うるるんクエスト恋遊記 プレイ記録・20
- 2014/01/30 00:00
- うるるんクエスト恋遊記【完】
二藍ED達成!
謎は全て解けた!な気分になれるルートでした。
その上、このルートでなくても大抵の問題は片付いているというマルチハッピーエンド的に嬉しい仕様。
主人公との関係がすごく好きです。
※以下ネタバレ注意
やってきたぞ、ラスボス(前座)攻略の時が!
隠し、ラスボス、少年、短髪、演技派二重人格、(魔)王子、偉そうな喋り方、少年らしからぬいい声などなど、ありとあらゆる要素がマーメイドプリズムで「殴らせろおおおお!!」となったキャラを彷彿とさせるので、ちょっと腰が引けています。
マーメイドプリズムは乙女ゲーを知って間もない頃に遊んだゲームなので、どうも印象が強い。
天藍はあんなわけのわからん逆恨み主人公に抱いてないから安心だけどね!
むしろ天藍に関しては、ラスボス前座がいつも通り彼で、EDに入ってもサッパリ和解しないという展開の心配をした方がいい気がする。
果たして彼は本当に瑠璃と恋愛してくれるのだろうか。見た目の歳は釣り合ってるが、それどころじゃない障害が間にあるぞ。
斗の街時点のデータをロードし、パオで寝泊まりして二藍のイベントを起こす。
二藍のテーマ曲好きだな。旋律が綺麗だ。
二藍のパオイベント2回目発生。
星の街が滅ぼされた理由について。
「シェンリーがもしかしたらやつあたりか憂さ晴らしかもって言ってたけど、ホントにそれかな。」
「やつあたりや憂さ晴らしで故郷を滅ぼされたらたまりませんよ……。せめて理由が欲しいです。」
マジで天藍のやつあたりだったらどうしようと思ってたが、二藍が自分でこう言うってことは違うのか?
それとも、昔そうやって人間に故郷を滅ぼされたことがあったとか?
「自分一人で全部抱える必要なんてないですよ。お世話になったお返しにぼくを頼ってください。」
非の打ちどころのないいい子だ、二藍。口からでまかせとは思えない(笑)
正体発覚イベント見てなかったら記憶喪失や偽装人格を未だに疑っていたかもしれません。
二藍の好物はスープのようだ。
あれ、そういえば手持ちに究極野菜がない。見逃した? 大成功のコメント見たかったら取りに行くしかないか。
二藍のパオイベント3回目発生。
二藍のイベントはこれで全部かな? 条件は他に比べてわりと緩いようだ。
「最初は学校の課題のためだったんだよ。あとは……これかな。」
あれ、ここでアミュレット見せちゃうの!?
というか、この展開ってまるまる白銀ルートで見た正体発覚イベントじゃ? え、まさかこの時点で離脱?
「もしかしたら、不思議な力を持ってる石なのかもしれませんね。誰かの願いが込められた、みたいな。」
よ、よかった、展開変わった! もしかしなくてもあの正体発覚イベントってレアだったんだろうか。
それとも、途中から魔族がフェードアウトする紅ルートが特殊だったのかな?
「でも……それがホントなら持ち主に返さないとって気もする。」
「もしそうだったら、いつかそのアミュレットが持ち主に巡り合わせてくれますよ。」
探しものは見つかったはずだが、二藍はまだ瑠璃の元に残るようだ。
正体発覚イベントが楽しみです。
メンバーを瑠璃、二藍、朱華に入れ替えて星の神殿に向かう。
現地で離脱するかもしれないので、大成功スープは先に作っておきました。
二藍は演技が徹底してるなあ。元々の性格考えると妙に笑えます。クール少年系じゃだめだったのか宗主さま。
神殿に到着。あれ、ここって最後まで霧が出たままだっけ? なんとなく晴れてた印象があった。
二藍連れで魔族コンビと戦闘。
ターゲット外すでもなく普通に攻撃してきたので、こっちも普通に迎撃しました。
しかし向こう側は分かってやっていたらしい。「遊んでないでそろそろお戻りください」って言われちゃったよ!
二藍、深栗と一緒に神殿を調べる。
あれ、二藍にアミュレット見せなかったっけ? 話に出しただけ? いや、見せたよね? ???
正体発覚の流れは深栗がいる以外は以前のイベントと同じでした。
ああ、目の前で犬って言われてしまった……。
「人間ごときと同列に扱われるのも気分が悪いものだな。もう用はない、二度と私の前に現れるな。」
やはり二藍ルートでも彼は離脱するのか。あんまり距離が縮まった気がしないので、話的にはこれからが本番かも?
天藍のパオイベント4回目発生。
空いた場所で眠ったらイベント発生。分かった! 夢での逢瀬コースだな!?
