこそ、後悔も逡巡も繰り返す。
……こんなことで嫌いになったりしませんよ。
縁さんが情けないのは今に始まったことじゃないしな! その前の香夜の台詞も好きだ。

二話三話あたりからアタックし始めるのは攻略対象としても勇み足だったな、縁さんw
自分の置かれた環境から逃げたくて、ことさら香夜に傾倒していたところもあったのだろう。
縁さんの本気告白は何度聞いても心臓に悪い。どこまでも庇護欲を掻き立てる人だ。
私は……あなたが何かから逃げてきたのなら、何度でも言います。ここはあなたの居場所じゃないって。
私は……本当は、あなたがどこにいても、構わないんです。
あなたが後悔したり、苦しんだり……。
後ろめたい思いをしたり、自分を蔑んだり……。そんなことがないなら、いいんです。
香夜おおおお! 泣けてくる……! 愛だなあ。
剣の道の後押しをしたのだって、縁さんが逃げたがる一方で、ずっとそれに拘ってたからだもんな。
自分の居場所はここ(剣)じゃないと思っている縁さんを強引に剣の道に戻らせても仕方がない。
香夜にとって、縁さんの想いを受け入れるということは、彼の抱える事情に巻き込まれることを覚悟することでもある。
家光公や辰影さんの出方が気になるが、うまくいってくれるといいな。

スタッフロールで縁さんが翡翠の簪持ってる!
左京さんも鼈甲の簪持ってたりするのかな。鈴懸は草笛だったよね。
兄上と柳生さん。「あれは絶対泣いて帰ってくるに違いないわ。」に兄上の屈折した愛情を感じたw
でもきっと縁さんがまず泣きつく先は香夜なんだろうな。
別れ際の与兵衛さんの縁さん評が面白い。
粘り強いとかしつっこいとか言いたい放題だ。しかし一字一句同意する。
香夜と父様と縁さんの三人で江戸を離れて白河に行くのか。白河って福島? 栃木のすぐ上か。
柳生さんは最後まで縁さんの味方でよかった。史実でも著名な剣豪だからこの役回りは嬉しい。
そういや、柳生三厳って史実だと江戸に再出仕を許されるのはもっと後なんだな。
剣が君で再出仕が早く設定されてるのは縁さんの存在の影響だろうか。
与兵衛さんは柳生さんを目の前にしても物怖じしないな。どちらもいい人だ。

数カ月後。
香夜かわえええええええええええ! なんだこの驚天動地の可愛さは!!
暖色系似合うなあ。普段着だし、呉服屋で選んだ着物とは違うみたいだけど、よく似合う。
何より簪が! これ縁さんのだよね。帯のデザインもなんだか縁さんっぽい。
元は香夜と縁さんの二人で江戸を出ることも考えてたのか。
黒羽編では駆け落ち状態だったから、こっちではちゃんと父様もついてきてくれてよかった。
再婚話は黒羽編君ルート限定だったのかな。他ではそんな素振りなかったしなあ。

縁さんやっぱりここでも衣装替えしてる! このお洒落さんめ!
襦袢?と長羽織の黒に着物の赤が鮮やかに映えて格好良い。飾り気なくまとめた髪型も好きだ。
簪はやはり香夜に渡ったんだな。にくい演出だ。
野良着っぽくはないが、見た目優先でいいよ!創作物だもの!

CGが素晴らしく爽やかで見入ってしまった。
縁さん楽しそう……! よかった……本当によかった……。
百姓仕事も日々楽しくこなしているみたいで何よりだ。
……自分の手にそんなことができたなんてな……。
剣を手にすることしか知らず、その道に飽いていた縁さんが、初めて自分の手で掴んだ生き方か。
剣への未練もないようで安心しました。きっぱりけじめつけられたのが良かったのかな。
器じゃなかったっていうか、俺の役目じゃなかったんだよ、きっと。
剣はともかく、お殿様としての生き方はぜんぜん合ってなかったなw
侍は侍でも、縁さんに合ってるのは九十九丸のような愚直な生き方で、お偉いお侍様は向いてないと思う。
信春様も次期将軍としてのお務めに励もうとするとボロが出そうだ。その時は香夜に支えになって欲しい。

満面の笑み可愛い……! なんだこの可愛い恋人たちは! 結婚し…… たのかな??
俺は……剣を捨てることが怖かったんだ。今になって、初めて気づいた。
ここでの新たな道の想いと、剣ルートでの侍の道への想いは等価に見える。
その怖さを乗り越えて別の道を選択するのも、剣を捨てない決意をして身命を賭すのも本質的にはあまり変わらない。(結末は変わるけど) どちらも貴賎なく、縁さんが自分の手で掴みとった道だ。と思うよ!

縁さんが、今の生き方を許されていることに関して「ありがたいことだ。」と言っていてほっとした。
柳生さんとか超苦労してたからね! 辰影さんもあれで心配性だと思うので、たまに便りを出してあげて欲しいw
縁さんが香夜に「お前」と呼びかけるのがなんか好き。
……あなたと共に、これからも生きていくことができて幸せです。
本当にな!

