百鬼夜行~怪談ロマンス~ プレイ記録・19【完】
- 2013/10/08 00:00
- QuinRose, 怪談ロマンスシリーズ
CG達成率:100% | |||||
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宮前慎二:100% | 龍田恭介:100% | 寒澤流:100% | 響乃武蔵:100% | 椿宗次郎:100% | 他:100% |
シーン達成率:100% | |||||
宮前慎二:100% | 龍田恭介:100% | 寒澤流:100% | 響乃武蔵:100% | 椿宗次郎:100% | 他:100% |
宮前慎二別END狙いで九周目。フルコンプ達成!
※以下ネタバレ注意(逢魔時含む)
攻略中「これフルコンプ出来るのか……?」と不安になった百鬼夜行もいよいよ残り1ENDです。
のっけからひどい出だしですまない。
でも二周目三周目あたりは本気で投げようかと思ってたよ!(笑)
なんとかここまで漕ぎ着けられてよかったよかった。
椿ルート以降はそれなりに楽しめたので、慎二ルートから繋がる真相にも希望が持てました。
どんな結末にしろ、蟠りなくすっきり終われるといいな。
◆END突入時のデータは残してあるが、ここは最初から通しで見ていこう。
◆[私は、我儘で臆病だ。自分のことを見てほしいと思いつつ、無難なことしか出来ない。]
◆それも「家の恥になってはいけない」という母親の教育の結果か。
◆家のために愛する女性と引き裂かれたっぽいお父様も、お母様を諌めるどころか、似たようなこと言って娘に圧力掛けるからなぁ。憂が慕っていることを思えば、頼りにならないどころか諸悪の根源だ。
◆憂なりの覚悟があってのことなので、彼女が慎二に言う「好きにすれば」は言葉通りだと思える。
◆慎二以外にも無防備だけど、こと慎二に関しては、何をされても本気で受け入れる気でいるのだろう。
◆「気にしてください。他の奴に触れられたり、しないでほしいです」
◆分かりやすい慎二。
◆「…………。あなたは本当に、忌々しい方ですね」
◆野火の下の一幕。この時の、文章にはならない微かな舌打ちが好きだ。
◆慎二が言う「忌々しい」は全部この意味なんだろうな。
◆修学旅行後のイベントで多恵が言いかけたことがずっと気になっている。どっかで触れたっけ?
◆逢魔時の密と日比谷さん程ではないが、慎二と恭介もルートの流れは似ているかも。
◆図書室のイベントを経て、真相ENDへ。
◆夢という名の過去回想。
◆この頃の憂はお父様にも積極的に話しかけていたようだ。
◆父のほうが反抗期、か。言い得て妙、なのか? お父様にとっては家も妻も娘も、自身を抑圧するものでしかないのかもしれない。
◆(不器用な人なんだ……、と思えば、可愛くもあるかも?)
◆娘らしい思考回路で、精一杯好意的に解釈する憂が健気。
◆「……だから、話を聞くのは、明日以降になってしまうかもしれないわね。ごめんなさい」
◆あのお母様が話を聞けないことを娘に謝るとは!
◆母親との仲も当時はそこまで悪くなかったのか。憂の努力によって成り立っていた関係とはいえ、今は失われているのが悲しい。
◆竜姿のお父様神々しい! 神々しいのに中身があれだ!(笑)
◆街の雑踏。
◆姿が見えないなら見えないなりの危険がありそうだけどなぁ。踏まれたりしないんだろうか。
◆後ろの方の人々、随分と時代が違う格好をしてるような(笑)
◆人間慎二きたー!
◆両目の揃ってる慎二が思いがけず新鮮だった。あるべき姿だろうに、何かが足りない気がしてしまう。
◆慎二には心配症の祖母がいるらしい。
◆「……ご家族と仲がいいんですね」
◆「えっ、そうかな。……確かに仲は悪くないですけど、改めて思うことなんてなかったな」
◆人の良さそうな明るい喋り方も新鮮です。妖怪に狙われやすいタイプ、か。
◆特に妖について知識があるようには見えないから、逢魔時の巳継と同じく、人間型の妖なら見れるタイプの人間だったのかな。
◆登下校路で再会。
◆慎二も元々西乃高校の生徒だったのか。まさかこの頃から長ランだったんじゃないだろうな(笑)
◆「あまり帰りが遅くなると、ご両親が心配するんじゃないですか?」
◆憂に対しては変わらず敬語なんだけど、喋り方が違って聞こえる。
◆「親子仲も、いいほうじゃないからね。悪くもないんだけど……、居心地のいい家じゃないわ」
◆人間の慎二相手には本音が出るらしい。
◆「残念ながら、そんなことはなくてね。父は、他人に興味のない人だから」
◆「私の名前からして、『憂』でしょう?」
◆ああー、妖怪だからだと思ってたけど、確かに名前に当てるには不相応な…… !!?
