逢魔時~怪談ロマンス~ プレイ記録・11
- 2012/04/15 00:00
- QuinRose, 怪談ロマンスシリーズ
CG達成率:59% | |||
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遠野篤郎:100% | 式部密:0% | 由良城閨悟:0% | 日比谷京極:88% |
飛浦萌葱:0% | 和泉零次:100% | 梨畑和歌子:40% | 他:97% |
シーン達成率:56% | |||
遠野篤郎:100% | 式部密:0% | 由良城閨悟:0% | 日比谷京極:90% |
飛浦萌葱:14% | 和泉零次:100% | 梨畑和歌子:40% | 他:84% |
遠野篤郎狙いで三周目。END到達、回想100%達成しました。
※以下ネタバレ注意
◆初回移動画面から開始。
◆「保健室?はっ、そんなもんかよ。安心しろ、てめえは俺が病院送りにしてやる」
◆「そうね、保健室や病院なんて生温いわね。墓場行きにしてあげるから、覚悟しなさい」
◆こうだったのにな……! いつも仲裁に入ってた日比谷さんもびっくりだろうよ。
◆「こいつと決めた女がいたら、そいつだけでいい。なんとしてでも、俺のものにしてやる。その代わり、俺も他なんか見ねえ。全部捧げてやる」「面倒そうな男よね……」
◆このやり取りを見た時から、いずれ静がその対象になることは分かりきっていたわけですが、あそこまで言葉通りに挑みかかってくるとは思いませんでした。なんだろう、予め宣言してあるんだからその通りにするのが当たり前とはいえ、何故かぎょっとしたんだよ! 本気すぎたんだよ!
◆「不幸になんか、しねえよ。何をしてでも幸せにしてやるぜ」
◆これも忠実に実行してくるんだろうな。ベストED楽しみだ!
◆静の「違う」という違和感についてもここで既に出ていたな。回想3は重要だ。
◆回想4あたりでは、静の方も同じくらいか、少し多めに意識していそうなのになぁ。
◆由良城と対立するシーンは展開が分かってても緊張する。ここのCGは「他」の欄に入っていたから、由良城ルートでも発生しそうだ。
◆「どの口が言うんだ、どの口が。てめえがか弱くなんかねえことは、とっくの昔から知ってるんだよ」
◆遠野との付き合いっていつ頃から始まったんだろう。密が一番古いのは間違いないと思うんだが、その他は分からん。
◆「うるせえな。……てめえがあいつと話してるのを見たら、なんだか苛立ったんだよ」
◆この頃から限界突破の片鱗はあったな……
◆そういや喫茶店辺りから段々「あれ?」と思うことが増えたかも。
◆単に感じたことを喋ってるだけなんだろうけど、無性に恥ずかしい!
◆「……あんまり他の男に触られるな。イライラする」
◆(最近、遠野にはどきっとさせられることが多い。……やっぱり、調子が狂っているのかも)
◆このまま何事もなければお互い順調に発展してったのかもしれないな。静も、遠野と「秘密」を共有していることを楽しんでいるみたいだったし、いい感じだったと思う。
◆「それじゃあ、楽しみにしているわ」「……ああ。楽しみに、待ってろ」
◆ここまでは和やかなんだけどなあ……
◆後半戦のゴングとなる夜の公園を経て、秋祭りへ。
◆「他の男には……、な」の一言は何度見てもかっこいい。初回は予想外のシリアスの気配にそわそわしてたな、ここ。和泉ルートがああだったから、遠野ルートでもそこまで深くは関わらないと思ってたんだ。
◆「馬鹿じゃねえ。俺は、本気だぜ」「は……? な、何を言っているのよ」「何を、って、言葉通りの意味だ。それ以外に含みなんて、ねえよ」
◆遠野かっこいいなあ!
