ソウルクレイドル 裏ルート記録・3
- 2007/03/04 04:00
- ソウルクレイドル
いよいよもってオドロオドロしくなってきた裏ルート中盤。
破壊神の行く末が心配です。
※以下ネタバレ注意!
廃墟の街・プルキニエへ侵攻。
ああ、アグリッピとピーナがいる! うう、ごめんよ二人とも!
暫くクピト族達を相手にしていると、義賊エンドルフが参戦。
速攻でリベアチームをぶつけて倒してしまったプレイヤーを許してくださいクピト族のみんな……
楽しくないと言ったら嘘になるけど、どう考えても待ち構えている結末は破滅しかなさそうなので、ちゃっちゃとクリアして男主人公でダネットに付き纏い女主人公でギグEDを迎えたい…… けど、裏ルートのシナリオの先も物凄く気になるんだよなぁ!
シェマに接触するとイベント発生。
またカオス空間に外道者が! というよりは、純粋に切ないですね。
表ルートで事情を知ってると、シェマの言ってることの意味がよく分かる。
シェマ~! でもこっちに入っても多分救われないよ。こんな壊れた御一行だもの!
シェマの連れはナッシュ&レルシュというらしい。彼女たちは表ルートでも居たかな? 四周目で確認してみよう。
ていうか、シェマが仲間になったと思ったら間髪入れずに攻撃指令が発動し、ナッシュ&レルシュを含むシェマ以外のユニットを屠ってしまいました。ははははは! き、気にしない気にしない!
そういえばソーンダイクさんが防御陣とかやってたな。自動で発動する技なんですね。
33日後。なんだかいきなり険悪です。もう慣れたけど。
ギグが悪魔なら、リベアは悪魔っ子か。可愛らしい響きだけど実体は微塵も可愛らしくない。
「見たかったな、現場。」って……あぁああー。ギグでもリベアでも悪夢は変わらないなぁ。
って、え……
ソーンダイク――!?
「ソーンダイクが壊れてる……。」
「相棒にゃ負けるけどな。ククク……。」
ここで、表リベアが悲しそうな顔をする様がふっと頭に過ぎりました。表のリベア・ギグと裏のリベア・ギグが対面したらどんなハルマゲドンが起こるんだろう。いやそんな恐ろしいこと起こって欲しくないけど。
ピネ? ピネはどうなったの? 死んじゃったのかな。33日経過したんだものな……。
その頃のアグリッピ。
表ルートではいつの間にか支配されていつの間にかついてきてって感じだったから余り気に留めてなかったけど、今、次に表ルートに行ったら絶対に優遇してやるからなと心に決めた。
コーホートはソーンダイクとはまた違ったベクトルに壊れちゃってるな……あぁうぅ。
つーかジンバルト抜け毛気にしてんのか! こんな殺伐としたルートでボケるなー!!
コーシャスの街へ。
いきなり「こんにちは。」と挨拶するリベア。こわい……こわいよ……
そしてもっと怖いのはドリーシュの変貌だ。なにこれ!? ドリーシュどうしちゃったの!? ホーソンが何かしたのか!? ……あ、そうか、……。
主人公達がザザンザの街でドリーシュに出会わなかったから、というか表ルートよりは遙かに時間が経過してるから、ドリーシュはそのままホーソンの手の中にいたわけか。
そして、口許を布で隠した女と同じ結末になったのか。……そんなー!
お、表、表ルートに帰りたいぃいい!!!(涙)
味方召喚時のボイスも物凄い鬱入ってる……敵の声も、闘剣士は気合い入ってるし、ドリーシュはうわっついてるし……う、うあぁああー……ドリーシュ……! なんでレビンは助けにこないんだよ! ばかぁあああ!!(理不尽) オレは強い、お前等は弱い、とかやってる場合じゃないだろー!!
