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アラビアンズ・ロスト 2ndプレイ記録・1

CG回収率:80%
回想回収率:72%


こういうゲームの場合二周目って言っていいのか迷ったので、名付けて2ndプレイ記録。字面で読みとって頂ければ幸い。

まずはロベルトルート+ライルでイベント回収を狙う予定です。
次にカーティス&シャーク、スチュアート&タイロン、その他イベント回収……で4周かな?
必要であればまたやり直します。特に、後の方の名前のキャラは未回収イベント無くても単体でやり直すかも。
やっぱ股掛けだと集中できないし落ち着かない。

そういえば、修正パッチを当てたら回想モードの並び順が変わったような?
回収率も2%くらい増えた? って事は回想減った? 何か重複してるものでもあったのかな。
しかし……これは前からなんだけど、どういう順番で並んでるのかサッパリわからん(笑)
魔法使い(前作)はまだ想像ついたんだけどなー。うーん。
有力なのは場所順……か? それでも入り乱れてる感じ…… 開発上の理由かな?
あと回想モードのBGMが個人的に好きかも。
CGモードの方はきっちりキャラごと&イベントごとで統一されてますね。見やすくて嬉しい!

※以下プレイ記録になります。
全EDクリア済みの為、未プレイの方はご注意下さい。




折角なのでプロローグから通して始めることに。
名前はデフォルトのままアイリーン・オラサバル
「プリンセス・アイリーン」って響きがなんかいいと思う。「プリンセス・アリシア」も良かった。

オープニング、ライル先生と鍵開け。
これがあったから後の流れになるんですねー。正しくオープニングだったわけだ。うん。
鍵開けについての説明。こういうのが随所随所で入るアラロスはその分世界観が分かりやすくて好きなんだけど、くどいと感じる人もいるのかな。
「宝箱とは、盗賊の技術によってしか開かないものです」
……鍵では開かないのですか? というツッコミは無しでしょうかライル先生。
はっ、そもそもこの世界の宝箱には最初っから鍵なんて存在しないのか!?(大穴)
やばい、王宮の宝箱とか凄い有り得そうだ! なんか襲いかかってくるし!

難しい宝箱の開錠に成功し、「ふっふっふ、すごい?ね、すごい?すごい?」とはしゃぐプリンセス。OP体験版の時からこのシーンがお気に入り。婚約者候補相手の辛辣さとは雲泥の差な無邪気加減が微笑ましくて笑えます。あれですね、これがツンデレってヤツなのね!(多分)

プロローグに限らず、ことある毎に「普通になりたい」と零すアイリーン。
ギルカタールは好きだし、ギルカタールのプリンセスに生まれたのは誇りだけど、「普通」になりたい。「普通」の恋をして「普通」の人生を送りたい。
アイリーンがギルカタールを好きだと思ってるって事は、女神シモンの願いは叶ったとみていいのかな?
あとの「普通」は暗示だよね。あ、それと人を愛する事も願いの一つか。
シモンの下敷きがあるからとは言え、全編通してアイリーンの主張が一貫してるのは見てて気持ちいいですね。
そりゃあこれだけの理由があれば政略結婚なんて以ての外だろうなぁ(笑)

謁見室の影は候補者の誰かだろうな。ライルだったら王だけならともかく、重臣達の前に出られるわけがないし。
ここで、アイリーンが王位は欲しくないと主張する理由が単になりたくないからじゃなくて、「私は、『普通』になりたい。こんな私に務まるほど王位は軽くないはずだ」という一文にあるのが、さすがQuinRoseのヒロインといった感じ。アリシアの時も思ったけど、王族としての立場の自覚がきちんとあるのが好印象です。それに対する考え方は違うけど、どっちも蔑ろに捉えてる感じはしないですね。

それにしても王妃様のお声は秀逸だ……(惚れ惚れ)

最初の選択肢はロベルトを選択。
「……でも、そうだな、俺には縁がないというか、柄じゃないと言うか……」の呟きは一度クリアしているとにやりとさせられますね。この時点ではロマンス小説や冒険小説が好きな夢想家にはとても見えません(笑)
ロベルトがあっさり退いた背景には、スリルへの共感や打算の他に、恋愛結婚を語る王女にロマンスの片鱗(自分は関わらないだろうにしても)を見い出したからでもあったのかな……と、今では思うんだけどどうだろう。