◆[遠野の気持ちも……、自分がドキドキしていることも。それら全てを、否定したい]
◆否定したいというか、否定する他ないというか。
◆「ば、馬鹿なことを言わないで」
◆[自分でも制御できないくらい、落ち着かなくなる。咄嗟に私は遠野を殴り、その場から逃げ出していた。]
◆静……。
◆うーん。普段の静なら予想外の相手に告白されたからって逃げたりなんてしない、よな。相手が真剣に告白してきたのなら、それに見合うくらいにはきちんと返事できる人だったと思う。今までも、相手の反応によって「言いすぎた?」と思った時はフォローしていたし、それは遠野相手でも同じだったはず。
◆この大騒ぎしてる教室の中で、由良城がどんな顔して見てたのか想像するとちょっと怖い。静が鉄拳をお見舞いしなかったら、遠からず由良城が突っかかってってたんじゃないだろうか。
◆(遠野は……。本気……、なのよね。)(私の、気持ちは……? …………)
◆ここまで考えてもなお無視に走るというのも、確かに静らしくないな。和泉の嫉妬で何だかんだあった時も、その帰りがけや休日に話を切り出してなんとか収めようとしてたし、本来黙って相手が諦めてくれるのを待つような性格じゃないよね。
◆ここまで徹底的に拒絶されてもなお立ち向かっていく遠野は本当に男前だな……!
◆それか、遠野にも静の様子が不自然に見えてるんだろうか。本当に嫌いならもっと違った反応になりそうだし。
◆相談相手は密にしてみたけどやっぱ怖い。
◆(あの子に……、申し訳ない。妖と、幸せになるなんて……)
◆静の妹は、静の目の前で妖の手にかかって死んだのかな。
◆「どこの誰だよ。そんな男、ぶっ殺してやる」「いないわよ、そんな人。また、そういう物騒なことを……」
◆(簡単に、殺すとか…… 本気ではないのかもしれないし……。妖が他者を殺すのは、それほど騒ぐことでもないけれど……)
◆違和感を抱いたきっかけが人間への暴行で、それ以後物騒なことを言われるたびに引っかかるのなら、温厚な由良城との関係はすんなり進むかもしれないな。遠野はメインキャラの中では力も強いし、妖らしい妖と言えるかも。
◆「なんだと……? おい、涼江、てめえ……」
◆嫌いだから応えられない、じゃなくて、何か訳の分からない違和感に引っかかるから応えられない、と言われれば「なんだと」って返したくもなるよな。遠野にしてみればそりゃ納得できない!
枕投げ後、大詰め。
鬼火一つの状態で進めたところ、選択肢は表示されず、グッドEND行きの展開に沿って進みました。
そしてそのままグッドENDに突入。なるほど、やっぱり合流するのか。
今までの展開の見直しもできたし、よし! 満を持してベストEND見るぞ!
燻り続けた静の本気に期待しよう!
◆枕返しと別れたところのセーブから再開。
◆「俺が聞きてえのはだな。……てめえが俺を好きなのか、嫌いなのか、それだけだ」「…………」
◆直球勝負な遠野が頼もしい。
◆(……どうして私が、こんなに悩んだり、振り回されないといけないのよ)
◆(……こんなの、私らしくない。振り回されっ放しなんて、ガラじゃないわ)
◆静、行け行け!頑張れ!もう喧嘩のつもりでもいいから元気になってくれ!
◆「……あなたを好きかどうかなんて分からないわよ」
◆「だから……、確かめてやるわ」
◆行った――!!
◆あれだけ悩んだり相談したりして出した解決策がこれとは!(笑) 狼狽える遠野を初めて可愛いと思ったぞ。
◆思えば、相手を可愛いと思える瞬間って、静が押し気味の時でもあるんだよね。遠野ルートだと、静が遠野を押したことって今までなかったからな。どうりで男前振りが怖いくらいだったわけだ。
◆[物事は、あまり単純にはできていないらしい。]にクスッとした。確かに、これでお姫様が目覚めれば苦労はしない。
◆(っ……。そ、そんなほうまで……?)(…………)(……そんなほうって、どんなほうよ)
◆地味にツボった。ここぞというシーンで、ここぞという空気になりすぎて慌てている時に、主人公のちょっと笑える突っ込みが入るとホッとします。これくらいの距離がちょうどいい。本当の本当にここぞ!という時は浸らせてくれるし。
◆「なあ、涼江。てめえは、俺とおまえが違うものだとか、わけの分からねえことを言いやがるけどよ。たとえ、もし、本当に違うものだったとして……。それがなんだっつうんだ」
◆遠野かっこいい!