◆え!? 憂って名前変えられ……るよね? てことは、デフォルト設定特有の会話!?
◆まさかこんな差分があるとは!ありがとうQuinRose!全然期待してなかっただけに嬉しい!
◆「憂……。俺は、いい名前だと思いますよ?」
◆しかもちゃんと発音して貰えた……!!
◆思わず繰り返し聞いてしまった。
◆『憂い』は『愛い』にも繋がる、か。本当にそんなつもりでお父様が名付けてたならびっくりです。
◆お父様の場合、本当は憂に愛情があったならあったで「あんた何してんねん」感がすごいからなぁ。最初から何もなかった方がまだ「そういう人」として受け入れられる気がしなくもない。父娘関係の修復(構築)は絶望的になってしまうが。
◆飛浦くんにも好印象を抱いていたし、憂は「違いすぎるから苦手」と言いつつ「いい人」が好きなように見える。
◆それとも、慎二(人間)と似てたからこそ好印象だった? そういった描写は特になかったけど、こうして見ると似てるから邪推してしまう。(飛浦くんの場合、本性はもっと強かそうだが)
◆「……だったら。何か、行動を起こしてみたらどうですか」
◆「行動を起こす?」「なんでもいいですけど……。例えば、悪いことをしてみるとか」
◆…………
◆お ま え の せ い か !
◆憂が土壇場で思いついたのかと思ったら、本人が既に種を撒いていたとは。
◆更に「俺にだったら、迷惑をかけてくれてもいい」とか、もうなるべくしてなったとしか思えない!
◆慎二自身が悪いことをしたら叱ってもらえる家庭で育ったからこそ出た言葉なのかもしれないけど、後の展開を考えると引き金すぎて笑えてくる。もしこの慎二の心が今も残っていたら、彼は現状に何を思うんだろう。
◆「誰であろうと、味方を作るのって、いいことでしょう?」
◆「……。つまり……、他人に貸しを作っておくのは無意味なことじゃない、って言いたいわけ」
◆こういうところはあんまり変わってないんだな。
◆奔放な妖代表として響乃と椿が登場。
◆「元気だよな~。あの若さを分けてほしいぜ」
◆兵太っていくつなんだろう。密と印象が似てるからか、憂や多恵よりは年上に思える。
◆おお、死神コンビに指導に掛かる教師がいたとは! 今は寒澤先生以外遠巻きにしてるんじゃなかったっけ?
◆(皆が思う私を、壊すようなことをしてみたい。そうすればお父様だって、私に目を向けざるを得ないかも……)
◆結果を知ってるとなぁ……。
◆憂はよく自分に靡かない相手の感情を乱そうとするけど、その根底にあるのはやはりお父様への想いなんだろうな。
◆(お父様は不器用で、他人に興味がない人。元からそういう人なんだから、仕方がないわ)
◆そう思って耐えてきたものが、これから瓦解するわけか。
◆父と見知らぬ女性。
◆何処で会ってたのかと思ったらまさかの屋敷内!
◆(そもそも、普通、愛人を家に上げる……? 外で会えばいいじゃないのよ)
◆まったくだ。
◆お父様の囁き声が優しすぎてびびる。いや、これは憂トラウマになるわ……。気持ち悪いだろうこんなの。
◆抱いていた優越感も、お父様への失望も、もやもやした気持ちもとてもよく解る。こういうところはリアルで上手いです。
◆そこで話をしたいと思った相手が慎二なのか。
◆(会いたい……、な。そういえば、最近、会っていないし……)
◆この流れで行くと、次に会った時には……
◆桜を背景に語られる、禁忌を破った原因についての描写に引きこまれました。
◆本当に色んな気持ちが重なりあって起こったことだったんだな。
◆ここで新しいBGMだよ! まさに運命の刻。
◆ああ……慎二……。こんな時なのに「あ、長ランじゃなかった、よかった」と思ったプレイヤーを許してくれ!
◆ここで百鬼夜行という表現が出るのか。
◆慎二は人型以外の妖も見えたのか。それか、憂と関わったことで見えるようになってしまった?