音を追った先には案の定天藍がいました。
二度と現れるなと捨て台詞した矢先なので向こうの態度は剣呑ですが、瑠璃はただ紅さんと朱華の間で寝ただけだしなあ。
現実では強い力を持つ天藍も、夢の世界は思い通りにならないようだ。
「叩き出せだと? それができるなら最初から文句を口に出したりせぬ。」「……できないんじゃない。」
うーん、意外と二藍時代よりかわいく感じる。偉そうなのに瑠璃に「きみ」呼びされてるからかな。
「それ、きみの落し物だったの? そんなに大切なものなの? それなら最初にそう言ってくれればいいのに。」
確かに。まあ天藍は人間憎んでるし、信用もしてなさそうだから無理もない。瑠璃一行が規格外にお人好しなだけだよね(笑)
「対等だからね、聞いちゃうよ。」
「対等だと? そのような言葉、虫唾が走る。」
うーん、平行線。
二藍が離脱したので、遠慮なく紅(神仙)、深栗(星術師)の最強構成で進めます。
石版で富んだ先は記憶に新しい昴地方。
いったん昴の街でセーブして觜の街に飛び、瑠璃を聖騎士に転職させる。
あれっ、御方の屋敷に向日がいた。これ天藍の街イベント? とりあえずついて行こう。
向日は墓参りに来たらしい。もしかして、海松のお姉さんがらみ?
「お前のように魔族と知っていながらその命を拾う物好きな人間もいる。断言はできまい。」
深栗ルートでも向日は出てくるよね? 二人の関係と背景を知りたい。
魔族と人間ははるか昔、普通に共存していたらしい。
それを人間が一方的に魔族は敵だと決めつけて放逐した……って感じなのかな、今までの話を総合すると。
「顔でも隠していればともかく、このままでは紛うことなく魔族以外のなにものでもないからな。」
……どう見ても違いがあるようには見えないのだが、自分の目が節穴なのだろうか。
髪や瞳の色も、魔族の間で特に共通点はないよな? 角もないし、耳先が尖ってるのは天藍くらいだし……うーん、分からん。
「それにお前を殺すことはできない。そう決められている。」
え? どゆこと?? 天藍がそう言ったとは思えない。アミュレットに選ばれたせい?
墓で眠っている魔族が「我らの光で希望」というのも気になります。
天藍の転生元……じゃないよな? お姉さん??
街に入り直すと、今度は油烟を発見。
この人はよく分からないな。そもそも露出が少ないし、いつも泰然としてるから、「天藍の忠実な部下」以上の印象がない。
戦闘中の声はいつ聞いても笑えるのだが。
「外見も雰囲気もやわらかいけど、なんだかあちこちえらそうだもん。」
瑠璃の評価もなんだかひどい。合わないのは種族の性質じゃなくて個々の性格の問題、というやり取りに笑ってしまった。
天藍が「魔王」じゃなくて「魔王子」なのは何か特別な意味があるのだろうか。
「ああ、そうそう、忘れていました。くれぐれも御身、お大事に。」
うーむ、なんだろう。素直に解釈すると、瑠璃の体が「光で希望」とやらの器にされるパターン?
そうでなくてもあまりいい意味じゃなさそうだ。
更に入り直すと、親玉の天藍を発見。
他二人はともかく、天藍はどっからどう見ても人間じゃないな。
アミュレットを手に「姉上」に語りかける天藍。「姉上」はどうも世界がいい方向に変わることを期待していたらしい。
「お姉さんがいるって言ってたのは本当だったのかな。……この世界のどこかに? ……魔族なのかな、やっぱり。」
「光で希望」=「姉上」だとしたら、もしかしたら人間に生まれ変わっているかもしれない。
瑠璃という可能性もあるが、魔族からの扱いはそんな感じじゃないな。
合ってたとしても、やっぱり器パターンな気がする。
天藍のパオイベント5回目発生。
夢らしき青年と少女の会話。あれ、誰だこれ?天藍じゃない?
どうやら彼らはラスボスと戦っているらしい。
「人のために行うわけではありません、お気になさらず。僕たち魔族もここで滅ぶわけにはいきませんからね。」
油烟のこの言い方だと、彼らは人間なのか。かつては人間と魔族で共闘してたんだな。
……あれ、この青年の声ってもしかして…… ああ!雪白か!雪白と茜だ!
そうか、ここで絡んでくるのか。なるほどー!
「……姫?」「一つ効果的な方法を思いつきました。」
……あれ、この姫の声ってもしかして……。
飛び起きる瑠璃。現実では月白がパオイベントよろしく苦しんでいました。
そういや月白の傷の詳細が明らかになってなかった。死に際の傷だっけ?そう予想しただけでそれすら不明だっけ?
駆け落ちか何かで追われてたのかと思ってたけど、ラスボスと先陣きって戦った時の傷だったのかもしれない。
……もしかして、うっすら見えてきた背景に気づいてるのって油烟だけなのかな。天藍は分かってない?
パオでも街でもイベントが起きなくなったので、昴の街に戻る。
あれ? イベント起きたぞ。パオイベント絡みだろうか。
どうやら魔族の起源について深栗に聞いていたらしい。
「シェンリーってけっこう箱入りだと思ってたけど、そこまで周りに興味ないのはまずいよ。」
瑠璃、ズレてるズレてる! でもシェンリーが箱入りっぽいのは解る。
紹介してもらった深栗の知り合いの魔族が濃すぎてびっくりしました。
白虎地方のお香の人の兄弟か何か? あれは人間らしいけど、超似てる。
魔族の人はもともと同じものだったらしい。人の中で人身御供的に隔離され、敵対視された集団が魔族になった、とか?