◆「私は、あなたのことを……。好きになっても、いいのかしら」
◆静……。
◆普段が普段だけに、たまにすごく可愛いことを言われるとドキッとする。そしてその後でしんみりする。
◆「……好きにすれば、って言ったのよ」
◆なんだかんだで、こういう静の方が安心するな!
◆シーンラストの構図が好きです。
◆修学旅行後、学校生活。
◆「馬鹿、必要以上に近付いたら、遠野に殺されるぞ! 傍に寄らず、目を合わせないように歩くんだ……」
◆劇物扱いかよ! まあ解るけど! 遠野なら確実にそれだけで半殺しにしそうだ。
◆そりゃ静が戻ったと思われる部屋で結界張られてて、中に遠野と二人じゃなぁ。和泉のように、誰か来るとも限らない池の周辺ならまだしも、これでバレなかったら不自然すぎる(笑)
◆「よし、適当にそこら辺にいる奴らを一掃してくる。それでいいだろ」「いいわけないでしょう」
◆遠野が物騒すぎて、同レベルかそれ以上の問題児であるはずの静がストッパー役に!
◆「あなたに守ってもらわなきゃいけないほど、私はヤワじゃないんだけど。……そのぐらい、知っているでしょう?」
◆「当たり前だ。てめえのことを弱いなんざ思っちゃいねえ」
◆「それでも、好きな女が居心地悪そうにしてるのを見るのは、我慢ならねえんだよ。そういうもんだろうが」
◆言うなあ遠野! 今まで攻略した中でも屈指の口説きっぷりに痺れます。
◆日比谷さんは二人の関係知らないのかな? 知ったら知ったで、修学旅行で何をしているんだと怒りそうだが…… いや、でも校内じゃなきゃ別にいいのか? 本人は本人であれだったが、(プレイヤーにとって)棚上げ状態で怒ってても驚かない!
◆「ねえ、一つ相談があるんだけど」「私達、やっぱり別れない?」
◆静はこれをこの先何回言う羽目になるんだろう。
◆性格と疲れと素直になれないのとで言動が過激になる静が見ていて面白い。ちっとも堪えないで俺様に振舞う遠野とお似合いだ。そういえば回想3で、「なんとしてでも、俺のものにしてやる」と語ってた遠野のこと、静は傲慢って切り捨ててたな。今はこうだけど、グッドENDなどで静が逃げてる状態だと無理強いしてこない遠野を知っているので、そこは擁護したくなる。一本筋通ってて、男らしくて好きだ。何かと疲れそうなのは否定できないが。
◆静のやられたらやり返す主義は裏目に出ることも多いな(笑)
◆展開が色々あれすぎて恥ずかしい! でもやっぱ遠野は横顔かっこいい!
◆遠野が、というか、逢魔時の絵の横顔描写がツボなのかな。筆遊びイベントで文字書いてる和泉も格好良くて好き。
◆「てめえは、売られた喧嘩は買う女だろ? 逃げるんじゃねえ」「喧嘩なの、これ?」
◆まぁ喧嘩に例えたらそうなっちゃうよな。
◆バングル綺麗だ! 修学旅行の時、遠野がCGで手に取ってたっけ。
◆「いいから、ぐだぐだ言わず受け取れよ。貰う義理だってあるだろ?」
◆修学旅行の前半を思い出す。あの面と向かってのお断り発言の直後によく買ったな! さすが遠野、逃がす気ゼロだ。
◆この分だと、もし静が本気で遠野を嫌ってたとしても諦める気なかったんだろうな……
◆遠野のバングルは青みがかってるのか。微妙な色の違いがそれっぽい。
◆「どちらにせよ……。最初から、もう戻れないし……」
◆静が過去に関する発言をするたびに切なくなります。これだけ零していると、いつか遠野が何かのきっかけで察しそうだ。妹がいた、というのも聞いているしな。
◆「……なあ、念のため、もう一度言っておくぜ。俺は、同じものだろうが違うものだろうが、おまえを愛している」
◆だとしても、遠野ならそれまで通り静を愛して守るのだろう。それくらいの確信は抱かせられたよ、今までの猛進ぶりで!すごかったよ!
◆「同じものだろうと、違うものだろうと……。どっちだとしても……、いいものね」
◆こうして静が吹っ切ってくれるのは嬉しいけど、同時に悲しさも感じるな。日比谷ルートの静の気持ちが解るかも。
◆あれ!? バングルとか出てきて、すごくいい雰囲気だったからこのまま終わるのかと思ったら、続いただと!?
