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アラビアンズ・ロスト 2ndプレイ記録・5

2ndプレイ記録、カーティスルート後編です。
なんとかEDまで1頁に書き切れたー。
相当文章量多いので、読まれる際は休み休みいかれるといいかもです。

※以下プレイ記録になります。
全EDクリア済みの為、未プレイの方はご注意下さい。




14日目朝、カーティス固定イベント2回目。
砂嵐イベント後の14日目から再開ー。
いつものようにカーティスを同行相手に選ぶと、イベントが発生。
お、固定イベントだ。ミハエルとのイベントを起こした場合はカーティス+金貸しコンビイベントで、その前までは発生しなかったって事は砂嵐以後フリーの日に発生するって事でいいのかな。
以前のようにカーティスを探しに出たプリンセス、またしても間の悪い場面に遭遇。
ここで、仲間から斬りつけられている男を見たプリンセスがぎょっとするんだけど、その理由が「なんて酷いことを!」みたいのでなくて「まずい! 仕事中か? 暗殺現場になど居合わせたくない」という一文なのがなんとも言えない。その後も冷静に状況分析してるし。
儀式終了後、カーティスに頬を拭われてご機嫌斜めのプリンセス。
相手の考えている事が理解できずに苛々する様がなんとなく好きです。
ここでフォローに入った部下からサイラスの話が出るわけですが、ここらでもうカーティスとアイリーンは大分距離が近付いてるので、そもそもの発端がこうこうこうで止むを得ない事情だったんだよ~って言われちゃあそりゃ複雑だよなぁ。
「怒るのは構いませんが、そろそろ出発しましょう? あなたのためです。今日もお供しますから…」
普通に考えればカーティスがこんなのリップサービスで言うわけないのですが、『普通』の恋愛状態に陥っているアイリーンにはショックばかりでかくてまともに聞けないのかも。
でもこいつが悪い!って結論付けるとこは好きです(笑)

14日目夜、カーティス酒場イベント2回目。
「仕事をやっていた時の、標的の姿を彷彿とさせてくれる」
ってそれ笑えないよカーティス!
案外当人にしてみれば間違ってないのかも知れませんが、アイリーンは絶対言葉通りの意味で受け取ったんだろうな。それをも引っくるめて「笑えない冗談」なのかも知れませんが。
その後話は以前と同じくカーティスの昔話へ。
この話は結構しんみりしました。少年の事を語る時にアイリーンが「話の流れからして…、亡くなったの?」と問いますが、この何気ない問いが『孤児で身よりもない暗殺者候補』の少年に対するアイリーンの実際の接し方なのだと考えると、「死んだの?」でなくて「亡くなったの?」という聞き方はとても考えさせられるものがあります。
さらっと出てきたんだろうけど、そこがいいなぁ、と思う。アイリーンは。
「僕が殺したんです」
「僕がこの手で殺しました」

よくある、「僕が殺したようなものです」というのとは違って、カーティスの語る「殺す」は真実に一番近いというか、嘘がない気がする。
生死に近い人だからこそ、生死を安易にスラングで使わないというか。使った時には少なからずも本気だというか。これは現実世界でもそうなのかもしれないなぁ。場面によるでしょうけど。
苦しめないためとはいえ、被害者を殺してしまうというのはあまりに理不尽だ。
それで犯人が無事なら浮かばれない。
こういう考えは…、『普通』ではないのかも知れない。
同情だけで止まっていれば『普通』なのかもしれないが、それ以上、復讐することが当然だと思ってしまう。

なんとなく解る流れです。アイリーンは、自分がそういう状況に遭遇したら迷い無く復讐を選ぶタイプなんじゃないかな。
カーティスの語る「愚か者達のその後」は少々ぞっとしません。