自室でアルメダやチェイカと婚約者談義。
OPからここまでこの流れを考えると、アラビアンズ・ロストはアイリーンの成長?物語なんだな、という認識になります。シモンの件も併せて読むと、意味深な伏線がどっさり。アイリーンが恋愛や婚約に対して、「普通になりたい」という欲求はあるにも拘わらずどこか客観的なのは、人を愛する事が解らなかったシモンの影響なのかなーとか。自分自身に価値が見い出せないのは自分の責任だと思うところや、それを踏まえて前向きに頑張ってみようと思うところとか。どこかギルカタールを受け入れようとしている部分とか。

誰か恋愛関係になるとかならないとか色々EDによって差はあるけど、全ての語り手であるところもあって、やっぱり全編アイリーンの物語なんだなーと思います。だからアイリーンの影が薄い特典CDに違和感が!(まだ言ってるんですか)
ロベルトの会話でも再認識したんですが、私がカーティスやロベルトを好きなのはアイリーンの目を通してるからこそなんですよね。でなきゃ多分好きじゃない(笑) アイリーンの存在を忘れて考えてみると、どうにか許容できそうなのはシャークくらいしかいません。
だから彼らや物語を語る上でアイリーンの存在が薄いと、まるでクラウドの居ないFF7孫一家の居ないドラゴンボール、果てはセーラームーンの居ないセーラームーンみたいな気がして魅力が半減どころか激減なんです!
こういう風に考えるのは私が乙女ゲームのなんたるかを理解していないからでしょうか。
ラブレボでも思ったけど、ゲームジャンルとしてイマイチ掴み切れないのは、こういった主人公の立場の不安定さがあるのかも。ヒトミもアイリーンも本編では十分キャラが立ってるのに、関連・派生商品では影が薄いっていう…… あれー?となってしまう。本編では主人公という(自分にとっては)一番先に愛着が沸くキャラ位置なのに、それがいきなり引き立て役に成り下がっちゃったみたいで。ひぐらしやFF6、12に見られる「誰もが物語の主役!全員主人公!」といった側面があるわけでもないし。単に攻略対象キャラに恋愛させる為の道具として使われているような気がして、彼女達のキャラを好きになった身としては複雑です。
いっそときメモGSみたいに主人公の個性が最初から薄ければ何も考えることはないのですが(ある意味ジルオールみたいなフリーシナリオRPGと同じだよね)、どっちつかずなのは本当解釈に困ります。魔法使いはその点良かったんだけどなー。声がついたからなのかな……。なんで主人公にはつかないんだろう。感情移入型だからって事だったら最初から個性も排除すればいいのに。あれだけキャラもビジュアルも立ってるのに、声だけつかない理由が飲み込めません。中途半端すぎて引っ掛かってしまうような。

さて、感想の続きにいきたいと思います!

ライルと模擬戦闘。「さて?」と微笑む時のライルの立ち絵が好きだ。
「攻撃は最大の防御です。殺られる前に殺ってしまうのが一番です」
先生! ジルオールではそれを実践しすぎて、攻撃面は申し分ないのに防御面が非常に貧弱です! 攻撃を重視すれば1ターンで倒せるボス相手なのに、ほっとけば僅か二撃で全滅する有様です!
何事もやりすぎはいけないね。アラロスは能力UP固定で良かったかも知れない。

ここでプロローグ終了。ムービーはテンポが良くてやる気出ます。
まずは客室へ行ってマイミハコンビにご挨拶。ここでプリンセスが彼らの素性を信じないのは当たり前といえば当たり前なんですが、シモンが関係してるのかな、と思わないでもなかったり。夢の話が出た後でも、EDに至るまで半信半疑でしたし。
そうだったら巧いなぁ。

ロベルトを伴って斡旋所へ。
王様の弁当を売っぱらってアイテム買い込むのは最早常套手段です。
斡旋所は北が利用しやすいな。南の依頼は受けた時点からのカウントになっちゃうけど、アイテムはとっとけますから。(ていうかぶっちゃけ最後まで殆ど売らな……ゴホン
アイテムの購入はやっぱり1個ずつかー。わかっちゃいるけどめんどくさいですね(笑) 回復薬AとBを15個ずつ、強壮剤を3個買って砂漠へ。これで終盤まで補充要らずだ!