迷いの霧は封印の副産物なのかな。
扉前まで行って引き返し、街で最後の鍵を取得。
普段なら告白イベントが起こるタイミングで「嫌な予感がする」と言われてしまったので、心の準備をして行く。
落霞だー!! 懐かしいっ! 出てくるんじゃないかと思ってた!
動揺する月白を前にした落霞の表情が切ない。
扉前に立ちはだかったユーイェンとラオシアを倒す。落霞って風効かなかったのか。知らなかった。
瑠璃が拐われて種明かしのターンへ。
まさかのCG三枚目が油烟! でもそれ以上に、二つ結びの瑠璃の後頭部が女の子らしくて可愛い。
「ティエンラン様を救ってください。あなたにしかできません。」
「ですが我が君をお救いするには、あの方の魂を持っているあなたの力を借りるしかありません。」
やはり姫=瑠璃の前世か。魔族の女王で油烟の本当の主君。なるほど、だから天藍は魔王子だったのか。
月白ルートで語られた通り、前世と今世は別のものだから、姫=瑠璃にはならないんだよね。
器にされてどうこうというのは完全に杞憂だったようでよかった(笑) 向日に殺すなと命じたのも油烟だったのだろう。
しかしそうなると月白ルートはほんと前世関係ごちゃごちゃだな。まさか瑠璃の前世もあの場に居たとは。
あのルートの落霞はこのことを知ってたんだろうか。
そして明かされる魔の思念体の真実。
天から隕石……好奇心に負けた人間が封印を解いて災厄……なるほどジェノバ(仮)か!(FF7脳)
「もともと魔族は人から生まれた存在です。従属亜種といえばいいかもしれません。」
今のプレイヤーは亜種と聞くと自動的にモンハンを想起してしまうが、現実の亜種は少し意味が違うんだよね。
現在の魔族の土地に住んでいた人々が亜種=魔族に進化したのかな。
影は大半が「姫」によって封印されたが、逃げ出した欠片が天藍に寄生しているらしい。それがアレか。
「取り残された欠片を我が君から引き剥がしてもう一度封印できるのは、封印の楔となったあの方だけです。」
ってことは、今までのルートだとどうなんだ? 瑠璃がぶちのめしてるからOK?
瑠璃は説明されても何がなんだか分からない様子。プレイヤーには今までのルートの知識があるが、最近ちょっと夢を見ただけの瑠璃じゃ無理もない。下手に姉上の自覚が出ても姉弟EDになっちゃうしね。それもアリだけど。(そもそも本当に恋愛するんだろうか)
「アミュレットが力を貸してくれます。今までも意識せず使っていたでしょう? 気づいてなさそうですが。」
「青龍地方の迷いの霧を晴らしていたでしょう。房の神殿のまやかしを解いたのもあなたじゃないんですか?」
あー! 迷いの霧はともかく、まやかしあったなそういえば!
当時ちょっと気になってたけど、アミュレットの力だと思ってた。間違ってはいない。
油烟はいつ頃から瑠璃が姫の今世だと気づいてたんだろう。最初から? でも深栗けしかけてきてたしなあ。
二藍が離脱し、アミュレットを瑠璃が持っていたというのが判明した辺りからだろうか。
そして気になる迷いの霧は、世界を浄化するための手段として姫が作り出したものでした。
「世界を神殿で区切って小さく分けて、浄化の霧を満たして徐々に修復していたんですよ。」
そうだったのか! そして迷いの霧が悪さをしている原因ってそんなんだったのか!
星の街の件は結局どうだったんだ? 天藍が人間を滅ぼしたがっているのは間違いなさそうだが。
魔族が人間に転生するんじゃ、種族ごと恨むのも色々問題がありそうだけど……油烟の口ぶりからして姫は特例なのかもしれない。
「ええっと……あの子は助けるから。どうやればいいのかわからないけど、がんばるから。」
一人っ子っぽい瑠璃が姉気質で、年下の子の面倒見がいいのも意味があったのかな。
ラスダンを宝箱全無視で進み、玉座の間に到着。
さすがに三周目で三回目となれば最短ルートも覚えたよ! 太極符珠の場所は分からんけど!
天藍は瑠璃が姉上の今世ってことはやはり知らなかったのだろうか。
逆に知っていて拒絶してるんなら、瑠璃への態度も相まって天晴なのですが。
「そなたの存在自体が疎ましい。今すぐ消え去るがいい……!」
そこまで言われなきゃならんこと瑠璃はしてないぞ!? アミュレット持ってたからか!?
「少しくらいおとなしくしててよ! 話、聞きなさいってばっ!!」
瑠璃の説得虚しく戦闘に突入。ラスボス(前座)の宿命は逃れられなかったようだ。
じゃあ軽くぶちのめして……って、なんか強くない!?
君もその技使うなんて知らなかったよ! 思わず愛海・単式を使ってしまった。
言うこと聞かない元弟をぶん殴って黙らせる。
「だだこねてないでよね! こっちも命がけなんだから!」
全くだ。連れてたのが紅と深栗じゃなかったら瑠璃以外一撃死してたぞ。
あまり私の力を削るなって言うけど、自分から仕掛けてきたんじゃないか! ダメージ受けてる立ち絵けっこう好きだけどさ!