15日目はタイロンと同行。帰りしなにスチュアートのイベントが発生しました。
これはタイロン・スチュアートどっちでも好感度が上がれば起こるんだな。

16日目夕方、カーティスオアシスイベント2回目。
「鼻をつまんで、味覚をなるべく感じないように一気に食べれば問題ありません。吐き気はしますが、慣れれば食べられないこともない」
そんな食べ物は嫌です。
……いや、それしかなかったら食うよ! 食うけどさ! 嫌だよそんな勧められ方!
「…そうですか? 私も、林檎の方が好きですけど…」
あ、『私』って言った。時々言ってるんだけど、『僕』で聞き慣れちゃうと違和感あるなー。
「え~と、え~~と、違うの、違うんです!その、あの…」
「どうして、突然敬語になるんです」
「え~~~~~、失言しちゃったから…。怒らないで、ね?」
……どうしようプリンセスが可愛いぞ。
ところで、ここのスチルですけど、私は舐めている(直球)のより笑ってるのの方が好きです。いや舐めているだと余りにも直球でアレでソレなので好きというのは気が引けます。(実際好きなのは笑ってる方だしね)
こうやって同じ構図で幾つか種類があるっていうのは結構好き。一番好きな表情とかもその都度出来るし、単なる一枚絵よりはシーンごとの動きが感じられて良いです。
ここらでもう互いの気持ちの推測は始まってるみたいですね。
恋愛感情なんて存在しないんじゃないかという憶測は当たらずとも遠からずなのかなんなのか……恋愛?恋愛なのかな。執着にも近いような違うような……まぁ色々あって恋愛なのかな……。でも人格が破綻してるっていうのは理性が破綻してるのであって感情がないのとは違う気もします……が、どうなんでしょうね。
(相手が自分の事を)なんとも思っていない。なんとも思っていない。と繰り返すアイリーンは見ていて微笑ましいです。相手が相手だからあんまりロマンチックな展開じゃないけど(笑)

レベル4に上がり、洞窟に入れるようになったところでカーティスが過度の手助け(笑)をしてくれるようになりました。わーい助かるー!
……そろそろ二度目の気絶をすべきかな……(恐々)

17日目夜、カーティス酒場イベント3回目。
「少年が死んで、部下達は皆悲しんだ。特に、兄貴分だった奴の落ち込みようは酷かった。哀れなくらいでした…」
この兄貴分っていうのはイディットの事じゃないのかな。なんとなくそんなイメージ。
ここで、じっと手を見るCGが出るのだけど、このCGが凄く好きなんです。背景とか色合いとか、凄く雰囲気のある画だと思う。キャラクターが全面に出てるのだけじゃなくて、こういうのが要所要所にあるとお話がピリッと引き締まる感じがします。
しかし腕細いなーカーティス……(台無し)
「部下達は悲しんでいる。かわいそうなくらい、嘆いて落ち込んでいた。暗殺者とあろう者が、あんなにまで悲しむ事が出来る」
「そこで、気付いたんです。僕には欠陥があるらしい」
「哀れでみっともないのは僕のほうかもしれないと、そのときになってようやく気付いた」

これ、深いですよね。
カーティスが、自分のことを他人事のように語る意味とか、急に突き放したような見方になる意味とかが、ここら辺にある気がします。
「知りたかったら、手伝ってよ。カーティス=ナイルともあろう人が、人任せはないんじゃない?」
「僕が手伝っても、『普通』になれるとは思いませんけどね。いいですよ? 『普通』でない僕でいいのなら」
うん、やっぱり直接的な愛の語らいより、こういった暗喩のが好きです。