戦闘中もふわふわとしているドリーシュを倒すとイベント発生。
「まあ、シェリー母さま……。ごきげんよう。奇遇ですのね。お母さまも小鳥を捕らえに?」
シェマをシェリーと呼ぶドリー。記憶が戻っているわけではないようだけど、心が壊れてしまったことで退化しているのか……。シェリーは赤ちゃんのドリーとずっと一緒にいたんだものね。
その後も会話は続くんだけどちょ、っとこれは……書けないな。書きたくないな。ドリー、哀しすぎる。
「そのときね、髪飾りがね、折れちゃったの……。お母さまの形見なのに……ごめんなさい。……怒る?」
「!? この髪飾り……!」
ドリィィイイー!! その後シェマがドリーに優しく話し掛けて、「お姉ちゃんって呼んで?」とお願いする場面で涙腺が決壊しかけました。
確かにこっちでは二人とも生きてるよ? 生きてるけどさ、生きてるけどこれってあんまりだ……! おまけに今主人公は世界を支配する真っ最中なわけで、この先幸せになんて生きられる筈ないんだから。
戦闘終了。ホーソンと会話。
世界征服のために自分の軍隊に入らないかと誘うホーソンに対し、主人公はにべもなく「断る。」その後もしつこく食い下がってくるのを見たギグが、
「相棒は断るっつってんだろ!?」
とものっっすごい怒声を飛ばしました。いや文字で記せばいつも通りなんだけど、ドスの利かせ方がものすごかった! ほ、本気でびびったよ今!? 腹に響いた……
そして、表ルートと同じくシェマに殺されるホーソン。本当はいい人なんじゃないかと思わせた表ルートとは違い、どこまでも哀れな死に方でした。この人の行いは表ルートでも裏ルートでも変わらないんだね。こいつに限っては、死んでも仕方ないやと思ってしまうよ。
すっかり壊れてしまっているドリーシュは支配さえも受け付けない。
彼女のことはシェマが面倒を見ることにしたようです。さすがのシェマも、ドリーシュがこんなになってしまっては金持ちがどうこうと言ってる場合じゃないみたい。微笑ましくないわけじゃないけど、表のドリーの快活さを思い出すにつけ、どうしたって救われない……。
借りを一つ返す?
なんだか分からないけど、選んでみたらピーナに術がかかり、そこに割り込んだ主人公が消滅。どうやら雷の直撃を受けたようで、天罰が下ったと喜ぶピーナ。動転するクルテッグに、ドリーの心配をするシェマ、居もしないリカートに呼びかけるソーンダイク、相変わらず商売ばかりしているコーホート。
エンドルフ登場辺りから思っていたけど、主人公が危ない時のギグの焦り声は、あれ表ルート序盤の比じゃないぞ。どっちかって言うと終盤の声色に近い。まさかギグ、自分よりえげつないリベアに肩入れしたんじゃ……やばいってまずいってギグ喰われるって!! 表ルートだったら微笑ましく見守るけど裏の主人公はまずいっ!!
心なしか声の起伏も激しくなってるし、心配だよギグ……! 主人公はもう行くトコまで言っちゃってるからいいけどさ、お前ヴィジランスなんだから……ギグなんだから……! たった3人で勝てると思うなよなんだから……!!
いやそれを言うなら、主人公も本来ギグがいるから寂しくないよな人なんだけど。
邪眼の術師イード登場。
しかし、表主人公なら当然の行動だけど、裏主人公が何の理由もなくピーナを庇うとは思えん。何か感じるものでもあったのか? 滅ぼされたって事はないだろう、主人公……だし。一応。
と思っていたら、やはり起伏の激しいギグの叫びと共に主人公復活。
「ここまでコケにされて黙ってられるかよ! 借りはでけぇぜ! やるか相棒!」
「行く。」
「クックック……。オレも同じ事考えてたぜ。イードのクソ野郎には死の前に絶望を与えてやらんとなぁ!」
って、主人公飛んでっちゃった!? もしや一気にオウビスカ国へ侵攻か!