◆確かに今までのベストEDはもっと長かったが、さっきの場面で終了してても全く不満ないくらいの盛り上がりだったから不意打ちだった。しかも密が出てくるし! 嬉しいが同時に身構えてしまう。
◆「友達だからって、油断ならねえよ。こういうことは、ちゃんと言っておかねえとな」
◆特に相手が密だしな……。プレイヤーにとっても得体が知れないくらいだから遠野はもっとだろう。
◆「はは、偉そうなこと言うよな~。最初は嫌だって、避けられまくっていたくせに」
◆ずばり言うなあ。確かにあの避けようはすごかった。正直言ってワクワクした。
◆そして案の定違和感の話に。密の、その、意味ありげな沈黙が怖い! しかも心なしか不機嫌そうな真顔だったんだが!
◆「はん。違うとかどうとか、くっだらねえ。違ったとして、それがなんなんだっつうの。あほらしい、どうでもいいにもほどがあるぜ」
◆「そんなことをぐだぐだ気にするなんざ、馬鹿なんだよ。ものっすげえ、馬鹿だ。つーか、器が小せえというか……。馬鹿馬鹿しいことでうじうじ悩みやがって、どうしようもねえな」
◆今、ただでさえ高かった遠野の株が上がりすぎて突き抜けた音がした。
◆これ、遠野本人はもちろん静に向けて言ってるつもりで、そこがまた男前でかっこいいんだけど、その横で静より遥かにダメージ喰らってる人がいるぞ。連鎖してる連鎖してる!むしろ本命に直撃してる!
◆なんだこれ、密ざまあとでも言っておけばいいの!? 面白すぎるんだが!
◆俺のものだとかお人形さんだとか言ってる反面、元人間と妖怪なんてうまくいかないと親友に甘んじている密の臆病さが暴かれた感じだな。少しずつ解ってきたかも。和泉の時も、どうせうまくいかないと思いながらからかっていたのかな。
◆うまくいったらうまくいったで、静がこちら側に留まる一因である恋人は排除しにくいしでどうしようもないよな……。なんかだんだん愛しくなってきたよ、密!
◆映画鑑賞帰り。
◆「しかし、好きなのかはっきりしなくて、イライラするとか……。おまえに言えることか?」
◆これは痛い!(笑)
◆気恥ずかしくて口に出せない静の葛藤が可愛いです。ツンデレってやつか。
◆「俺だって、正直に言っただろうが。観念して、そろそろ素直になったらどうだ」
◆選択肢で真っ先に「絶対に言わない」を選んだ自分は間違っていないはずだ。
◆遠野がかっこよすぎて軽く死にたくなるレベルです。なんなのこの人!?ちゃぶ台返しどころじゃないんだが!?
◆この期に及んで拳が飛んでくるとばかり思ってた静が可愛い。長らく険悪だったから、その感覚が全く抜けてないんだな(笑)
◆……いや、遠野側が抜けすぎなんだよ……
◆そのままスタッフロールに入ったので、一度タイトルに戻ってから「仕方がないから言う」を選んでみる。
◆え!? 展開違うの!?
◆「ちょっと、何よ。自分は堂々とクラス全員の前で言っておいて、こっちが言ったら、照れるわけ?」
◆「……うるせえな、不意うちだったからだ。てめえのことだから、嫌がってはぐらかすかと思ったぜ」
◆向こうが遠野優勢で格好いい遠野を見れるなら、こっちは静優勢で可愛い遠野が見られるのか!? なんて贅沢な……ッ!!
◆「なんだ、あなたって強気なのかと思っていたけど…… 強いのは、自分から押すときだけ? 純情なのねえ」
◆静の反撃スイッチ入ったぞ!
◆「……おい、何、調子に乗ってやがるんだ。今までは、てめえが押されっぱなしだったくせによ」
◆「そうよ、だから、気に食わなかったのよね。やっぱり、私は自分から攻めるほうが合っているわ」
◆オープニングムービーの台詞来たー!! 逢魔時が期待のゲームだった理由の一つだったんだ、これ! これ以上ないタイミングで言ってくれてありがとう静!