落霞も出てきていよいよクライマックスです。紅ルートの時と違って皆が喋るよ!よかった!(笑)
瑠璃と天藍の会話もよかったです。
「だから……絶対、助けてみせる。影なんて、消してやるわ。」
意気込んでのラスボス、魔の思念体戦。
紅は不思議な粉を振りまいた!敵の素早さが下がった!
まさかの展開に二度見しました。えっ、これいいの? さすが紅さん!
深栗が魔硬化・複式を使えるので、戦闘はいつもより楽です。回復を深栗に任せ、瑠璃と紅で殴りまくって撃破!
今回の道先案内人は油烟でした。お前今まで何処に居た。
深栗と共に油烟と相対する瑠璃。なにげに深栗の出番が多くて嬉しい。
天藍の人間への憎しみは根深そうだったな。姉上の魂の行き先を知ったことがどう影響するかも未知数だ。
「あたしも連れてって。」「瑠璃……!?」
え!? 油烟たちと一緒に行くの!? 深栗はどうするんだ?
「なんとなく……この子を見守っていたいんだよ。お姉さんの魂のせいかな……。」
「違うと思いますよ。あなたに宿っている姫の魂には記憶も意識もない。器に影響することはありません。」
そうなのか。月白と雪白の関係もそんな感じだったな。やっと恋愛っぽくなった気がするぞ!
魔族の行き先には深栗が一緒に連れて行ってくれるらしい。
でも残された仲間たちは心配するだろうな。と思ったら案の定月白がショックを受けてる!
後からでも無事を知らせてあげてくれ!
いつものエピローグをすっ飛ばして数カ月後。
天藍は相変わらず瑠璃にツンケンしているようだ。まあいきなり「姉上!(キラキラ)」とかなられてても困る(笑)
「私はまだそなたがここにいることを認めてはおらぬ。」
「いい加減、まぎれもない現実なんだから認めてくれたっていいと思うよ。」
微妙にずれたやり取りが面白い。天藍もなんだかんだで話に応じてくれてるな。
「……命が惜しくないというのならいつでも受けて立つ。」
EDを迎えてもブレないラスボス(前座)さん。ここまでくれば大したものです。逆に好きだよ、その頑固さ!
好意を持った相手には押せ押せになる瑠璃さんは天藍相手にも健在のようだ。
天藍にとって油烟は親のような存在らしい。油烟も二藍ルートでキャラが立ったな。向日は深栗ルートに期待しよう。
「姉に絶対の忠誠を誓っていた。そなたに甘いのはそのせいであろうな。姉上の魂に感謝しておくがいい。」
「……甘いの? あれで?」
記憶や意識は別物とはいえ、声は同じだったよね。演出上の問題かもしれないが、主人公に声があってよかった!と思った。
「……最初は姉上の魂とアミュレットを持つ人間など許し難いと思っていた。どちらも我らにとっては宝。」
あれ、知ってたの!? そうか! それは天晴だ!
最後の最後で天藍の株が爆上がりしました。だから存在自体が疎ましいって言ってたのか!
ラストでちゃんと恋愛っぽくもなってよかったです。CGもいい感じ。
天藍の顔の赤い部分(傷?)や異形の羽根は欠片の影響だったのかな。背中合わせラブ!
終わったー!
天藍クリア後に「新たなキャラクター二藍との出会いが可能になりました」のアナウンスはどうかと思うが終わった!
月白ルートだけだとあまりピンとこなかった、「前世と今世は別物」という設定が今回でしっくりきました。
天藍が最初から知ってたっぽいのには驚いたよ!ブレないブレないと思ってたが、最初っからブレてなかった。天晴です。
また、そのブレなさ加減だからこそ最後のやり取りがよかったなあ。
ツン→デレへの素晴らしい変遷を見ました。始まりが始まりなだけに感慨も一入。
似たような少年キャラにワンドのエストがいるけど、天藍のツン……どころじゃない憎悪は更にハードル高かったよ!
これから先発展するであろう二人の関係も見たかったです。絶対微笑ましいと思うのに!
油烟と深栗も交えて、楽しい話をいくらでも見られそうなのに、自分で想像するしかないとは口惜しい限りだ。
せめて天藍のおまけボイスだけは頑張って聞こう。後で。
次は深栗でラストです。
途中、二藍ルート先にやったのを少し後悔したんだが、クリアした今はこの順番で正しかったと思ってる。
だってこれまで一緒に旅をしてきた仲間たちが不憫じゃないか!
天藍には不満ないし、瑠璃の選択も分かるけど、どれだけ心配してるかと思うと……!
さすがに深栗あたりに頼んで知らせたか、会いに行ったかしたと思いたい。瑠璃の性格ならそうしてるはず。
深栗EDでは皆揃ってのエピローグだろうし、恋愛要素も天藍よりは濃そうなのでラストにもってこいです。
天藍EDも面白かったし、お気に入りなんだけどな。終わる時はすっきり終わりたい!
しかし、星の街については結局明らかにならなかったな。まさか本気でやつあたりか演出だったのか……?