◆[怒り……、すらも通り越すような。殺意にも似た感情が、沸々と込み上げる。]
◆あのまま何事もなければ、慎二は人間のまま憂の特別になっていたんだろうな。今の状態とどちらがより禁忌に近いのだろうか。
◆慎二の死体と憂。
◆[私を見つけてくれた目の、片方が、失われている。綺麗な目だったのに。]
◆あ、やばい、ちょっと泣きそう。
◆[彼から、命の終わりをとる。……半神だからこそ犯せる、禁忌だ。]
◆ああ、そうか、普通の妖にはそもそも犯せない禁忌だったのか。なるほどなー。
◆目覚めた慎二の混乱ぶりがリアル。
◆「殺されたショックで、記憶も飛んでしまったみたいだしね。……あ、ちなみに、私が殺したわけでも、記憶を消したわけでもないわよ?」
◆ん? ということは、死人になったら自動的に記憶が消えるわけじゃないんだ。
◆今後の展開次第では慎二が生前の記憶を取り戻す可能性もあるのかな。でも、そうなると「死」の意味が薄くなってしまうか。
◆ここでわざと憎まれ口を叩くのが憂らしい。
◆「本当はね、あなたじゃなくてもよかったの。気まぐれに、悪いことをしてみたかっただけ」
◆でも、その「悪いこと」を憂に提案したのは慎二なんだよな……。
◆そうして以前の回想に続く、と。
◆「でも俺は、自分が生きる意味……。いえ、死ねない意味くらい、欲しいんです」
◆目覚めた慎二の意識は人間寄りだっただろうし、知識だけ与えられて「目的は果たしたからバイバイ」と放って置かれた気持ちを考えれば当然の台詞だ。たとえ、いつでも殺してと言わんばかりに背中を晒したとしても、当の慎二にそれは分からない。
◆[……本当は。彼に、殺されることを予想していた。]
◆以前のイベントでは語られなかった続きが切ない。
◆(死んだ人間は、生き返らない)(あの、私を見つけてくれた『彼』には、二度と会えない)
◆ああ……。
◆表に出なかっただけで慎二の死を悲しんだことは間違いないと思ってたが、実際に泣かれると切ない。
◆たとえ慎二を取り戻したかったのだとしても、憂は地の文ですらそんなこと素直に言わないからな!もう!
◆「……涙が流れていますよ?」「……うるさいわね。私が泣いていないと言ったら、泣いていないのよ」
◆気まぐれだと言っていた憂がここで泣いたことが、慎二が憂を普通の女の子だと思う切っ掛けだったのだろうか。
◆[彼が付き人になりたいと申し出たことが、皮肉にも私に、もう少し生きてみたいと思わせたのだ。……そうしていつしか、ぬるま湯のような心地よさから、真実を告げることが出来なくなってしまった。]
◆そうして今に繋がるのか。
◆禁忌を破った憂と周囲の反応。
◆「……禁を破り、龍田家の名に傷をつけた罪は重い。おまえには、罰を与えることが決定した」
◆ええ!? 罰を与えるのも決定するのもお父様(か周りの親戚)なの!?
◆随分融通が利くなーと思ってたが、禁忌も罰もそんなミニマムな範囲の話だったとは……!
◆いや、確かに神罰って言うけど、お父様全然神らしくないんだもの!浮気してるとこといい、ギリシャ神話かよ!……と言いたいとこだが、主神ゼウスはちゃんと世界を治める仕事してたし、体張って戦ってたよね……。龍田家のお父様はいったい何をしてるんだろう。
◆禁忌だなんだと言っても、それは竜神の一族の間の話であって、普遍的な摂理じゃなかったのか。それにしては学校の関係ない妖たちまで騒いでるから、他の神族にも共通して存在するルールなのかもしれないが、なんか一気に力が抜けてしまった。お父様カリスマないんだもの!嫌だよこんな、ちょっと力が強くて竜に変身できるだけで、娘の心のこの字も解らない俗物が神様だなんて!
