マーメイドプリズム 二周目プレイ感想

余りの長丁場に意識が飛びかけたが、どうにか自力でグッドエンド達成!
お相手は白の王子ジュン・ヴァイツ。
現実世界の同級生と、夢の中のような異世界で結婚し、人魚姫のお話をモチーフにした愛の試練に挑むという、ロマンティック山盛りなお話でした。

乙女ゲームというよりは、全体的に女性向けの恋愛ノベル(分岐有り)を読んでいる印象だったかな。
主人公(おしゃべりモード)がそれはそれは個性豊かに喋ってくれるので、思ったより退屈しませんでした。
システムも大分解ってきたよ! EDの分岐条件は全くもってさっぱりだけど。


結局ボスって誰なのさとか、刻の制裁ってなんなのさとか、色々と疑問は残りましたが、これは後々判明するのでしょう。
関係あるかは分からないが、公式サイトであるものを揃えると……っていう記述があったな。あれはひょっとしてリーテにある聖ナントカ教会の宝石の事じゃないのかな?
ソーマは全種類集めたハズなので、ソーマとは違うんだろうな、多分。

全体のまとめ感想を書きたいのだけど、よもやここまでロマンティック切なさど真ん中なシナリオだとは思わなかったので、ツッコむにツッコめません。下手にツッコんだら読後感が壊れる。
プレイ中、TV画面で繰り広げられた純粋な愛の物語の破壊力といったら、その場でどったんばったん暴れだしたくなるレベルでした。恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい! 誰かに横から覗かれたら死ねる!

……が、あれだ、ロマンティックを売りにした恋愛映画を自主的に見に行って、出る言葉が「あんなのありえない」だの、「お涙頂戴」だの、「こっ恥ずかしくて見てらんなかった」だのってなるとお前そもそも何しに行ったんだって話じゃないですか。最初からロマンティック恋愛映画を見るつもりだったのなら、例え傍目にこっ恥ずかしくとも、浸りきって一喜一憂するのが一番だと思うんですよね。
というわけで敢えて言います、感動した!
瞳もジュンも魅力的でした。結婚前からEDまで、一貫して二人のやり取りが良かったです。
後ろ向きな主人公像にも納得できる理由があったし、性格説明に違わず芯の強い部分もちゃんと見れました。
でも私はイヤよ!」には「言ったぁああ!」って感じでガッツポーズ取った。
逆に、恋愛面でハッキリしないのはジュンの方だったな。終盤のあれは止むにやまれぬ事情があるので除外するとしても、結婚に至るまでとか、結婚後とか……ほんっと肝心なこと言わないなお前は! そりゃ主人公が不安に思うのも分かるよ。

自分に自信がない、というのは勿論マイナスなんだけど、ルイの場合人を見る目はしっかりしてるよね。
ぐっちゃんやジュンの人柄とか、かなり的確に見てる。
それについては毛ほどの不安も持ってない辺りが好みな主人公でした。
そりゃ、アラロスのアイリーンみたいな物騒だけど色々考えて行動してる強気ヒロインも大好きだし、ラブレボのヒトミみたいな元気で健気で包容力のあるヒロインも好きですが、かと言って守られるタイプの弱気で優しいヒロインが嫌いってわけではないのです。
というか、人間的に好感さえ持てればジャンルなんて何でもいいわ!
さーて、そんなこんなで主人公のルイに思い入れが出来ちゃったからもうバッドは見られないぞー。
3周目以降心してかかろう。

ジュン王子の方も、一見ステレオタイプなくせしてなかなか個性的な人物でした。
なんだろう、狙った感じがないというか、自然な印象。
不自然に照れたりしないところが逆にロマンティックを引き立てていた気がします。
心の動きが立ち絵と台詞を通して繊細に描写されるので、主人公共々しっかり思い入れてしまった。
終盤の彼の独白イベントは泣けますね。
主人公視点以外に第三者視点が織り交じっている事の意味が解ったような気がしました。