オウビスカ国。
奴が来たぞ!と叫ぶファンクス騎士を足蹴にして「何か踏んだ?」って……う、うわ。
「クックック……。ゴミむしどもが次々出てきやがるぜ!」
「待ってあげないよ。」
抑揚があるのかどうかも定かでない台詞を吐き捨てながら戦闘開始。
勿論、南端まで突っ込むなんて真似はせず律儀に全滅させます。
これは裏ルートだからじゃないぞ!? 表ルートでもいつもこうだからな!?(それもどうか)
オウビスカの城へたった一人で侵攻。
イードが居ないと聞いて、即「いないんなら、城、貰おうか。」という発想に行き着く主人公はまるで何かに飢え続けているようだ。これって育った環境がどうとか、性格の変化がどうとかじゃなくて、世界を喰らう者としての能力が嫌な方向に目覚めちゃった場合なんじゃないの……?
表ルートの時はイードにハメられたり罠に引っ掛かったりロクな思い出のない城ですが、裏ルートではそんな王道的な展開に足止めされる筈もなく、兵士を押し退けて中へ中へ。
ギグはすっかり参謀と化してるなー。過激度も主人公に比べたらちょっと低い。
「うそ、まさか……こんなに細い人間が……?」
細い上に女なんですが、誰もそこに突っ込まないのでやり切れなくて仕方がないです。性別の別れている意味をもうちょっと! もうちょっと追求して欲しかった……! 声が入るから多くは望めないのだろうけど。
「おいおい、そんなばっちい包帯男ほっとけよ! げっ! 触るなって、おい!」
倒れ込んでいるゲシュタルに近付く主人公。
これって210年ぶりの父子の対面のはずなんだが、そんな気配は全然ありません。
「私がお前の主人だよ。」
「お前が俺の主人……?」
おとうさま――!? まさかの下僕化!? 娘、じゃない元息子の下僕になるのか!?
ああああ、支配しちゃった! いいのかよこれ!? 表ルートのラストシーンのかっこよさは何処へ!!
次なる戦闘選択肢の「楽しむ」というのが物凄く気がかりだ。
オウビスカの城を乗っ取った事で、ここに帝国を作ろうと言い出すリベア。
「帝国? 王を名乗るんだな。どーせだからカッコイイ名前名乗ろーぜ?」
そして二択。喰世王と魔王かー。魔王だとありがちというか、ちょっと間が抜けてるよね。喰世王って言う方が世界を喰らう者の主人公には合っている気がするし、どっちかって言えばこっちのが本筋っぽい。
ギグの相棒らしいぜ発言は表でも何度か聞いたことあるけど、意味合いが全く異なるな(汗)
44日後。また何かモメてるよー! 毎回これだな! なになに?
「だから、魔侮堕血帝国で決まりっつってんだろーが!」
…………。
は??
まぶだ……?
「あーギグさんよ……。言いにくいことだが……それだけは止めた方がいいんじゃねえかい?」
「……ダサイんよ……。」
「あんだと!? メス羽ムシごときがオレ様のセンスにケチつけんなよ!」
…………。まぶだちていこく……。
ギグ、ネームセンスなかったんだな……。
どうやら、主人公が10日前に暴れて以後、ギグが何かしらしたらしい。
って、あれ? 44日後じゃなかったっけ? ……。もしかしてこれ、単にゲーム開始日から44日経ちましたよって事で、足し算じゃなかったりする? うわ勘違いしてた!!だんだん眠る時間が長くなるなーと思ってたのに~!!
ていうか「まぶだちていこく」で決定なんだ。そうなんだ。なんでもいいんだ。……。まぶだち……。
他の面々もなんかまた異様な事になっています。
「うるさいなあ。」
「マジ、ウゼェ。ここは保育所かよ……。よそ行ってやれ。よそ行って。」
同じ感覚を共有するから主張が被る事も多いんだろうけど、ギグが主人公の意を汲んで取りはからってるように見えるから恐ろしい。でも保育所には完全同意だ。かおす!! 明るめの戦闘曲がBGMな辺りも更にカオス!!