◆似たような設定でも、オーディンスフィアのオーダインの方がまだ魔王(神)らしくて格好いい。強いし、娘に与えた罰の真意もあれだし。……これでお父様の罰も実は憂を想っての云々とかだったら嫌だな。どんな親心だよ……。
◆でも、父の手によって植え付けられた罰なら、それこそ憂の力が成熟した頃にでも軽減や解除を試みることも出来るんじゃないのかな。憂自身はそんなこと望まないだろうけど、他の誰が良くても、お父様だけは憂に罰を与えられる立場にないだろう。むしろ自分も罰を受けろよ!無関係面してないでさ!(本音)
◆親は子どもの不始末を全て被るべきとは言わないが、この場合は全て被ってギリギリ許されるレベルだと思う。
◆憂が責任を取らなくちゃいけない相手は慎二だけじゃないかな。
◆夢が終わり、逢魔時に慎二と二人。
◆いつもの付き人慎二が無性に懐かしい。
◆二人で桜の木のある公園へ。うう、緊張してきた。どうか悲しい結末になりませんように!(祈)
◆(……今までも、彼を死人にしたことや、真実を黙っていたことの罪悪感はあったもの。それが重なって……)
◆(……重なって、結局、今ではあまり罪悪感を抱いていないわよね。一周回ってしまった感じ、というのかしら)
◆覚悟を決めた傍からくすっと笑わされてしまった。
◆憂の心理描写ってあるあるすぎてたまに反応に困る!
◆そして明かされる真相。
◆そういえば、憂が予めこのことを知識として知っていたのなら、当然お父様も知っているんだよな。だとしたら恭介も?
◆「半神半妖といえど、私はいつかは老い、朽ちる日がくるわ。その最後の瞬間を、あなたに貰ってほしい」
◆「考えがある」と聞いて前作のアレを思い出したが、憂が紡いだ台詞は至極まっとうでした。
◆うんうん、それがいいよ!よかった、今すぐ殺されようとしなくて!
◆(彼に命を奪われるのなら、私はそれで幸せ。彼も……、私の命を永遠に自分のものに出来るのなら、幸せなんじゃないかしら)
◆卑屈で、誰にも愛されるはずがないと思っていた憂がこんな結論に達するとは!
◆慎二も嬉しそうでよかった。
◆後を追えないことで苦しんでいたのだから、憂のお願いは慎二にとっても願ったり叶ったりだろう。
◆「俺の恋人は、我儘でとんでもない人なので。突拍子もないことを言われるのには、慣れていますから」
◆目覚めた瞬間から混乱させられっぱなしだったものな(笑)
◆しかし、スピード解決だろうと思ったら本当にスピード解決だった。憂う要素ゼロだったとはいえ、こんなにあっさり……でもないか、感動的ではあったけど、それでも1シーンだけで済んでしまうと後が怖い。だってまだ終らないですよね?
◆(死人を連れ歩いて、好奇の目で見られたって……。誰に嫌われたって)
◆(お父様に……、嫌われていたって、もういい)
◆吹っ切れた憂が頼もしい。勢いに乗って頑張れ姫様!
◆お父様と憂。
◆慎二に真実を告げた時より山場っぽいぞ!
◆慎二と違ってお父様の気持ちはプレイヤーにもよく解らないからな。どんな言葉が返ってくるのか予想がつかない。
◆いきなり引っ叩いたー!!
◆予想がつかないのは憂の行動の方でした。気持ちは解るけどびっくりした!
◆そして妙に物分かりがいいお父様。
◆いやあの、そこで子どもから殴らせるのは駄目な親の見本だと思うんだが……。いやでもここまで来たら殴られるしかないのか?? それにしてもただ娘からのアクション待ってるだけで、自分からは何もしないって相当情けないぞ。
◆娘に自分を恨ませるということは、娘の感情や人生を手前勝手に縛るということでもある。親としては本気でどうかと思う。
◆(……考えてみれば。この人とまともに話したことなんかないから……、会話の仕方が分からない)
◆娘にこんなこと思われる父親って……
◆竜神の血についての話。
◆あれ?この流れでいくと、憂が子ども産まなかったら駄目ってこと?慎二だともしかしてアウト?
◆「……この気持ちを言い表すことは、今でも無理だ。私はおまえに、言葉に出来ない感情を抱いている……」
◆そうして見合いの席のあの目に繋がるのか。
◆負の感情をどうしても押し殺せないのなら、無関心でいる方がマシだと、そういう話か。確かに虐待されるよりはいいだろうけど、それならせめて憂の心の支えになりうる人材を周りに揃えてあげればよかったのに。そういうことを考えるのも苦痛だったのだろうか。
◆「……私は、いい思いなどするべきではない。おまえに憎まれるべきなんだ」
◆よし、憂、殴れ! プレイヤーが許す! グーで殴れ!