18日目朝、カーティス固定イベント3回目。
相変わらず部下の人達の会話が素敵です(笑)
しかしほんと誰が誰なんだか……
「カーティス様は、あなたの事がお好きなのだと思います」
「どうして?」
「あの方は、本気で嫌であれば、借りがあろうと踏み倒します」
うん、説得力に長けた説だ。さすが部下の中でも一番カーティスに近い人間ですね。
カーティスの家に通されたアイリーン、やっぱ気になるのはそこだよなぁ。
カーティスの答えには納得ですが、彼は自分の名前が一人歩きしているのを苦々しく思っているよう。にしても、本名はどれなんでしょうね。カーティスなのか、そうでないのか……どっちでも関係ないのかな。
アイリーンの心の機微は、見ているこっちには伝わりすぎるくらい伝わってきますが、それはカーティスには解らないから動揺して右往左往する様がなんとも言えず。ここが駄目だった?とかあれが駄目だった?とか言を並べ立てて原因を突き止めようとする様は、この上なく『普通』に見えるけどなぁ。
「僕は、あなたの周りにいるような上品な育ちの男じゃない。女性の扱いに長けたり、スマートに振舞うなんて芸当は無理です」
……。
…………そんな男アイリーンの周りにいたっけ??
口振りからするとスチュアートとかその辺差してそうなんだけど、スチュアートはカーティスより更に無理っぽいし。タイロンはタイロンで鈍いし。ライル――はまぁまぁ及第点かー。ロベルト・シャークはこの場合範疇外だろうな。……。当てはまるのライルしかいないじゃないか。つかライルもスマートとは言い難いような……
カーティス、気になるのは解るけどあんま過大評価しない方がいいよ……。
いや、こういう迷い方は読んでて好きですけどね(笑)
っていうか、こうやってツッコんでから読み進めたらアイリーンも似たような事ツッコんでました。
「私の周囲にそんな上品な人はいないわよ」
ごもっともです。
……というか、フツーに書いてますがこのイベントは数あるアラロスイベントの中でも特に好きなイベントです。
すれ違う二人の感じが良く出てて好き。

18日目、気絶イベント2回目。
えー、薄情しますと、狙ってやったわけじゃありません。
洞窟を探索してるうちにHP残量を見誤ったんだよぉおお!!
なので「したくてしたわけじゃないんです! イベント回収の為だったんです!」という言い訳は通用しません。さぁてどんな内容かなっ! はは、怖いな!!(←未知のものについて必要以上に怯える癖があります)
「今の地位にまで上って、女性の世話をする羽目になるとは思っていませんでした。感謝なさい」
「……恩着せがましいわね。カーティスって、やっぱりケチ…」
「…次から、ほったらかして帰ることにしますね」
「うそうそ! ありがとう、カーティス=ナイル様! 優しくって、強くって、かっこよくって、大好き!」
「…そこまで言わなくていいです。嘘くさい」
いやぁ……、やっぱ好きだわこの二人。こういう会話がたまらん。
でもその後はなんだか不穏な展開に。
うーん、あからさまじゃないのにどーも怪しいなぁ(笑) カーティスは自覚してからは素早いですよね。

19日夜、タイロン&カーティス&ロベルト酒場イベント1回目。
タイロンと夜遊びに出掛けたら遂に遭遇!
カジノではあれだけ強気だったロベルトもこと酒(と人殺し技術)にかけてはカーティスには敵わないよう。
タイロンと二人して負け犬の遠吠えで化け物呼ばわりに勤しみますが、それがカーティスの気に障ったらしく微笑みながらの嫌味が来襲。
カーティス……冷静なふりして切れやすい人だ……。
その後酔っぱらいらしく妙な方向に飛んだ話題はプリンセス争奪になりかけたところで幕を閉じました。
この続きが体験版に入ってたあれってわけね(笑)
しかし、民にはプリンセスとはどういう人物に映っているのだろう。
タイロンはともかく、ロベルトやカーティスにまで好かれているとなると相当奇異な人物として映っているに違いないな……。

20日、お祭り!
導入部のカーティスは不機嫌全開……というか、男達が哀れです(汗)
ほっといても性格的に翌日には死体になってそうではありますが、うーん。滅多なことしでかすより、カーティスの部下相手の方が待遇いいかも知れないなぁ。運が良ければ腕一本……うーん。やっぱ怖い。
アイリーンに誘われず不機嫌なカーティスの誤解を速攻で解き(笑)、二人はお祭り見物へ。
幸せな未来を語るカーティスと、穏やかにそれを促すアイリーン。
「打ち明けたら、叶えてくれます?」
「なに、それ。もう、何も教えてくれようとしないんだから… ……意地悪ね。」
祭りの空気にあてられてか、普段よりも暗に含めて語る二人ですが、たまにはそういう空気もあっていいなと思います。
花火が始まり、時刻は夜へ。
「途中までは計画通りでした。腕を磨きすぎて、誰にも殺せなくなってしまったのが誤算です」
ミハエルに出会った時、戦ってみたいと言っていたのはそれを完遂出来そうだったからでしょうか。
もっとも、今では別の将来設計が見えていますから、もうそれはないでしょうけど。
たまには感傷に浸ってもらわねば、不条理だ。
カーティスのような男が、過去を後悔しながらこれからを生きていくなら、世知辛い世の中でも少しだけ理に適っている。