しかし城も出来て国も出来て、ラスボス街道一直線だな。
イップス登場。裏ルートでホタポタの名前が出たの初めてじゃないか?
そしてアグリッピが奪われたと。
クラスターが不治の病? そんな話聞いたこと……って、禿げ? そういえばコーホートのシャンプーにも食いついてたけど、まさか不治の病って禿げだとか言わないよね?
ヨードとエンドルフがアグリッピ達の救出に現れる。
ヨードが情けなさ全開ながらも踏ん張っているのを見てちょっと燃えました。やれば出来るじゃん! エンドルフも一緒だしいけるんじゃないか!? ……って、戦う相手はこっちだった。
うがあ! 表ルートに帰りたいー!!
ヨード達の会話は微笑ましいし、表だったら力強いことこの上ないけど、この場合倒すべき敵は主人公側なんだよね。む、虚しい……ヨード達の気構えが虚しいよ……
そしてクピト族が逃げていこうとした時、ピーナが悪魔っ子こと主人公に何故あの時雷から自分を助けたのかと問う。悪魔に操られてるだけで、本当は優しいんじゃろ?と。
うん、表の主人公は優しいよ。すごく優しいよ。でもこっちの主人公はそんなわけがない。
案の定、ピーナに返ったのは「あそこで死なれたら面白くないしさ。」という非情な答え。そして主人公の矛先はアグリッピへ。
わあああ! アグリッピ死んじゃったー!! そうくるだろうとは思ったけど死んじゃったー!!
表でも裏でもレギュラーだったのにー! 今リーダーだったのにー!!
「……なんで……なんでこんな……」
「その顔が見たかったんだ。」
「――!!」
「もっと、もっと見せてよ。」
主人公、外道……!!
「ククク……相棒、お前もすげーな。」
ギグ、声の感じがちょっと引いてないかお前。ギグは別にS気質じゃないもんな。単に破壊好きなだけで。
戦闘開始。
「うちらは一人じゃないんよ! みんなの力でぶち倒しちゃるけぇね!」って言われると負けてあげた方がいいんじゃないかと思ってしまいます、表ルートでそれを実践した身としては!
唯一の幸いを言うなら、アグリッピやピーナが直接ストーリーに絡んでくる事がないって事か。だからこれだけ酷い事になったのかな……あ、いやでもドリー! ドリーが!! ドリー酷いよ!? コーホートやソーンダイクもやば……あ、みんなダメじゃん。
たった3人しかいないお前ら以下略な感じで挑んでくるエンドルフ達を、それこそ強制イベントも何もなしに一蹴するのは胸が痛みます。
ヨードの踏ん張りとエンドルフの男気が遺憾なく発揮された燃えイベントを経て支配から逃れ、覚醒したイップス……を、一撃で滅殺した時はちょっと泣きそうになりました。主人公理不尽ッ!!
戦闘終了。エンドルフ達は能力を煙幕代わりに使って遁走。
なんかもう、本当ラスボスの気分だ。見事な対比だなー。恐らくはそういう主旨だと思うんだけど、ここまで本格的にラスボスなシナリオはやったことないぞ。これ考えた人って何を思ってストーリー構成したんだろう……純粋に気になる。
って、ユーフォリアァアア!!! レビン! レビンはどうした!? あれで終いか!?
そしてクルテッグはやっぱりいいキャラしてます。裏ルート一番の収穫は、誰がなんと言おうとクルテッグだ。
メディアンの危機を察知し、イードが瞬時に到来。
贄にするったって、ユーフォリアには魂がないから駄目なんじゃ?
そして神々の言葉は主人公にも解る様子。そりゃーそうだ。このルートじゃ明らかになってないので、驚くギグの反応が懐かしくもあり切なくもあり。そしてどっちのルートでもギグはイードが気に食わないようですね。刺々しい!