◆この終わり方よかったー!! 先に「絶対に言わない」を選んでいた自分に拍手喝采。違う意味で間違ってなかった!
◆それにしても、ENDの最後の最後で展開分岐するとは……。不意打ち過ぎてプレイヤーが動揺したよ! 回想で見るとベストENDとして一纏めになってるし、贅沢にも程がある! 全方位網羅というやつですね。さすがという他ない!
遠野篤郎ベストENDクリア!
CG、回想共に達成率100%になりました。
ああ、面白かったッ!! すごくすごく面白かった!!
もう私このゲームの信者になろう、そうしよう! ここまで楽しませてもらったら手放しで褒めるッ!
特にEDの満足感が素晴らしいです。今まで自分がプレイしたことのあるQuinRoseのゲームは皆そうだったけど、逢魔時はその中でも特に突き抜けている気がする。これに慣れてしまったら後々面倒そうだと思うほどに!(笑)
本編のボリュームも起伏と伏線を孕んでしっかりしてるし、CGも多く挟まるので、全体的にとても贅沢な作りだ。
プレイしていて、ずしりとした手応えがあります。
世界観・キャラ・シナリオが尖りまくりなので好き嫌いはものすごーく分かれるだろうけど、それ以前の作りは文句なし!
そして自分はその世界観・キャラ・シナリオに興味を持って購入を決め、結果ど真ん中に当たってしまったので、もはや客観的な評価ができません。ご了承ください。そもそも、客観的・主観的とはなんぞやというところで思考が詰まる始末だ。
まだあとメイン2人+サブ2人残ってるので、それ次第での変動はあるかと思いますが、今のこの「目一杯楽しんだ!」という感覚は過去形にしても決して揺らがないだろう。これを味わいたいがためにゲームで遊び、こうして記録まで書いていると言っても過言ではない。大事にしていきたいです。
いや、すっごかったよ遠野ルート……!
遠野の容赦ない口説きに静の容赦ない拒絶が合わさって一種のハルマゲドンを起こしていた気がします。
よくやったなこんなシナリオ! 冗談抜きで感心しました。
修学旅行で静が遠野に「死になさいよ、あんた。頼むから」と言い放った瞬間、プレイヤーは感動に打ち震えたね! もう全力でついていこうと思った! 静さん愛してる、ずっとシャープなあなたでいて!
また、静がそうして拒絶する裏に、どうにもならないシリアスな事情と、毛嫌いしていた相手に恋をした事による葛藤が織り合わさっていたのがよかったです。前者を吹っ切る前はその切なさにハラハラし、吹っ切った後は微笑ましさにニヤニヤした。
しかし、顔を合わせれば喧嘩してばかりいた二人が、共通の趣味を通して戸惑いながらも恋を育む、という少女漫画らしいお題目から、気付けば千里も離れたところにきていたな……。途中まではそれっぽかったんだよ、途中までは!
なんだろうな……まず遠野の限界突破ぶりが予想外だったよな……。
プレイ前予想で舐めてかかったら引っくり返されそうだのなんだの書きましたが、実際舐めてかかる隙などどこにもありはしなかった。もう色々本気すぎて怖かった。過去の諸々抜きにしても静さんドン引いたんじゃね?と思うくらい怖かった。鬼かよ!鬼だ!
静との温度差が目立ったのも、前述した、「毛嫌いしていた相手に恋をした事による葛藤」を遠野側が微塵も抱いていないせいじゃないかなあ。好意を持ってからの戸惑いや歩み寄りといったものを遠野があまりに軽々と飛び越えたために、余計静に圧し掛かってたんじゃないだろうか。
プレイヤーも予想外だったよ! 二人で半分このはずが、相手がいきなり全部放り出して攻勢に出たんだもの!(笑)
攻勢に出るきっかけは真っ当だったけど、出た後が本当にすごかったです。圧倒された。有言実行すぎました。
また静に対して一切無理強いしなかったのが良かったな。キスすらベストED確定展開でないとしなかった。男らしすぎて眩暈がしたよ! それでいて静から攻められると真っ赤になって調子崩すとか、どんだけなんだ本当に!