砂漠でちょろちょろ戦闘しつつ、鍛錬所や客室にも寄り道。
好感度の上昇ペースがゆっくりなので、同行頼んだ時の台詞とか砂漠に入る時の台詞とかが前より種類多く見れてます。アイリーンに用事があるかと聞かれて、ありますよ、カジノでカードしたり、カジノでルーレットしたり(中略)今日だってカジノで……とひたすらカジノでの用事を挙げるロベルトに笑った。

そういえば、ロベルトって5、6日経つまで一切イベントが起こりませんよね。初めて攻略したのがロベルトだったのでそういうもんだと思ってたのですが、次に攻略したカーティスでは2日か3日くらいでいきなりイベントが起きてビックリした覚えが。
他のキャラもだいたいそうだし、ロベルトだけが特殊なのかなぁ。
好感度に大した差は無かったはずなので(やり方一緒だったし)、そういう設定になってるのかな。

というわけでロベルト固定?イベント第一回目。カジノの案内をして貰うヤツです。
「朝っぱらからわざわざ悪口言いに来たんですか? 暇な人だなあ……」
ロベルト卑屈すぎ卑屈すぎ!(笑) いやむしろ拗ねてるのか? これは。
このイベントで何がいいってアイリーンの対応だと思う。
「大丈夫。そういう嫉みを持つ人って大体、大した出世ができないで終わるから」
『普通』のプリンセスが微笑みながら言う台詞じゃないね!(笑) でもその通りだ。
妬み嫉みは誰でも持つものだけど、自重しないと我が身に返ってくるものなんだよなあ。

客室でマイミハイベント発生。ユウゼドリアナ……なんとか……フィオレントナグリアにも会えました。(覚えろよ)
確かユウの声やってる人、ラブレボやアラロス主題歌のボーカルの人(CD持ってる)だと思ったけど、本職の声優さんじゃないのによくこんなのつっかえずに言えるなぁ。叔父とか叔母とかに至ってはもう凶器だよ、舌噛み呪文だよ(汗) 尊敬……!
というか、あちこちで感想見るまで普通に声優さんがやってるんだと思ってました。
そのユウですが、アイテムを高く買い取ってくれるし発言がいちいち面白いので大好きです。
あと、やっぱなんだかんだでミハエルとアイリーンは仲良くなれるんじゃないだろうか。そんな気がする(笑)

夜の同行でロベルトの平均睡眠時間が二時間だという事が判明。説教できる立場じゃないとか言ってるけどその通りだよ! 二時間はヤバイよ!

続いてロベルト固定イベント二回目
「かわいそうなライル……」っておーい! ライルEDを見てると突っ込みたくて仕方ないよプリンセス!(笑) アイリーンは他のどの候補者にも騙されたりしないのに、ライルにだけは騙されまくりなんですね。それがあれか、ツンデレ(もういいから)
ここで初・ロベルトの子供時代が。
「毎日同じ時間に起きて、飯食って仕事して、同じ時間に床につくなんて……。……吐きそうです」
確かに、結婚するのに向かない人種であることは間違いなさそうだ。
どうしようもない焦燥感みたいな感じなのかな。高じると気が狂いそうになるやつ。
「なんとなくは察せられても、深いところでは分からない」というアイリーンの独白が的を射てると思いました。

ロベルト砂漠イベント一回目。
やっと起こった…! 砂嵐に食い込んじゃうかと思ったよ。
帽子を脱いだロベルトは多少でも胡散臭くは…… ……あんまり変わらないかも(コラ)
それより帽子を被ったプリンセスがやたら可愛いと思います。この時ばかりはロベルトとシンクロ。ついでに赤くなったロベルトをからかい倒すプリンセスの生き生きとした表情も笑えます。「ああ、面白い」って! でも気持ちはわからんでもないかも(笑)

ライル鍛錬城イベント一回目。
なんだかんだでロベルトはライルに認めて貰いたがってるんですね。何かにつけて引き合いに出すし、存在感が大きいんだろうな。言って見りゃ父親みたいな感じなのかも。
自分も認めて貰いたいと零すアイリーンに対し、素で分かってないライルが可愛かったです。
なんでこの人はああなのにこうなんだ……(笑)