元息子に従順なゲシュタルの姿にがっくりしつつ、支配されて仲間入り。
どうせすぐ抜けちゃうだろうけど、折角だからメディアンと同じ部屋にしてやろう。
破壊神の行く末が心配です。
※以下ネタバレ注意!
廃墟の街・プルキニエへ侵攻。
ああ、アグリッピとピーナがいる! うう、ごめんよ二人とも!
暫くクピト族達を相手にしていると、義賊エンドルフが参戦。
速攻でリベアチームをぶつけて倒してしまったプレイヤーを許してくださいクピト族のみんな……
楽しくないと言ったら嘘になるけど、どう考えても待ち構えている結末は破滅しかなさそうなので、ちゃっちゃとクリアして男主人公でダネットに付き纏い女主人公でギグEDを迎えたい…… けど、裏ルートのシナリオの先も物凄く気になるんだよなぁ!
シェマに接触するとイベント発生。
またカオス空間に外道者が! というよりは、純粋に切ないですね。
表ルートで事情を知ってると、シェマの言ってることの意味がよく分かる。
シェマ~! でもこっちに入っても多分救われないよ。こんな壊れた御一行だもの!
シェマの連れはナッシュ&レルシュというらしい。彼女たちは表ルートでも居たかな? 四周目で確認してみよう。
ていうか、シェマが仲間になったと思ったら間髪入れずに攻撃指令が発動し、ナッシュ&レルシュを含むシェマ以外のユニットを屠ってしまいました。ははははは! き、気にしない気にしない!
そういえばソーンダイクさんが防御陣とかやってたな。自動で発動する技なんですね。
33日後。なんだかいきなり険悪です。もう慣れたけど。
ギグが悪魔なら、リベアは悪魔っ子か。可愛らしい響きだけど実体は微塵も可愛らしくない。
「見たかったな、現場。」って……あぁああー。ギグでもリベアでも悪夢は変わらないなぁ。
って、え……
ソーンダイク――!?
「ソーンダイクが壊れてる……。」
「相棒にゃ負けるけどな。ククク……。」
ここで、表リベアが悲しそうな顔をする様がふっと頭に過ぎりました。表のリベア・ギグと裏のリベア・ギグが対面したらどんなハルマゲドンが起こるんだろう。いやそんな恐ろしいこと起こって欲しくないけど。
ピネ? ピネはどうなったの? 死んじゃったのかな。33日経過したんだものな……。
その頃のアグリッピ。
表ルートではいつの間にか支配されていつの間にかついてきてって感じだったから余り気に留めてなかったけど、今、次に表ルートに行ったら絶対に優遇してやるからなと心に決めた。
コーホートはソーンダイクとはまた違ったベクトルに壊れちゃってるな……あぁうぅ。
つーかジンバルト抜け毛気にしてんのか! こんな殺伐としたルートでボケるなー!!
コーシャスの街へ。
いきなり「こんにちは。」と挨拶するリベア。こわい……こわいよ……
そしてもっと怖いのはドリーシュの変貌だ。なにこれ!? ドリーシュどうしちゃったの!? ホーソンが何かしたのか!? ……あ、そうか、……。
主人公達がザザンザの街でドリーシュに出会わなかったから、というか表ルートよりは遙かに時間が経過してるから、ドリーシュはそのままホーソンの手の中にいたわけか。
そして、口許を布で隠した女と同じ結末になったのか。……そんなー!
お、表、表ルートに帰りたいぃいい!!!(涙)
味方召喚時のボイスも物凄い鬱入ってる……敵の声も、闘剣士は気合い入ってるし、ドリーシュはうわっついてるし……う、うあぁああー……ドリーシュ……! なんでレビンは助けにこないんだよ! ばかぁあああ!!(理不尽) オレは強い、お前等は弱い、とかやってる場合じゃないだろー!!