ちょっ、ラストの台詞狡い!
呼びかけ方もそうだけど、荒魂EDを思い出して涙が出そうになった。頼むよ縁さん!信じてるからな!
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九周目 幸魂まとめ

幸魂EDクリア!
香夜が縁さんと一緒に幸せになれて本当によかった!
剣ルートの生き方は、縁さんは満足でも、香夜にとっては辛いばかりだからなあ。
それでも縁さんを支え、喪失の痛みに耐える彼女の姿が眩しかったが、やはり二人揃っての幸せには代えられない。
後悔に囚われることもなく、生き甲斐を得て楽しそうに暮らしている縁さんが見れて満足しました。
父様も一緒だしなによりだ。

前述した通り、剣ルートと君ルートでは前者の方が熱くて好きだったんだけど、幸魂で後者もよかったなあと素直に思えた。
と言うと和魂EDの立場がないがw あれはあれで貴重な組み合わせでの日常が描かれていて好きです。大事な結末の一つ。
でも、和魂だと縁さん、自棄酒してあっさり剣を捨てたようにも見えたんだもの!
幸魂の放浪シーンでやっとその絶望の程度を理解した。まったく誤解されやすいな縁さんは!
案外、和魂でもあの調子で放浪しかけてたところを螢さんか鈴懸に拾われたのかも。
そうして、香夜に会いに行く勇気がなかなか出ないまま呑んだくれてたのかな。

回想タイトルの「暖衣を捨てて」が好きです。
農民の着物って麻だもんね。お店をやってるし、普段着は木綿かもしれないけど、いい着物は作業着には使えないものな。
貴種流離譚みたいでロマンのある結末でした。
とはいえ、縁さん自身は人生絶頂期だし、自分から出てきたんだから流離譚とはだいぶ違うか。
流離譚と言えば長七郎だが、縁編君ルートの長七郎は置かれた状況が過酷だな。
せめて七重・鼓ペアが生きていればよかったのだが。
奇魂ではどうなったんだっけ? 姿を見なかったような……。柳生さん達が保護したのかな?

ところで、白河って寛永の大飢饉の影響はどの程度だったのだろう?
隣接する会津藩では農民の逃散が相次いだようだが、白河藩に関しては分からなかった。
天明の大飢饉で一人も餓死者を出さず、藩主・松平定信がその手腕を買われて老中になった話は有名なのだが。
蕎麦への影響は少ないかもしれないが、食べ物のお店は食材の仕入れが厳しくなるかもな。
縁さんが村の暮らしを守るために一念発起して動き回るかも?
フィクションと思いつつ考えてしまうのは、背景となった時代の存在感があればこそか。
髪型や服装など、嘘はもちろんあるけど、江戸時代らしさはきちんと描かれている気がします。

それにしても縁さんの「」呼びは便利だった。
名前のとこだけ音声すっぽ抜けるとその度に少し冷めるので、置換えでも音声が入ってるだけ有難い。
全編ボイスなしなら気にならないんだが、そこだけ抜けるというのは主人公の存在が認められていないように感じてしまう。
(一番いいのはデフォルト名発音+主人公顔グラ有+フルボイスだけど、さすがに三拍子揃ってるのは見たことない)
DQやメガテンのように、そもそも主人公の台詞が無い、もしくは選択肢のみというなら話は別なのだが……。
長年乙女ゲーをやっていますが、馴染めないジャンル特徴の一つです。

画廊を覗く。
色気のない求婚の言葉にニヤニヤした。
甘い台詞をぽんぽん言う縁さんが素朴なことを口にするとそれだけで五割増し真面目に見える不思議。
そしてコンプリートCGで目玉が飛び出しかけた。
そういえば縁さん、本編中あれだけいちゃついてたのに口づけCG一枚もなかったな。
縁さんと色気って近いようで遠いものだと思ってたので予想外の妖しさにびっくりです。手が艶っぽい。
これ、背景は江戸かな? 和魂ED後と考えるとしっくりくるかも。

人物詳細を覗く。
縁さん、それ嫌いなものじゃなくて怖いものの代表じゃないのかw
理想の結婚の話を聞く限り、やはり次期将軍としてのビジョンは縁さんにはなさそう。
言い方は悪いが、今回で縁さんが次期将軍に向かないとはっきり確信できてホッとしました。
信春様もいずれ一人の侍としての愚直な生き方を選びそうだ。
「この結末について」の縁さん相変わらず狡い! シリアスな上にお前呼びとか本当に狡い! よかったね香夜。
「甘えてください」の縁さん超生き生きしてるw 「甘やかしてください」と続けて聞くと面白い。
恥ずかしさのあまりのたうち回りたくなるのも幾つかあったが、それも含めて面白かった!
次はいよいよ左京さんか……。
左京さんは正直剣ルート行っちゃった時点で救いが望めそうにない。
荒魂では双方死んだ一方で死後に再会できたから、奇魂では左京さんだけ死亡するとか普通に有り得そう。
そのぶん君ルートでは前半ばりのほのぼの生活をして欲しいな。
斬鉄との決着も気になるところだ。
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