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アラビアンズ・ロスト感想その1

悪人だらけのファンタジー恋愛アドベンチャーゲーム、全EDクリア。
……の筈なのですが、イベント回収率は未だ70%止まりです。
何割かはバグによるものなのでしょうが、それでも見てないイベントが沢山ありそうな気配……

というわけで、未踏イベントの回収を目標に二周目開始。

正直予想してたより遙かに面白かったので、何もなくても何周かする予定ではありました。
でも前作「魔法使いとご主人様」で隠しイベント消化やED制覇に奔走した経験から、今作も初回プレイじゃコンプはまず無理だろうなーと思ってた(笑)
まぁ今回はお金稼ぎも楽だし、システムもさくさく進むので繰り返しは苦痛じゃないかも。
キャラも皆魅力的だしね!(若干一名苦手な属性がいましたが)

以下、システム周り+各キャラの簡易感想になります。

※以下ネタバレ注意


◆基本プレイスタイル
主人公≠プレイヤー=読者
一途上等・股掛け躊躇
戦闘馬鹿・意地でもLV5
ギャンブルめんどい
借金いらない
ちきんはーと

◆イラスト
立ち絵はもう一段階くらい塗り深くしても良かったんじゃないかなーと思うけど、十分好きな部類。
イベントCGも大量だし、それぞれ構図が凝ってて面白い。 どっかで見たような、っていうのが全くなかったのには驚きました。個人的にはただ綺麗なだけの絵よりもこっちの方が断然好き。CGも少ないより多い方が嬉しい。
ラブレボは一枚一枚綺麗だったけど枚数少なかったし、それを思えば私にはこっちの方が合ってるかも。
他にない感じだし、この方針は維持して欲しいです。
巷では評判悪いっぽい立ち絵も表情やポーズにキャラの特性がよく現れてるし、体格の差も表現できてるので慣れさえすれば無問題。

◆システム
前作より断然使いやすくなってて良いです。
ただ、使用ツールの特性上画面の一番上に置いてないと動かないというのがなぁ……感想書いたりするのにちょっと不便だし、ブツ切りになる印象。あとやっぱりこのツール重いよね。
その他、アイテムのまとめ買いが出来ないのが割と面倒くさい。「10個ずつ買う」とかその辺のボタンが欲しかったかも。売却時は「全て売却」で手っ取り早く済むから楽なんですが。
ただ、今までやってきて使ったのは各回復薬10数個と強壮剤5個、糸玉5個くらいのものだったので、それだけあればいいかも。元気の素は盗賊が落としていくし。最初は全種類買ってたんですが、後の方はそんな感じで横着してます。

◆音楽
アラビアン的な曲が目白押し。戦闘曲もそれっぽくて燃えます。
不満は特にないなぁ。主題歌も良いし、挿入歌(でいいの?)やED曲も好き。
……問題は別作業してると流せないってことなんだ!(買うにしても手持ちがない)

◆おまけ
CGモードと回想モード。
回収率が見れるし殆どのイベントは網羅されてるしで便利ではあるんだけど、ところどころ見たにも拘わらず抜けてるCG・イベントが……例によってバグかな?
依頼受けたのにアリジゴクが出なかったりもしたし、誤字も少しあったし、そこら辺まとめて修正パッチが来そうですね。


以下キャラクター簡易感想。攻略キャラはクリアした順です。

◆ロベルト=クロムウェル
お姫様を助ける王子の役に憧れる可愛い人。でも暴力嗜好でスリル狂。
賑やかなカジノに日夜ひきこもってるのは寂しがり屋だかららしいが、その反面他人を痛めつけるのに躊躇無さすぎなのはどうしたものか。
印象に残った台詞:「俺に死ねって言うんですね・・・」

◆カーティス=ナイル
あちこち壊れた自己中変態暗殺者。
予想以上にやばかった。全キャラ一やばかった。でも一番可愛くも見える。
仲良くなると健気化して尽くすし一生懸命だしそのくせすぐ拗ねるし、乙女的萌えどころは目白押し……なんですが、笑顔で毒吐いたり殺す殺す連発したり実際殺したり物騒な我が儘言ってごねたり嫌いな人間にはマジで容赦なかったり、といった地の部分も変わらずそのまんま。……そこが一番好きですが。(面白くて)
印象に残った台詞:「あはは…っ。僕、狂人みたいですか?」