◆しかし、竜神の血についての話は興味深いな。誰と結ばれても、竜の血は濃く出る、か。
◆親としては今更尊敬できなくても、同じ苦境に立つ者同士としての共感は育めるのかもしれない。
◆でもそれは傷の舐め合いに似て、なんら発展性のない関係になりそうだな。憂はもっと先に行けるだろう。
◆「ゆっくりと……。時間をかけて苦しむといい」
◆安易に「実は愛してました!」と言われるよりよほど納得がいくが、それにしても歪んだ父娘関係だ。
◆(……ああ、私だ)
◆[少し前までの私にそっくりではないか。さすがは、血の繋がった親子と言うべきだろうか。]
◆(……私の性格って、父親譲りだったのね)
◆確かに、お母様成分どこいったってくらい似てます。これが「相手が誰でも竜の血が濃く出る」ってことなんだろうか(関係ない?)
◆「お父様。私はあなたを、恨んでなんていないわ」「……忌々しいと思っているだけなのよ」
◆子どものような父と、子どもから抜け出ようとしてる娘。
◆憂にはお父様のような大人にはなって欲しくないな。慎二との間に子どもが出来たとしても、出来なかったとしても、もっと伸びやかに幸せになって欲しい。
◆桜の木の下への呼び出し。
◆ここに来て嫌な予感ってなんだ。
◆憂より先にプレイヤーが戦いてしまった。前作があれだったから!
◆読み進める間やたら緊張しました。そして結果がこれである。
◆あああああ、なるほどなー! ここでこの展開が来るのか! 上手いなあちくしょう、悔しい!
◆しかも誕生日祝いとは。憂の誕生日は桜の季節だったのか。全然知らなかった。
◆「なんで俺が、こいつの誕生日を祝ったりしなくちゃならねえんだよ。暇だったから、仕方なく来てやったけどな」
◆恭介の台詞に物凄い矛盾を感じる(笑)
◆と思ったら響乃が突っ込んだ。さすが響乃!
◆「誕生日でもなんでもない日だけど、誕生日を祝って驚かせてやろうと思ったのよね。それこそ、サプライズパーティーよ!」
◆サプライズすぎて悲劇的な結末を覚悟するところだったよ!
◆モブのクラスメイトもいるのか。憂や慎二について陰口を叩いていた子たちも来てるのかな……等と考えると台無し。
◆「……慎二。あなた、桜は苦手だったはずよね?」
◆「ええ、今も頭が痛いです。……しかし、俺があなたを祝わないわけにはいきませんから」
◆よりによってこの桜の木の下だものな!
◆だからこそ過去と今の明暗が引き立つのだが。
◆「……姫様、行きましょう」
◆桜の花びらの舞う中、二人手を取り合って百鬼夜行に続く。
宮前終末真「百鬼夜行」クリア!
CG、回想共に100%になりました。
大団円だった……!!(驚愕)
予想される真相からして大団円以外にないと思ってたが、本当に大団円だった!!
前作が前作だったのでラストシーンまでハラハラさせられました。
「嫌な予感」とかも狙ってやってたのなら悔しい。急転直下でくるかと思っちゃったよ。
まぁ前作のアレはそれまでの流れや前振り、道理があってのあのENDだったから、今作の内容ならこうくるだろうとはほぼ確信してた。してたけど不安だった。なんかこう、雰囲気的に予想外の方向から落とされかねない気がして。
百鬼夜行はメインキャラが皆大なり小なり業を抱えているせいか、逢魔時より血腥く泥ついたイメージがあります。
妖怪らしい仄暗さと怪奇性は逢魔時の方が強く感じられたんだが、あちらは密一強だったからな。後は皆健全だった。
今回は放っておくと恭介以外みんな病んでしまいそうだったもの!