「死ななかったのは、苦しめってことなのよ。それでいいんじゃない」
↑犯罪大国を舞台にしてるこのゲームで、最も印象的な記述かも知れません。
犯罪で成り立っている舞台に、人間的にどうかと思える攻略対象達ですが、それに含めたアンチテーゼみたいなのがプリンセスの解釈から出ることで、見ていて安心していられるのかも。
良識に敏感な人には全く足らないというか、ハシにも引っ掛からないフォローかも知れませんが、世界に浸りながら読んでいるとすごく大きな意味を持ってる気がしてきます。
犯罪大国と言ってもモラルを手放しにしているわけじゃなく、きちんとした規律や政治、人間関係があって、カーティスのギルドなんかもそれぞれの掟に従って動いている。白しか知らない人は黒を誇大解釈してしまいがちだけど、実際そうかっていうと必ずしもその通りではなかったりする。それは逆も然りなのだけど、だからと言って「全く理解できない」「どうかしている」「おかしい」というのでは水掛け論のような。
みんな灰色になっちゃえばいいのに、と言うとそれも極論なんだけど(笑) 折角平和で裕福な場所に生きているんだから、他者の経験に耳を傾けるくらいの心の余裕はあってもいいんじゃないかな。
話題がずれましたが、そういった事を真面目に考えられるくらい舞台の設定が深い、っていうのもアラロスを好きな一つの理由かも。

お祭り終盤。
全ての憂鬱を払拭するかのような力強い展開がいいなぁーと思います。
……ところで、好きなイベントは総じて簡易感想(↑みたいなの)になるっぽいんですが、これは語り出すと止まらなくなる上に恥ずかしすぎて消去が関の山である為なので、この辺で勘弁してやってください。

21日目朝、カーティス固定イベント4回目。
いつものようにカーティスを誘うとイベント発生。
ついに! ついに来たサイラスイベント――!! この時だけはアリシアはサイラスを従者にして領主EDという脳内設定にしよう!そうしよう! (普段はセラス・ミラーと同一線上甲乙つけ難いって感じです)
「その部下の人って…」
「…?」
「…綺麗な人だったの?」
綺麗!? サイラスが綺麗かー……うーん。カーティスも困っているよ(笑)
プリンセスはどうもサイラスを女性だと思っているようで。いや確かに女性的な風貌の人だったけどね……って、サイラスが子飼いって事はカーティスほんと幾つなんだ君は。
そして話はチェイカの話から、再びサイラスの話へ。
ここで意外な事実が判明。カーティスが昔に殺した少年の兄貴分は、イディットではなくてサイラスだったようです。
――って、ええええええええ!? サイラスが!? あのサイラスが兄貴分ッ……いや、解るような気もしないでもないけど……でも……うわー。知られざる事実だ……!!
同じ方がシナリオ担当のハズなので、例え後付けでも後付けらしい後付けではないでしょうし、辻褄が合うようになっているというか。確かに、カーティスよりはまだ人間的だったような気がするなぁ、サイラスは。悪く言えば大人で小狡い、とも称せるのだけど。
「これからどうやって生きればいいか。」あのサイラスが、潜伏前にそんな疑問を盛らしていたのか。アリシアを暗殺するのに、例え親しくなっていなくても戸惑いを見せた人だから、元々暗殺業からは離れ始めていたのかもですね。
「そんなに、僕をいい奴にしたいんですか? カーティス=ナイルに、実は心優しいなんてオチはありませんよ」
「人を殺しまくっていて、実は心優しい? 欺瞞だわ。悪人を貫いた方が潔い」
よくある「実は善人でした」というオチは、手が白いままの人間にしか出来ない芸当だと思う。
最後の、アイリーンとカーティスの何時も通りなようで優しげな遣り取りが印象深かったです。