無いわー……と言いたいところだが、「人間憎しの天藍なら仕方ないか……」と思う程度には天藍にも感情移入してしまった。
血の気多いしな、天藍。あれだけ確固とした憎しみがあるのに下手なフォローしてもアレだし、ラスボスらしいという点で評価できます。
街の人は気の毒だけどね。
謎は全て解けた!な気分になれるルートでした。
その上、このルートでなくても大抵の問題は片付いているというマルチハッピーエンド的に嬉しい仕様。
主人公との関係がすごく好きです。
※以下ネタバレ注意
やってきたぞ、ラスボス(前座)攻略の時が!
隠し、ラスボス、少年、短髪、演技派二重人格、(魔)王子、偉そうな喋り方、少年らしからぬいい声などなど、ありとあらゆる要素がマーメイドプリズムで「殴らせろおおおお!!」となったキャラを彷彿とさせるので、ちょっと腰が引けています。
マーメイドプリズムは乙女ゲーを知って間もない頃に遊んだゲームなので、どうも印象が強い。
天藍はあんなわけのわからん逆恨み主人公に抱いてないから安心だけどね!
むしろ天藍に関しては、ラスボス前座がいつも通り彼で、EDに入ってもサッパリ和解しないという展開の心配をした方がいい気がする。
果たして彼は本当に瑠璃と恋愛してくれるのだろうか。見た目の歳は釣り合ってるが、それどころじゃない障害が間にあるぞ。
斗の街時点のデータをロードし、パオで寝泊まりして二藍のイベントを起こす。
二藍のテーマ曲好きだな。旋律が綺麗だ。
二藍のパオイベント2回目発生。
星の街が滅ぼされた理由について。
「シェンリーがもしかしたらやつあたりか憂さ晴らしかもって言ってたけど、ホントにそれかな。」
「やつあたりや憂さ晴らしで故郷を滅ぼされたらたまりませんよ……。せめて理由が欲しいです。」
マジで天藍のやつあたりだったらどうしようと思ってたが、二藍が自分でこう言うってことは違うのか?
それとも、昔そうやって人間に故郷を滅ぼされたことがあったとか?
「自分一人で全部抱える必要なんてないですよ。お世話になったお返しにぼくを頼ってください。」
非の打ちどころのないいい子だ、二藍。口からでまかせとは思えない(笑)
正体発覚イベント見てなかったら記憶喪失や偽装人格を未だに疑っていたかもしれません。
二藍の好物はスープのようだ。
あれ、そういえば手持ちに究極野菜がない。見逃した? 大成功のコメント見たかったら取りに行くしかないか。
二藍のパオイベント3回目発生。
二藍のイベントはこれで全部かな? 条件は他に比べてわりと緩いようだ。
「最初は学校の課題のためだったんだよ。あとは……これかな。」
あれ、ここでアミュレット見せちゃうの!?
というか、この展開ってまるまる白銀ルートで見た正体発覚イベントじゃ? え、まさかこの時点で離脱?
「もしかしたら、不思議な力を持ってる石なのかもしれませんね。誰かの願いが込められた、みたいな。」
よ、よかった、展開変わった! もしかしなくてもあの正体発覚イベントってレアだったんだろうか。
それとも、途中から魔族がフェードアウトする紅ルートが特殊だったのかな?
「でも……それがホントなら持ち主に返さないとって気もする。」
「もしそうだったら、いつかそのアミュレットが持ち主に巡り合わせてくれますよ。」
探しものは見つかったはずだが、二藍はまだ瑠璃の元に残るようだ。
正体発覚イベントが楽しみです。
メンバーを瑠璃、二藍、朱華に入れ替えて星の神殿に向かう。
現地で離脱するかもしれないので、大成功スープは先に作っておきました。
二藍は演技が徹底してるなあ。元々の性格考えると妙に笑えます。クール少年系じゃだめだったのか宗主さま。
神殿に到着。あれ、ここって最後まで霧が出たままだっけ? なんとなく晴れてた印象があった。
二藍連れで魔族コンビと戦闘。
ターゲット外すでもなく普通に攻撃してきたので、こっちも普通に迎撃しました。
しかし向こう側は分かってやっていたらしい。「遊んでないでそろそろお戻りください」って言われちゃったよ!
二藍、深栗と一緒に神殿を調べる。
あれ、二藍にアミュレット見せなかったっけ? 話に出しただけ? いや、見せたよね? ???
正体発覚の流れは深栗がいる以外は以前のイベントと同じでした。
ああ、目の前で犬って言われてしまった……。
「人間ごときと同列に扱われるのも気分が悪いものだな。もう用はない、二度と私の前に現れるな。」
やはり二藍ルートでも彼は離脱するのか。あんまり距離が縮まった気がしないので、話的にはこれからが本番かも?
天藍のパオイベント4回目発生。
空いた場所で眠ったらイベント発生。分かった! 夢での逢瀬コースだな!?