血腥いというか、モラルが崩壊気味なのか。多分に死神コンビの所為ですが、主人公の憂からして根が暗いからなぁ。
根は明るく意志も強いのに、境遇からあんなことになってしまった静とはまた違った悲哀があります。
そんな彼女のアンバランスさがヤバイ人たちを惹きつけるのかもしれない。
慎二は関係や言動こそヤンデレに近いけど、本人の精神は健全ですね。二作続けてアレじゃなくてよかったよ!(笑)
内容についてですが、八方丸く……とまではいかなくとも、主役二人にとっては充分未来あるハッピーエンドでした。
むしろ彼らのオチが想像できたぶん、このENDの目玉は父娘の語らいだろう。
攻略中ずっとお父様このやろうと思っていて、心情吐露後もやっぱりお父様このやろうと思うんだけど、娘への接し方の理由が知れたぶん理解しやすくはなった、のかな。でもお父様このやろう。
なにも悪くないのに、親の皺寄せを喰らって歪んでしまった憂がかわいそうだ。
お父様一人が悪いわけじゃないが、娘がアクション起こすまで関係を正す努力をしなかった彼に擁護の余地はない。
もちろん憂の成長に関してはお母様にも大いに責があるが、お母様、お父様に比べて影薄いからな……(憂の中でも)
憂の人格はかなり幼いけど、こんな環境じゃそもそも成熟するわけがないので、プレイ中カチンときたあれこれもある程度しょうがないと許せるようになりました。幼いぶん、お父様との関係さえ克服できればいくらでも修正がきくだろう。
百鬼夜行は一言で言えば「父親の存在に縛られた娘が、恋愛を通じてそこから抜け出る切っ掛けを掴むまでの話」だったのかな。
「妖と人、相容れない者同士の恋愛」が主軸だった逢魔時に比べて「妖……怪……?」だったのはそのせいもあるかも。
家庭の問題を恋愛を通じて解消するって書くとお先真っ暗感が半端無いが、そこは妖怪というファンタジー要素が巧く目隠ししてくれてる気がします。現代ものだったら付き合いの長い恭介一択だこりゃ。
憂があのまま人間の慎二と交流を深めていったらどうなったんだろう。
憂はきっと慎二が好きになったと思うんだけど、慎二の方は憂が妖怪だと知った後も拒絶せず接してくれたのだろうか。
前作の彼女は最初から妖怪に悪感情を抱いていたから彼への態度もむべなるかなだったが、慎二は襲われるまで存在すら知らなかったようなので分からない。んーでも、現代日本人で妖怪への恐れを抱いてる人なんて殆どいないだろうし、憂みたいな完全な人型に「実は妖怪なの!」とか言われてもピンと来ないだろうな。
しかし、前作の彼らとは似ているようで全く違う二人でした。
乙女ゲーである以上、ヒロインにとってはある程度都合の良い展開になるだろうとは思ってたし、実際その手の「都合の良さ」には事欠かないゲームでしたが、それにしても前作との格差がパない!(笑)
慎二と憂のラブラブぶりを見守りながら「密さん頑張れ……生きろ……」と目頭を押さえてしまった。
憂たちはあれはあれでいいんだけど、当初想像していたような完全な男女反転パターンも見てみたかったです。
憎悪から始まる恋愛を期待するには、百鬼夜行は全体的に甘口だったのが残念だ。
前作より倫理の欠けたキャラが増え、描写の露骨さも上がってるのだから、もうちょっとその辺シビアに描いてくれても良かったかな。
逢魔時未プレイであればまた違った感想になったかもしれません。
以下達成率メモ。
CG達成率:100% | |||||
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宮前慎二:100% | 龍田恭介:100% | 寒澤流:100% | 響乃武蔵:100% | 椿宗次郎:100% | 他:100% |
シーン達成率:100% | |||||
宮前慎二:100% | 龍田恭介:100% | 寒澤流:100% | 響乃武蔵:100% | 椿宗次郎:100% | 他:100% |
フルコンプ達成!
ここまで来るのにかなり時間をかけてしまったが、無事全END見られたぞ!
今回は各キャラごとにEND数がほぼ平均化されていて、形式も前作と似通っていたので、攻略するのは楽でした。
長押しスキップで延々と試行錯誤したあの苦しみも無駄ではなかったということか。
ENDの中ではやはり真ENDが一番好きかな。
他は憂自身が問題を先送りにしてるのでスッキリしない。
特に死神二人とくっついた場合がなぁ……。そこら辺きちんと決着がつくならFD購入も視野に入れるかもしれません。
あと恭介に幸せになってほしい。
とはいえ、本編で既に幸せになってる感もあるし、FDが再び従兄弟スタートなら敢えてリベンジを望むこともないか。
純粋に先が気になるのは例によって慎二なのですが、慎二のためだけにFD買えるかと言うと値段的にも少々厳しい。
悩みどころです。
最後にミニゲームの第二条で慎二に褒められて〆。
今回のミニゲームで一番面白かったのは修学旅行のアレかな。ドット可愛かったです。
後はざっと総合雑感を書いてお終い。お付き合いありがとうございました!