生き生きしている静が好きなので、ラストの展開は静優勢の方が気に入りましたが、それでも遠野がとてもかっこいいという感想は動かし難い。俺様強引キャラにはピンとこないことが多いけど、遠野には負けた! かっこいいです。
お腹いっぱいなシナリオとENDでとても満足したのですが、一方でもっともっとこの二人を見ていたい気持ちもあるな。
これは遠野に限りませんが、十年二十年後の、妖怪ならではの変わらない日常とか興味あります。
言うだけならタダだ!(笑)
以下達成率メモ。記事前書きにある表と一緒です。
CG達成率:59% | |||
---|---|---|---|
遠野篤郎:100% | 式部密:0% | 由良城閨悟:0% | 日比谷京極:88% |
飛浦萌葱:0% | 和泉零次:100% | 梨畑和歌子:40% | 他:97% |
シーン達成率:56% | |||
遠野篤郎:100% | 式部密:0% | 由良城閨悟:0% | 日比谷京極:90% |
飛浦萌葱:14% | 和泉零次:100% | 梨畑和歌子:40% | 他:84% |
「他」を除けば、全体の半分を遊んだくらいかな。
今作のCGは、見て得した!と思えるような好みなものが多くて嬉しいです。
あんまり書かないけど、思わずギョッとして目を背けたくなるようなCGも昔(アリスの頃)は多かったんだ!(笑)
そこまで重要視してないとはいえ、感情移入の妨げにならない程度にはよくあって欲しいという我侭。
今作も全てが良いとは言えないけど、枚数を考えれば充分許容範囲です。
特に大事なシーンにはここぞとばかりに綺麗なCGが使われていて嬉しい。
グッドENDの遠野が何度見てもかっこよくて悔しいです。悪い笑顔の静も素敵。
ベストENDのフェンス越しのシーンも好きだな。シチュエーションの勝利だ!
そういえば、待ちぼうけENDでも遠野は攻勢に出るんですよね。
流れとしては本筋と似た感じになりそうだが、その細部を想像すると楽しいです。
由良城と今度こそ正面衝突する可能性もある、か?
思えば、由良城はいつも終盤になると影が薄くなるので可哀想だ。片想い設定的に仕方ないのかな。
遠野に限らず、強制終了ENDのその後は想像するとわくわくします。
日比谷さんの強制終了ENDもシリアスだけど魅力的だ!
暴走ENDも日比谷さんがあのまま死んだとは限らないし、束縛ENDはある意味一番美味しいかもしれない。
同じくシリアスっぽい密辺りで、どうしようもなく最悪な強制終了ENDが来たりするのかな。回想数多いしな、密。
ここまで良い感じのEND揃いだと、それはそれでインパクトが大きそうだ(笑)
おまけ!
妖怪史が収集率55%になり、4時間目に妖術基礎IIが追加されました。
一つ目入道かっこいい! のだが、何故相手役の百々目鬼さんがいないんだ!? そこは外しちゃいけないところだろ!?
修学旅行で話が出た瞬間光速で反応したというのに……! 別ルートで出て来るといいな、百々目鬼さん。
雷獣がモコモコでかわいいです。
妖術基礎IIはゲージ目押しによる人魂飛ばしミニゲーム。
目押しは得意だ!任せろ!赤い線がシャドウハーツのクリティカルヒットエリアに見えるぜ!
何度かやって最高記録が480m代だったけど、これは距離によって出て来るキャラが決まってるっぽい?
自爆して慌てる由良城と当然と言った素振りの遠野しか見ませんでした。
癪だけど、今度は手を抜いてへなちょこ魂にしてみるかな。
既に出ているミニゲームを何度かこなす。
放課後で遂に100点台を出したぞ! さすがの日比谷さんにも褒められました。
しかし相変わらず日比谷さんと密しか出ないな。放課後はこの二人限定なんだろうか。
夜休みで攻略済みのキャラとメニューの引っ張り合いをする。
遠野と京極のお弁当を引っ張り合った時はいつ日比谷さんが乱入してくるか気が気じゃなかった(笑)
和泉のおはぎ定食の引っ張りっぷりが妙に強かった気がする。きつねうどんの本気が楽しみだけどなかなか出ないな。
日比谷さんと謎のスープを引っ張り合う光景はシュールでした。目玉とか浮いてるけど、日比谷さん、それ食べれるの……?