砂漠でのイベントが済んだのでオアシスへ。
ロベルトにまだ早いと止められましたが、一戦闘したらレベルが上がったので問題なし。
ロベルトオアシスイベント一回目発生しました。
王子様になってみたいのかと聞かれてもじもじし出すロベルト。胡散臭さ崩壊の瞬間!
「アンハッピーエンドとか、嫌いです。物語は、やっぱりハッピーエンドじゃなきゃあ……」
これには同感。いや、アンハッピーエンドもそれはそれでいいんだけども、どうせ読むなら……って話になるとどうしても。アラロスはアンハッピーエンドがないから好きだったりもします。楽しみたくてやってるのに、どうして物語の中でまでこんな思いをしなきゃならないのかって思うようなアンフェアっぽい構成のお話もたまーにあるからなぁ(笑)
「……あんただって助けてもらうなら王子様がいいでしょう? ギャンブラーじゃ、物語にならねえ」
ここの部分、CGのロベルトの表情と声の調子も相まって可愛く見えるんですよね。それまでは間違っても可愛いとは思わなかったのですが、ちょっと微笑ましくにやっとしたり。そしてそれに対してのアイリーンの現実的な回答に吹いた! これだから大好きプリンセス。でもそれだけじゃなくて、その後に「……。ロマンがなくて……、悪かったわね」と呟いてみたりするところがアイリーンも十分可愛らしいと思います。主人公の立ち絵があるから、他の乙女ゲームより表情で語る部分が大きいような気がする。
ロベルトの少年時代は確かに可愛らしそうだなぁ。でもそこで写真を欲しがるという行動に出るアイリーンは凄い(笑) 貰ったら引き出しにでもしまってそうですね。時々見ては実物と見比べてため息をつくという……

ロベルト酒場イベント一回目発生。
夜遊びイベントもやっと発生したー! 全体的にロベルトはイベントが遅いのかな。
女神呼ばわり、初プレイ時は聞き流してたけど真相知ると意味深に見えなく……も、な……い?(偶然です)
ロベルトの酔い方は他に比べたらまともな方なのかな。

ライル固定イベント二回目発生。
またも説教されているロベルト。ロベルトとライルの会話は面白くて好き。
ライル評するロベルトは、「ギャンブル狂のガキで、引きこもりで、二重人格者まがいの性悪。おまけに私の言うことを聞かない」だそうで。……ライルの場合「言うことを聞かない」の部分が一番重要なような……。

ロベルトオアシスイベント二回目。
イカサマを教えて貰うやつですね。二人の構図は恋人同士っぽいのにその実カードのイカサマ講座というアンバランスさ。それにしても、このCGのアイリーンは可愛いなぁ。

砂嵐イベント発生ー。
初プレイ時はオアシスに行っちゃって、イベントが起こらなかったもんだから慌ててやり直したんだっけ。
辛うじて張れる結界、会った当初のロベルトだったら「命賭けですね!」とか言って喜びそうだけど、そこそこ親しくなってるので心配が勝るのか…… と思ったらそうだった、ロベルトの結界も賭けだったんだ!
考えてみればもちょっと親しくなってもそんな感じだったかも。ロベルト。

SP0なので休んでみたら、ライルが酒場のお誘いに参上。
乗った先にはロベルトが居て、いつも通りの展開に。
「うるせえな! 俺はおまえと違ってピュアなんだよ! 夢がみたいお年頃なの!」
何を、気が狂ったようなことを言っているんです
ライル先生容赦ねぇ……!
秘密(ロマンス小説愛読)を暴露され掛けたロベルトが去った後、話はロベルトの昔のエピソードに。
一方が乱暴に脅しつけ、もう一方が相方を宥めながら更に追い討ちを掛ける……うわー、いいコンビ!(棒読み) 恐喝の常套手段らしいですね。現実でも。こんなんされたら従う他ないだろうな。

14日目現在、レベルが4になりました。
そろそろオアシスのボスを倒して洞窟に移るか。ライルの鍛錬所に通ってるのでいつもより上昇速度が早いです。
もちろん、お金貯めるのはギャンブルでも別にいいんだけど、RPG畑で育った人間としてはやっぱバトルが燃えるな! イベント回収もしたいしね。
好感度はロベルトが約80、ライルが約45……このままいけるか? 難しい?

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