戦闘中もふわふわとしているドリーシュを倒すとイベント発生。
「まあ、シェリー母さま……。ごきげんよう。奇遇ですのね。お母さまも小鳥を捕らえに?」
シェマをシェリーと呼ぶドリー。記憶が戻っているわけではないようだけど、心が壊れてしまったことで退化しているのか……。シェリーは赤ちゃんのドリーとずっと一緒にいたんだものね。
その後も会話は続くんだけどちょ、っとこれは……書けないな。書きたくないな。ドリー、哀しすぎる。
「そのときね、髪飾りがね、折れちゃったの……。お母さまの形見なのに……ごめんなさい。……怒る?」
「!? この髪飾り……!」
ドリィィイイー!! その後シェマがドリーに優しく話し掛けて、「お姉ちゃんって呼んで?」とお願いする場面で涙腺が決壊しかけました。
確かにこっちでは二人とも生きてるよ? 生きてるけどさ、生きてるけどこれってあんまりだ……! おまけに今主人公は世界を支配する真っ最中なわけで、この先幸せになんて生きられる筈ないんだから。
戦闘終了。ホーソンと会話。
世界征服のために自分の軍隊に入らないかと誘うホーソンに対し、主人公はにべもなく「断る。」その後もしつこく食い下がってくるのを見たギグが、
「相棒は断るっつってんだろ!?」
とものっっすごい怒声を飛ばしました。いや文字で記せばいつも通りなんだけど、ドスの利かせ方がものすごかった! ほ、本気でびびったよ今!? 腹に響いた……
そして、表ルートと同じくシェマに殺されるホーソン。本当はいい人なんじゃないかと思わせた表ルートとは違い、どこまでも哀れな死に方でした。この人の行いは表ルートでも裏ルートでも変わらないんだね。こいつに限っては、死んでも仕方ないやと思ってしまうよ。
すっかり壊れてしまっているドリーシュは支配さえも受け付けない。
彼女のことはシェマが面倒を見ることにしたようです。さすがのシェマも、ドリーシュがこんなになってしまっては金持ちがどうこうと言ってる場合じゃないみたい。微笑ましくないわけじゃないけど、表のドリーの快活さを思い出すにつけ、どうしたって救われない……。
借りを一つ返す?
なんだか分からないけど、選んでみたらピーナに術がかかり、そこに割り込んだ主人公が消滅。どうやら雷の直撃を受けたようで、天罰が下ったと喜ぶピーナ。動転するクルテッグに、ドリーの心配をするシェマ、居もしないリカートに呼びかけるソーンダイク、相変わらず商売ばかりしているコーホート。
エンドルフ登場辺りから思っていたけど、主人公が危ない時のギグの焦り声は、あれ表ルート序盤の比じゃないぞ。どっちかって言うと終盤の声色に近い。まさかギグ、自分よりえげつないリベアに肩入れしたんじゃ……やばいってまずいってギグ喰われるって!! 表ルートだったら微笑ましく見守るけど裏の主人公はまずいっ!!
心なしか声の起伏も激しくなってるし、心配だよギグ……! 主人公はもう行くトコまで言っちゃってるからいいけどさ、お前ヴィジランスなんだから……ギグなんだから……! たった3人で勝てると思うなよなんだから……!!
いやそれを言うなら、主人公も本来ギグがいるから寂しくないよな人なんだけど。
邪眼の術師イード登場。
しかし、表主人公なら当然の行動だけど、裏主人公が何の理由もなくピーナを庇うとは思えん。何か感じるものでもあったのか? 滅ぼされたって事はないだろう、主人公……だし。一応。
と思っていたら、やはり起伏の激しいギグの叫びと共に主人公復活。
「ここまでコケにされて黙ってられるかよ! 借りはでけぇぜ! やるか相棒!」
「行く。」
「クックック……。オレも同じ事考えてたぜ。イードのクソ野郎には死の前に絶望を与えてやらんとなぁ!」
って、主人公飛んでっちゃった!? もしや一気にオウビスカ国へ侵攻か!