音を追った先には案の定天藍がいました。
二度と現れるなと捨て台詞した矢先なので向こうの態度は剣呑ですが、瑠璃はただ紅さんと朱華の間で寝ただけだしなあ。
現実では強い力を持つ天藍も、夢の世界は思い通りにならないようだ。
「叩き出せだと? それができるなら最初から文句を口に出したりせぬ。」「……できないんじゃない。」
うーん、意外と二藍時代よりかわいく感じる。偉そうなのに瑠璃に「きみ」呼びされてるからかな。
「それ、きみの落し物だったの? そんなに大切なものなの? それなら最初にそう言ってくれればいいのに。」
確かに。まあ天藍は人間憎んでるし、信用もしてなさそうだから無理もない。瑠璃一行が規格外にお人好しなだけだよね(笑)
「対等だからね、聞いちゃうよ。」
「対等だと? そのような言葉、虫唾が走る。」
うーん、平行線。
二藍が離脱したので、遠慮なく紅(神仙)、深栗(星術師)の最強構成で進めます。
石版で富んだ先は記憶に新しい昴地方。
いったん昴の街でセーブして觜の街に飛び、瑠璃を聖騎士に転職させる。
あれっ、御方の屋敷に向日がいた。これ天藍の街イベント? とりあえずついて行こう。
向日は墓参りに来たらしい。もしかして、海松のお姉さんがらみ?
「お前のように魔族と知っていながらその命を拾う物好きな人間もいる。断言はできまい。」
深栗ルートでも向日は出てくるよね? 二人の関係と背景を知りたい。
魔族と人間ははるか昔、普通に共存していたらしい。
それを人間が一方的に魔族は敵だと決めつけて放逐した……って感じなのかな、今までの話を総合すると。
「顔でも隠していればともかく、このままでは紛うことなく魔族以外のなにものでもないからな。」
……どう見ても違いがあるようには見えないのだが、自分の目が節穴なのだろうか。
髪や瞳の色も、魔族の間で特に共通点はないよな? 角もないし、耳先が尖ってるのは天藍くらいだし……うーん、分からん。
「それにお前を殺すことはできない。そう決められている。」
え? どゆこと?? 天藍がそう言ったとは思えない。アミュレットに選ばれたせい?
墓で眠っている魔族が「我らの光で希望」というのも気になります。
天藍の転生元……じゃないよな? お姉さん??
街に入り直すと、今度は油烟を発見。
この人はよく分からないな。そもそも露出が少ないし、いつも泰然としてるから、「天藍の忠実な部下」以上の印象がない。
戦闘中の声はいつ聞いても笑えるのだが。
「外見も雰囲気もやわらかいけど、なんだかあちこちえらそうだもん。」
瑠璃の評価もなんだかひどい。合わないのは種族の性質じゃなくて個々の性格の問題、というやり取りに笑ってしまった。
天藍が「魔王」じゃなくて「魔王子」なのは何か特別な意味があるのだろうか。
「ああ、そうそう、忘れていました。くれぐれも御身、お大事に。」
うーむ、なんだろう。素直に解釈すると、瑠璃の体が「光で希望」とやらの器にされるパターン?
そうでなくてもあまりいい意味じゃなさそうだ。
更に入り直すと、親玉の天藍を発見。
他二人はともかく、天藍はどっからどう見ても人間じゃないな。
アミュレットを手に「姉上」に語りかける天藍。「姉上」はどうも世界がいい方向に変わることを期待していたらしい。
「お姉さんがいるって言ってたのは本当だったのかな。……この世界のどこかに? ……魔族なのかな、やっぱり。」
「光で希望」=「姉上」だとしたら、もしかしたら人間に生まれ変わっているかもしれない。
瑠璃という可能性もあるが、魔族からの扱いはそんな感じじゃないな。
合ってたとしても、やっぱり器パターンな気がする。
天藍のパオイベント5回目発生。
夢らしき青年と少女の会話。あれ、誰だこれ?天藍じゃない?
どうやら彼らはラスボスと戦っているらしい。
「人のために行うわけではありません、お気になさらず。僕たち魔族もここで滅ぶわけにはいきませんからね。」
油烟のこの言い方だと、彼らは人間なのか。かつては人間と魔族で共闘してたんだな。
……あれ、この青年の声ってもしかして…… ああ!雪白か!雪白と茜だ!
そうか、ここで絡んでくるのか。なるほどー!
「……姫?」「一つ効果的な方法を思いつきました。」
……あれ、この姫の声ってもしかして……。
飛び起きる瑠璃。現実では月白がパオイベントよろしく苦しんでいました。
そういや月白の傷の詳細が明らかになってなかった。死に際の傷だっけ?そう予想しただけでそれすら不明だっけ?
駆け落ちか何かで追われてたのかと思ってたけど、ラスボスと先陣きって戦った時の傷だったのかもしれない。
……もしかして、うっすら見えてきた背景に気づいてるのって油烟だけなのかな。天藍は分かってない?
パオでも街でもイベントが起きなくなったので、昴の街に戻る。
あれ? イベント起きたぞ。パオイベント絡みだろうか。
どうやら魔族の起源について深栗に聞いていたらしい。
「シェンリーってけっこう箱入りだと思ってたけど、そこまで周りに興味ないのはまずいよ。」
瑠璃、ズレてるズレてる! でもシェンリーが箱入りっぽいのは解る。
紹介してもらった深栗の知り合いの魔族が濃すぎてびっくりしました。
白虎地方のお香の人の兄弟か何か? あれは人間らしいけど、超似てる。
魔族の人はもともと同じものだったらしい。人の中で人身御供的に隔離され、敵対視された集団が魔族になった、とか?