21日目夜、カーティス酒場イベント3回目。
悪名高い送り狼イベントですね(笑)
酒比べでも飲み干していた強い酒は、アイリーンでも一口で完全に酔いが回るくらい強いんだそうで。
「カーティスなんて、どうせ×××××××で××××なんでしょう?! その上、×××××××に決まっているわ! そんなの御免…!」
ああもうプリンセス大好き!

22日目昼、カーティス洞窟イベント1回目。
これ、他に比べるといきなり糖度?というのかな、色恋度が下がるんですよね。
久々に「殺してしまいそう」なんてフレーズが出るのでびくっとします(笑)
まぁ砂漠1回目に比べたら格段に関係は進歩してるんですが。
「『普通』がいいんでしょう? 世界で一番『普通』でなくなってしまいますよ?」
「たまにとち狂ったこともするのが『普通』の人よ。『普通』の人って、いつも『普通』ではないものよ。だから、私がカーティス=ナイルに好意を持ったっていいの」
……あ、そうでもなかった。<色恋度
確かに普通の人はたまに変なことしますよね。自分を普通だと思っている人は尚更。
こういう切り返しの一つ一つがカーティスがアイリーンを好きになる過程なんだろうな。

22日目夜、カーティス・タイロン・ロベルト酒場イベント2回目。
カーティスはほんと酔ってるんだかないんだか分からない!
瓶投げ付けるのも普通にしそうだし。ていうか「…ショックですよ」の発音がえらい怖い。マジ怖い。
しかし、投げた瓶がアイリーンの傍に落ちて彼女が驚いた途端、反撃の如く始まる他二人の糾弾! 投げたカーティスは慌ててフォロー! ……やばい、この構図楽しいな。
そして、酒で自制力が吹っ飛んだ三人は揃ってアイリーンを口説きにかかります。
口説き文句はおかしいですが。
特にロベルト、そこで王子様願望披露はまずいぞ。
っていうか……
「何を言わせようというんです。プリンセスは僕のものですよ? あんなに熱く愛を語り合ったじゃないですか。ねえ、プリンセス? ほら、昨夜のこと、覚えてません…?
覚えてるよ!! 超覚えてるよ!!
だって昨日の酒場イベントって送り狼イベントじゃんか! 事実だよ! めっちゃ事実じゃんカーティスお前狙って言ってるだろ!?(んなワケない)
いや、えらいタイミングになったもんです。愛も語り合ったし昨夜もまさしくアレでソレでした。プリンセスしらばっくれるな! 「そうね」と答えるんだ!(無茶)
そしてカーティスはタイロンに短剣をぶん投げ、三人はプリンセスを取り合っての喧嘩に……あれ? あれ? 体験版にはなかったCGが! 展開が!!
「僕のように、紳士的におなりなさい。ほら、こういうふうに迫れば、プリンセスだって嫌な顔はしません」
「嫌な顔はしなくても、青い顔になるわ」
お…
お…
おなかいたい……ッ!!(爆笑)
その後も続く爆笑展開。ロベルト素直すぎ! 可愛すぎ! カーティスは不遜すぎ! タイロンは幼児すぎ!!
そんでもって最後、自室に戻ったプリンセスの台詞がいつもの「疲れた…」ではなく「ぐったり…」だったのがトドメでした。こ、こまけ――!!