オウビスカ国。
奴が来たぞ!と叫ぶファンクス騎士を足蹴にして「何か踏んだ?」って……う、うわ。
「クックック……。ゴミむしどもが次々出てきやがるぜ!」
「待ってあげないよ。」
抑揚があるのかどうかも定かでない台詞を吐き捨てながら戦闘開始。
勿論、南端まで突っ込むなんて真似はせず律儀に全滅させます。
これは裏ルートだからじゃないぞ!? 表ルートでもいつもこうだからな!?(それもどうか)
オウビスカの城へたった一人で侵攻。
イードが居ないと聞いて、即「いないんなら、城、貰おうか。」という発想に行き着く主人公はまるで何かに飢え続けているようだ。これって育った環境がどうとか、性格の変化がどうとかじゃなくて、世界を喰らう者としての能力が嫌な方向に目覚めちゃった場合なんじゃないの……?
表ルートの時はイードにハメられたり罠に引っ掛かったりロクな思い出のない城ですが、裏ルートではそんな王道的な展開に足止めされる筈もなく、兵士を押し退けて中へ中へ。
ギグはすっかり参謀と化してるなー。過激度も主人公に比べたらちょっと低い。
「うそ、まさか……こんなに細い人間が……?」
細い上に女なんですが、誰もそこに突っ込まないのでやり切れなくて仕方がないです。性別の別れている意味をもうちょっと! もうちょっと追求して欲しかった……! 声が入るから多くは望めないのだろうけど。
「おいおい、そんなばっちい包帯男ほっとけよ! げっ! 触るなって、おい!」
倒れ込んでいるゲシュタルに近付く主人公。
これって210年ぶりの父子の対面のはずなんだが、そんな気配は全然ありません。
「私がお前の主人だよ。」
「お前が俺の主人……?」
おとうさま――!? まさかの下僕化!? 娘、じゃない元息子の下僕になるのか!?
ああああ、支配しちゃった! いいのかよこれ!? 表ルートのラストシーンのかっこよさは何処へ!!
次なる戦闘選択肢の「楽しむ」というのが物凄く気がかりだ。
オウビスカの城を乗っ取った事で、ここに帝国を作ろうと言い出すリベア。
「帝国? 王を名乗るんだな。どーせだからカッコイイ名前名乗ろーぜ?」
そして二択。喰世王と魔王かー。魔王だとありがちというか、ちょっと間が抜けてるよね。喰世王って言う方が世界を喰らう者の主人公には合っている気がするし、どっちかって言えばこっちのが本筋っぽい。
ギグの相棒らしいぜ発言は表でも何度か聞いたことあるけど、意味合いが全く異なるな(汗)
44日後。また何かモメてるよー! 毎回これだな! なになに?
「だから、魔侮堕血帝国で決まりっつってんだろーが!」
…………。
は??
まぶだ……?
「あーギグさんよ……。言いにくいことだが……それだけは止めた方がいいんじゃねえかい?」
「……ダサイんよ……。」
「あんだと!? メス羽ムシごときがオレ様のセンスにケチつけんなよ!」
…………。まぶだちていこく……。
ギグ、ネームセンスなかったんだな……。
どうやら、主人公が10日前に暴れて以後、ギグが何かしらしたらしい。
って、あれ? 44日後じゃなかったっけ? ……。もしかしてこれ、単にゲーム開始日から44日経ちましたよって事で、足し算じゃなかったりする? うわ勘違いしてた!!だんだん眠る時間が長くなるなーと思ってたのに~!!
ていうか「まぶだちていこく」で決定なんだ。そうなんだ。なんでもいいんだ。……。まぶだち……。
他の面々もなんかまた異様な事になっています。
「うるさいなあ。」
「マジ、ウゼェ。ここは保育所かよ……。よそ行ってやれ。よそ行って。」
同じ感覚を共有するから主張が被る事も多いんだろうけど、ギグが主人公の意を汲んで取りはからってるように見えるから恐ろしい。でも保育所には完全同意だ。かおす!! 明るめの戦闘曲がBGMな辺りも更にカオス!!