迷いの霧は封印の副産物なのかな。
扉前まで行って引き返し、街で最後の鍵を取得。
普段なら告白イベントが起こるタイミングで「嫌な予感がする」と言われてしまったので、心の準備をして行く。
落霞だー!! 懐かしいっ! 出てくるんじゃないかと思ってた!
動揺する月白を前にした落霞の表情が切ない。
扉前に立ちはだかったユーイェンとラオシアを倒す。落霞って風効かなかったのか。知らなかった。
瑠璃が拐われて種明かしのターンへ。
まさかのCG三枚目が油烟! でもそれ以上に、二つ結びの瑠璃の後頭部が女の子らしくて可愛い。
「ティエンラン様を救ってください。あなたにしかできません。」
「ですが我が君をお救いするには、あの方の魂を持っているあなたの力を借りるしかありません。」
やはり姫=瑠璃の前世か。魔族の女王で油烟の本当の主君。なるほど、だから天藍は魔王子だったのか。
月白ルートで語られた通り、前世と今世は別のものだから、姫=瑠璃にはならないんだよね。
器にされてどうこうというのは完全に杞憂だったようでよかった(笑) 向日に殺すなと命じたのも油烟だったのだろう。
しかしそうなると月白ルートはほんと前世関係ごちゃごちゃだな。まさか瑠璃の前世もあの場に居たとは。
あのルートの落霞はこのことを知ってたんだろうか。
そして明かされる魔の思念体の真実。
天から隕石……好奇心に負けた人間が封印を解いて災厄……なるほどジェノバ(仮)か!(FF7脳)
「もともと魔族は人から生まれた存在です。従属亜種といえばいいかもしれません。」
今のプレイヤーは亜種と聞くと自動的にモンハンを想起してしまうが、現実の亜種は少し意味が違うんだよね。
現在の魔族の土地に住んでいた人々が亜種=魔族に進化したのかな。
影は大半が「姫」によって封印されたが、逃げ出した欠片が天藍に寄生しているらしい。それがアレか。
「取り残された欠片を我が君から引き剥がしてもう一度封印できるのは、封印の楔となったあの方だけです。」
ってことは、今までのルートだとどうなんだ? 瑠璃がぶちのめしてるからOK?
瑠璃は説明されても何がなんだか分からない様子。プレイヤーには今までのルートの知識があるが、最近ちょっと夢を見ただけの瑠璃じゃ無理もない。下手に姉上の自覚が出ても姉弟EDになっちゃうしね。それもアリだけど。(そもそも本当に恋愛するんだろうか)
「アミュレットが力を貸してくれます。今までも意識せず使っていたでしょう? 気づいてなさそうですが。」
「青龍地方の迷いの霧を晴らしていたでしょう。房の神殿のまやかしを解いたのもあなたじゃないんですか?」
あー! 迷いの霧はともかく、まやかしあったなそういえば!
当時ちょっと気になってたけど、アミュレットの力だと思ってた。間違ってはいない。
油烟はいつ頃から瑠璃が姫の今世だと気づいてたんだろう。最初から? でも深栗けしかけてきてたしなあ。
二藍が離脱し、アミュレットを瑠璃が持っていたというのが判明した辺りからだろうか。
そして気になる迷いの霧は、世界を浄化するための手段として姫が作り出したものでした。
「世界を神殿で区切って小さく分けて、浄化の霧を満たして徐々に修復していたんですよ。」
そうだったのか! そして迷いの霧が悪さをしている原因ってそんなんだったのか!
星の街の件は結局どうだったんだ? 天藍が人間を滅ぼしたがっているのは間違いなさそうだが。
魔族が人間に転生するんじゃ、種族ごと恨むのも色々問題がありそうだけど……油烟の口ぶりからして姫は特例なのかもしれない。
「ええっと……あの子は助けるから。どうやればいいのかわからないけど、がんばるから。」
一人っ子っぽい瑠璃が姉気質で、年下の子の面倒見がいいのも意味があったのかな。
ラスダンを宝箱全無視で進み、玉座の間に到着。
さすがに三周目で三回目となれば最短ルートも覚えたよ! 太極符珠の場所は分からんけど!
天藍は瑠璃が姉上の今世ってことはやはり知らなかったのだろうか。
逆に知っていて拒絶してるんなら、瑠璃への態度も相まって天晴なのですが。
「そなたの存在自体が疎ましい。今すぐ消え去るがいい……!」
そこまで言われなきゃならんこと瑠璃はしてないぞ!? アミュレット持ってたからか!?
「少しくらいおとなしくしててよ! 話、聞きなさいってばっ!!」
瑠璃の説得虚しく戦闘に突入。ラスボス(前座)の宿命は逃れられなかったようだ。
じゃあ軽くぶちのめして……って、なんか強くない!?
君もその技使うなんて知らなかったよ! 思わず愛海・単式を使ってしまった。
言うこと聞かない元弟をぶん殴って黙らせる。
「だだこねてないでよね! こっちも命がけなんだから!」
全くだ。連れてたのが紅と深栗じゃなかったら瑠璃以外一撃死してたぞ。
あまり私の力を削るなって言うけど、自分から仕掛けてきたんじゃないか! ダメージ受けてる立ち絵けっこう好きだけどさ!