23日目昼・カーティス洞窟イベント2回目
微妙~なすれ違いがやっぱいいなぁと思うわけで。CGの構図もかなり好きなわけで。
「照れてなんかいませんが、見られたくないんです。見ないでください」
カーティスの照れ隠しっぷりもいいなぁと思うわけで。
そんなわけで好きなイベントなので語りが少ないですごめんなさい。


さてさて、ラストスパート!
幸い今回はカーティス一本に絞ったおかげでヒドラも倒せたし、レベルも5まで上げられたし、イベントも全て回収したのでやり残したことは何もない状態です。
なので適当に洞窟に行って遊ぶ(笑)
25日の夜でセーブし、それぞれのEDへ~。


~カーティス駆け落ちED~
結果を考えて沈んでいるところへ突然現れたカーティスに、驚き理由を問うアイリーン。愚問だと言われて浮かんだ答えが「…私を暗殺しに来たの?」なあたり沈んでてもアイリーンはアイリーンだなぁ。
ここの、心中するしないの遣り取りはセラスとアリシアを思い起こさせます。あの二人は寿命の問題があったから話題が出て当然だったけど、カーティスとアイリーンにしてもどちらかが先立てば同じなわけで。脅迫しつつ実行する気のないカーティスと、そもそも脅迫なんていらない状況がアンバランスでぐっときます。
「……っ! 意気地なんてありませんよ?! 悪いですか?! 殺しなら慣れていても、こういうのは勝手が違うんです! 脅しておかないと断られるかもしれないでしょう?! 断られるなんてごめんです!」
アイリーンに真意を見抜かれて本当にぎゃあぎゃあ騒ぎ出すカーティス。
「駆け落ちに脅迫は基本なんです!」
出た、名言!
ロベルトの場合はまだ不安要素があって、それを解決するのに当夜イベントを費やしていましたが、カーティスの場合はそんな杞憂は一切ないのでアイリーンも即決です。しかしよく会話がすれ違う二人だ。その度に苛々したり悩んだりして、その度に直球でぶつかって解決すればいい(笑)
結局、二人は朝まで部屋で過ごした後駆け落ちしたのかー……当夜じゃないな、前夜だな!
ロベルトみたいにこの部屋がいいーっていうのではなく、単に余裕だからって理由で居座るカーティスがえらい頼もしいです。確かに、なんにも心配いらなそう……

そして駆け落ち後。
このEDのアイリーンの服は若妻らしくて可愛いよなーと思う。
カーティスは、なんかいかにも旦那様って感じでこれもまたなんか別の意味でいい(笑)
でも、この関係もなかなか倒錯的だなぁ。
自分に自信が持てなくて、わざと危険を呼び込むことでアイリーンを繋ぎ止めようとするカーティス。そんなカーティスの奥底を知りつつ甘んじるアイリーン。
駆け落ちEDはこんな感じの、甘いんだけど何処か倒錯がかった演出が多いですよね。
かと言って達成EDは倒錯的でないのかというと、あっちはあっちで「愛人ポジションっていい」だの「子供作りましょう」だのと言い出すから微妙に計れませんが。
自信が持てないレベルはでもタイロンが一番……いや、スチュアートも微妙に……えーと、この3人はどっちにしろ揃ってスリートップかも……ロベルト・シャークはあんま問題ないんですけどね。
中でも一番タイロンが目に付きやすいってだけで、自信のなさにかけてはカーティスも同じくらいかも知れません。
むしろ、最初から否定してかかるのでなく、受け入れた上で喪失に怯えるレベルはカーティスがダントツトップかもなー。

アラロスの人間模様は、本当に細かくて好きです。
カーティスの心の動き、現在に至るまでの過程がアイリーンの文章を通してすごくよく解る。
達成EDよりは、ある意味リアルかも知れないですね。
いや、設定は全然リアルじゃないんだけどね(笑)