サブキャラも皆魅力的だった!
ライン兄さんの最期はうっかり泣くとこでした。シャルが攻めてきたのにもビックリしたけど。
こういった形で恋愛対象キャラが絡んでくるっていうのもなかなか新鮮で良いですね。
もういっそローザとグリーエン争奪、もしくは暁子とメグル争奪するくらいなら(プレイ前勝手予想)逆にこういった形での争奪(命の取り合い)をお願いしたいくらいだよ。
個人的に三角関係が出てくるのと出てこないのではモチベーションにかなりの差が出るので、グリーエンはともかくメグルの攻略は迷うところ。いや、するけど! 勿論するけど! ちょっと気が進まないというか。ローザより暁子の方が好きだからっていうのもあるかな。
こういうゲームだし、逆三角関係(男2女1)ならまだ大丈夫ですが、それでも選ぶ余地があるなら1対1で綺麗に収まる方に流れます。


そういえば、人魚姫の逸話がこんな形で絡んでくるとは思わなかったな。
愛しい者を殺せば自らの命を永らえられる。
まさか突きつけられるのが主人公じゃなくて相手の王子の方だとは。恐れ入ったというか、本当予想外でした。
これ、逆に殺す方を選んじゃうって展開も面白そう。
もちろんハッピーED前提でだけど、この選択肢が全王子共通なら一人くらい逆の結論出す人もいるかも。

プレイヤーに語りかける部分、最初は「よーし任せろ!」って感じでバッチリ作成したのですが(この材料はデフォルトで揃ってるのか? それとも集めてないとダメなのか?)、後からハッと気付いてソーマ作成せずに終わらせたら無事異世界EDが見れました。
結局、帰属する世界の差はあれども、王子自身はどっちでも戻ってくるのか。
でも、もしかすると異世界EDだと現代にはもう戻れないのかもしれないな。何もペナルティがないんじゃ刻のソーマ作成する意味がないし。現代EDでも異世界へはもう渡れないかもですが、どっちかと言われれば現代EDの方をハッピーと断じます。個人的には、ですが。


システムの方は、最初移動先選択時も時間が流れるのに非常に戸惑ったのですが、慣れてきたら気にならなくなりました。それほど期間きつくないし、ソーマだって必ず全部集めなきゃいけないわけじゃなさそうなので。
むしろ、ラブレボの繰り返しプレイでラスト数ヶ月ボタン連打する羽目になった身としては、ほっといてもイベントが次々発生していくのに感動した!
ソーマ集め切っちゃったら後はコントローラ放置すればいいんだからホント楽だー。
惜しむらくはロードの長さかな。ソーマなんか頻繁に付け替えるのに、いちいち読み込みに時間かかるのがテンポ悪い。全体マップからの移動も同じくらい待たされる。
RPGだと一つのマップが広いのでそれ程気になりませんが、こういうゲームで読み込み遅いのは痛い。
そのぶん演出は凝ってますし、画面も綺麗なので許容範囲だけど。
もしかすると、PS2自体の性能がもう限界なのかも知れません。

攻略は、脇目は一切振らずお目当てだけを追っかけ続ける!って感じでいいのかな?
初回はその時々で良いと思った選択肢を選んでいたので、結果的に八方美人になっちゃったみたいです。ジュンとも結構いい感じだったのにいきなり婚約破棄になってビビッたビビッた。
おまけにバッドED、あれ期間ぶった切りだったんですね。
結婚したらそれ以上の期間続いていったのでホッとしました。

次は誰にしようかなぁ。興味ない順でいくとしたらハルカ先生か。次がメグル?
でその次が紅蓮でシャル、トーヤ……って感じかな。またプレイしていくうちに変わるかも知れません。
しかし本当ぐっちゃんはどうなるんだか。ちゃんとハッピーED迎えられるのかな。血縁だからって曖昧なEDになるくらいなら最初っから血縁設定になんてしなければいいというのが自分の持論(今決めた)です。
結構一周長いんだし、攻略効率化的な意味での二股プレイも厳しそうなので、それに見合うだけの読後感は欲しいところ。
ジュンはとても良かったので、他もこんな調子でロマンティックに行ってくれると嬉しいです。
こちらもこちらで恥ずかしさに思い切りどったんばったんするから!


あれ、ツッコまないとか言ってた割に結構ツッコんでるような……
語り出すと止まらないのは悪い癖かも。
また誰かクリアしたら感想書くかも知れませんが、今のところは単発のつもりです。
真相が気になるから一気にコンプしたい!

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