落霞も出てきていよいよクライマックスです。紅ルートの時と違って皆が喋るよ!よかった!(笑)
瑠璃と天藍の会話もよかったです。
「だから……絶対、助けてみせる。影なんて、消してやるわ。」
意気込んでのラスボス、魔の思念体戦。
紅は不思議な粉を振りまいた!敵の素早さが下がった!
まさかの展開に二度見しました。えっ、これいいの? さすが紅さん!
深栗が魔硬化・複式を使えるので、戦闘はいつもより楽です。回復を深栗に任せ、瑠璃と紅で殴りまくって撃破!
今回の道先案内人は油烟でした。お前今まで何処に居た。
深栗と共に油烟と相対する瑠璃。なにげに深栗の出番が多くて嬉しい。
天藍の人間への憎しみは根深そうだったな。姉上の魂の行き先を知ったことがどう影響するかも未知数だ。
「あたしも連れてって。」「瑠璃……!?」
え!? 油烟たちと一緒に行くの!? 深栗はどうするんだ?
「なんとなく……この子を見守っていたいんだよ。お姉さんの魂のせいかな……。」
「違うと思いますよ。あなたに宿っている姫の魂には記憶も意識もない。器に影響することはありません。」
そうなのか。月白と雪白の関係もそんな感じだったな。やっと恋愛っぽくなった気がするぞ!
魔族の行き先には深栗が一緒に連れて行ってくれるらしい。
でも残された仲間たちは心配するだろうな。と思ったら案の定月白がショックを受けてる!
後からでも無事を知らせてあげてくれ!
いつものエピローグをすっ飛ばして数カ月後。
天藍は相変わらず瑠璃にツンケンしているようだ。まあいきなり「姉上!(キラキラ)」とかなられてても困る(笑)
「私はまだそなたがここにいることを認めてはおらぬ。」
「いい加減、まぎれもない現実なんだから認めてくれたっていいと思うよ。」
微妙にずれたやり取りが面白い。天藍もなんだかんだで話に応じてくれてるな。
「……命が惜しくないというのならいつでも受けて立つ。」
EDを迎えてもブレないラスボス(前座)さん。ここまでくれば大したものです。逆に好きだよ、その頑固さ!
好意を持った相手には押せ押せになる瑠璃さんは天藍相手にも健在のようだ。
天藍にとって油烟は親のような存在らしい。油烟も二藍ルートでキャラが立ったな。向日は深栗ルートに期待しよう。
「姉に絶対の忠誠を誓っていた。そなたに甘いのはそのせいであろうな。姉上の魂に感謝しておくがいい。」
「……甘いの? あれで?」
記憶や意識は別物とはいえ、声は同じだったよね。演出上の問題かもしれないが、主人公に声があってよかった!と思った。
「……最初は姉上の魂とアミュレットを持つ人間など許し難いと思っていた。どちらも我らにとっては宝。」
あれ、知ってたの!? そうか! それは天晴だ!
最後の最後で天藍の株が爆上がりしました。だから存在自体が疎ましいって言ってたのか!
ラストでちゃんと恋愛っぽくもなってよかったです。CGもいい感じ。
天藍の顔の赤い部分(傷?)や異形の羽根は欠片の影響だったのかな。背中合わせラブ!
終わったー!
天藍クリア後に「新たなキャラクター二藍との出会いが可能になりました」のアナウンスはどうかと思うが終わった!
月白ルートだけだとあまりピンとこなかった、「前世と今世は別物」という設定が今回でしっくりきました。
天藍が最初から知ってたっぽいのには驚いたよ!ブレないブレないと思ってたが、最初っからブレてなかった。天晴です。
また、そのブレなさ加減だからこそ最後のやり取りがよかったなあ。
ツン→デレへの素晴らしい変遷を見ました。始まりが始まりなだけに感慨も一入。
似たような少年キャラにワンドのエストがいるけど、天藍のツン……どころじゃない憎悪は更にハードル高かったよ!
これから先発展するであろう二人の関係も見たかったです。絶対微笑ましいと思うのに!
油烟と深栗も交えて、楽しい話をいくらでも見られそうなのに、自分で想像するしかないとは口惜しい限りだ。
せめて天藍のおまけボイスだけは頑張って聞こう。後で。
次は深栗でラストです。
途中、二藍ルート先にやったのを少し後悔したんだが、クリアした今はこの順番で正しかったと思ってる。
だってこれまで一緒に旅をしてきた仲間たちが不憫じゃないか!
天藍には不満ないし、瑠璃の選択も分かるけど、どれだけ心配してるかと思うと……!
さすがに深栗あたりに頼んで知らせたか、会いに行ったかしたと思いたい。瑠璃の性格ならそうしてるはず。
深栗EDでは皆揃ってのエピローグだろうし、恋愛要素も天藍よりは濃そうなのでラストにもってこいです。
天藍EDも面白かったし、お気に入りなんだけどな。終わる時はすっきり終わりたい!
しかし、星の街については結局明らかにならなかったな。まさか本気でやつあたりか演出だったのか……?
無いわー……と言いたいところだが、「人間憎しの天藍なら仕方ないか……」と思う程度には天藍にも感情移入してしまった。
血の気多いしな、天藍。あれだけ確固とした憎しみがあるのに下手なフォローしてもアレだし、ラスボスらしいという点で評価できます。
街の人は気の毒だけどね。