~カーティス達成ED~
んでもって、達成ED。カジノで黒賭けしてクリアしました。
このEDのカーティスの服が好き! このままじゃ砂漠には出れないので通常の服には出来なかったでしょうが、もうちょっと見たかったな。アイリーンの服との対比も好き。お似合いお似合い。
しかし、駆け落ちEDと比べると初っ端は雲行きが怪しいのが達成EDの特徴だなぁ。ロベルトの例もあったし、大丈夫だろうと思っていたのだけど、「だって、女王の愛人って、なんだかいい響きじゃありません? 僕は、あなたの愛人なんですから、どうせなら高位についてもらいたいな」なんて言われたらそりゃアイリーンでなくても不安になるよ。だってアイリーンはずっと『普通』になりたいと言ってきたわけだし。
しかし、駆け落ちEDと違って後継者は指名しなかったのか、カーティス。その他にもアイリーンに対するおどけた言動とか、駆け落ちEDに比べてあまりにもいい加減なのは何故だ(笑)
アイリーンも、駆け落ちEDではカーティスの愛を疑ってませんでしたが、達成ED序盤は出ていくんじゃないかと不安になったり部下に嫉妬したりで立ち位置逆転。いや、カーティスは変わらず不安なのだろうけど、アイリーンの立ち位置がかなり違うと思います。
こっちのアイリーンはあくまでプリンセス、至クィーンだからかな。
「名案です。これしかありませんよね」
確かに名案だけど廃案だよ!!

その後、カーティスの特殊?な性癖が次々と暴露。
いやまぁ命令される方が好きって言うのはそうなんだろうなーと思ってました。人を纏めるのとか苦手そうだし、面倒そうだし……でも命令されるのも生半可な人じゃ許せないだろうしってそうだアイリーンなら全然OKむしろ適役じゃないかって感じですよねきっとね!
しかし、考えてみればこれも駆け落ちEDと表裏一体なのかも。命令されるっていう事は、命令役に必要とされてるって事ですから、カーティスにしてみれば命令して貰いたいに決まっていますよね。
やっぱ一貫してるんだなぁ。

「女王になりたくないんでしょう? 煩わしいなら、逃げてしまえばいいんです。好きな国にさらっていってあげますよ?」
「……か、簡単に言うわね。反逆罪で、ものすごい額の懸賞金がかけられるわよ」
「だって、簡単ですから」
うん、確かに簡単だった。
「僕だから付き合ってあげるんですよ? 感謝して、ずっと傍にいてくださいね」
カーティスにとっては、危険のない安穏とした『普通』の生活をアイリーンと送るより、『普通』でない状態のアイリーンを支えているフリして傍に置いて貰っている方がいいのかも知れないですね。自分の価値を疑わずに済む、というか。
しかし、その所為なのかなんなのか知らないけど随分とまぁ口調が若返っているというか、弾んでいるというか(笑) 駆け落ちEDに比べると3つは若く見えます。
実際幾つだか知らないけど、25は越えてるかその前後なんじゃないかなー。
家族は離れないもの、と言ってせがんでいる辺り、やっぱり何処か何か理由というか繋がりというか、確たるものを求めているのがカーティス=ナイルなんでしょうね。

ていうかチェイカさん大好き。声の調子がすんごい素敵なんだけど!
「どうぞ今すぐ死んでください」に痺れます。邪魔されてもチェイカさんなら平気! チェイカさんなら大歓迎!!(アルメダ状態)
「ご主人様、この男、危険人物なんです。特に頭が危ないので、離れてください!」
確かにまぁ危ないっちゃ危ないし、『普通』ではないよなぁー。
しかしカーティスって意外と肉付きいいですよね。腕は細いけど、胸板は厚そう。腰も細くないし、結構きちんと筋肉質というか、男性的な体つきだよね。(何処を見ていますか)
こういうキャラって華奢に描かれがちですが、カーティスはこの方がいいな。

もしかしたら駆け落ちEDよりも『普通』ではないEDですが、警告音はないようだからいい……のかな(笑)
うーん、ロベルト逃亡EDと同レベルでアウトな気もするんだけどな!
カーティスの方が毒が強いって事なのか。


~統括~
パッチ前は見れなかったイベントや見逃したイベント等全て見ることが出来たので、やっぱり一本に絞って正解でした。特にカーティスは私的本命なので、出来れば一本化したかったからなー。
初プレイ時ほどのトキメキ?はありませんでしたが、その分色々じっくり考えられて面白かったです。
なんだかんだでやっぱヤバいよカーティスは(笑)
というわけでCG・回想モードの回収率は!

CG回収率:85%
回想回収率:79%


うーん、こんなもんか。

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