◆シャーク=ブランドン
家族想いで常識人な一面が目立った大人キャラ。
もちろん悪人ではあるんだけれども、前2人に比べたら遙かに頼りがいがあって安心感二乗。
もれなく可愛い弟兼息子もついてきます。
目立った萌えはないけどお気に入り。
印象に残った台詞:「何?とるなよ!?」

◆ライル=スルーマン
き…… 鬼門……!!(汗)
いい先生モードは切り抜けられましたがEDで轟沈。くると思ったよ!
嫌いじゃないですがプレイヤー的に苦手なタイプ。でもロベルトと絡んでる時のライルは生き生きしてて素敵だ。恋愛さえ絡まなければ好きなのかも。
印象に残った台詞:「いつまでも成長しないんですから・・・」

◆スチュアート=シンク
プリンセスが色々察してくれるタイプの性格じゃなかったらこの人は一体どうなっていたのか。
不器用意地っ張り嫌味も大概にしとかないとギャグになる上に可愛い男の烙印押されちゃうよ!
印象に残った台詞:「勢いだ!」

◆チェイカ&アルメダ
てっきりアルメダの片思いだと思ってたので、相思相愛だったのは予想外。
酒場イベントは手に汗握った。主人公を巡るラブロマンスも好きだけど、脇役の人間模様を見守るのもいいものです。
ED、プリンセスにラブメール送って来てるのは候補者の誰かかライル先生なんだろうな。
印象に残った台詞:「チェイカさんの言う通り!」

◆マイセン&ミハエル
兄と悪魔。彼らのルートはアルメダ&チェイカと同じ横道ですね。
アリシア(前作主人公)好きとしては兄の想いにビックリ&申し訳なくなった……ごめんマイセン、自分の中でアリシアはセラス、ミラー、サイラスの何れかとくっついて領主EDって事になってる!(セラス、ミラーはともかくサイラスだと兄が可哀相すぎやしないか)
でもアリシア(ローレイ)&アイリーン(シモン)は良いですね。
会えないのが残念だなぁ……取り引き達成ED後にでもアリシアが訪ねてきたら面白いのに。
ミハエルは攻略キャラ(?)の中でもとびっきり幼稚だ。あのカーティスでさえ己の立場や将来設計について真剣に考えてたのに、ミハエルってば! 表面的な強さはカーティスより上でも、精神的にはカーティス以下って事でいいのかな……(どちらに於いてもカーティスは決して弱くないはず)
ED後はどたばた活劇になりそうな。色気のいの字さえなければ(マイセンちゅーはともかくミハちゅーは駄目だったー!)その後も見てみたい(笑)
……っていうかあのちゅーは正直要らんかったんじゃ。 二人の外道っぷりが強調されたくらいか……。
印象に残った台詞:「俺眠い」

◆タイロン=ベイル
イベントの大半がスチュアートと被っていたためどうにも印象が薄い……
インパクトもスチュアートの方が大きかったし、順番逆にすれば良かったなぁ。タイロンはプリンセスが「普通」になりたがってるのを良く知ってるので、ギルカタールらしい一面は殆ど見せません。せいぜい元彼関連くらい?
元彼と言えば固定イベントはともかく、外出先イベントはちゃんと個性が出てて面白かった。洞窟で挟まったのが忘れられない。
プリンセスとの恋模様よりも、幼馴染としての信頼関係やスチュアートとの悪友関係の方に重点が置かれてた気がします。好みのシナリオでした。
印象に残った台詞:「三、俺が技を使って、砕く」

◆アイリーン=オラサバル
等身大に悩んだり焦ったり自己嫌悪に陥ったりするところがアリシアより好きかも知れない主人公。
サバサバとまではいきませんが、ケジメつけるところはしっかりつけてるので、一国のプリンセスとしての説得力十分です。
恋愛事や色事に慣れてるのも高ポイント。強調フォントでのツッコミが鋭すぎるのも高ポイント。悪人達の悪事がマンネリ化しないのはその度プリンセスのツッコミが映えるからだと信じて疑ってません。彼女のツッコミが入らなかった特典CDボイスは大変居心地が悪かったです。
余談ですが、アイリーンのビジュアルと性格、昔やったギャルゲの裏ヒロインそっくりなんですよね。今で言うツンデレタイプで、言動キッツイんだけどその分能力は高スペック、純情な主人公をからかって面白がるくせに素直じゃなくて、でも単なる意地っ張りでは終わらない。今もそのキャラの事は大好きなので、余計アイリーンに思い入れが出来ます。声がつくなら桑島法子さんにやってもらいたい……!(っていうかボイスついて欲しかった)
印象に残った台詞:「くそ。子供っぽい・・・」

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