しかし城も出来て国も出来て、ラスボス街道一直線だな。
イップス登場。裏ルートでホタポタの名前が出たの初めてじゃないか?
そしてアグリッピが奪われたと。
クラスターが不治の病? そんな話聞いたこと……って、禿げ? そういえばコーホートのシャンプーにも食いついてたけど、まさか不治の病って禿げだとか言わないよね?
ヨードとエンドルフがアグリッピ達の救出に現れる。
ヨードが情けなさ全開ながらも踏ん張っているのを見てちょっと燃えました。やれば出来るじゃん! エンドルフも一緒だしいけるんじゃないか!? ……って、戦う相手はこっちだった。
うがあ! 表ルートに帰りたいー!!
ヨード達の会話は微笑ましいし、表だったら力強いことこの上ないけど、この場合倒すべき敵は主人公側なんだよね。む、虚しい……ヨード達の気構えが虚しいよ……
そしてクピト族が逃げていこうとした時、ピーナが悪魔っ子こと主人公に何故あの時雷から自分を助けたのかと問う。悪魔に操られてるだけで、本当は優しいんじゃろ?と。
うん、表の主人公は優しいよ。すごく優しいよ。でもこっちの主人公はそんなわけがない。
案の定、ピーナに返ったのは「あそこで死なれたら面白くないしさ。」という非情な答え。そして主人公の矛先はアグリッピへ。
わあああ! アグリッピ死んじゃったー!! そうくるだろうとは思ったけど死んじゃったー!!
表でも裏でもレギュラーだったのにー! 今リーダーだったのにー!!
「……なんで……なんでこんな……」
「その顔が見たかったんだ。」
「――!!」
「もっと、もっと見せてよ。」
主人公、外道……!!
「ククク……相棒、お前もすげーな。」
ギグ、声の感じがちょっと引いてないかお前。ギグは別にS気質じゃないもんな。単に破壊好きなだけで。
戦闘開始。
「うちらは一人じゃないんよ! みんなの力でぶち倒しちゃるけぇね!」って言われると負けてあげた方がいいんじゃないかと思ってしまいます、表ルートでそれを実践した身としては!
唯一の幸いを言うなら、アグリッピやピーナが直接ストーリーに絡んでくる事がないって事か。だからこれだけ酷い事になったのかな……あ、いやでもドリー! ドリーが!! ドリー酷いよ!? コーホートやソーンダイクもやば……あ、みんなダメじゃん。
たった3人しかいないお前ら以下略な感じで挑んでくるエンドルフ達を、それこそ強制イベントも何もなしに一蹴するのは胸が痛みます。
ヨードの踏ん張りとエンドルフの男気が遺憾なく発揮された燃えイベントを経て支配から逃れ、覚醒したイップス……を、一撃で滅殺した時はちょっと泣きそうになりました。主人公理不尽ッ!!
戦闘終了。エンドルフ達は能力を煙幕代わりに使って遁走。
なんかもう、本当ラスボスの気分だ。見事な対比だなー。恐らくはそういう主旨だと思うんだけど、ここまで本格的にラスボスなシナリオはやったことないぞ。これ考えた人って何を思ってストーリー構成したんだろう……純粋に気になる。
って、ユーフォリアァアア!!! レビン! レビンはどうした!? あれで終いか!?
そしてクルテッグはやっぱりいいキャラしてます。裏ルート一番の収穫は、誰がなんと言おうとクルテッグだ。
メディアンの危機を察知し、イードが瞬時に到来。
贄にするったって、ユーフォリアには魂がないから駄目なんじゃ?
そして神々の言葉は主人公にも解る様子。そりゃーそうだ。このルートじゃ明らかになってないので、驚くギグの反応が懐かしくもあり切なくもあり。そしてどっちのルートでもギグはイードが気に食わないようですね。刺々しい!
元息子に従順なゲシュタルの姿にがっくりしつつ、支配されて仲間入り。
どうせすぐ抜けちゃうだろうけど、折角だからメディアンと同じ部屋にしてやろう。