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ひぐらしのなく頃に・皆殺し編再読

ひぐらしのく頃に・皆殺し編の再読が終わりました。
祭囃し編に向けてのテンションの高まりが凄い!
明日は知人も暇なので、一緒に読み始めようと思います。

以下ネタバレ感想。
「ひぐらしのく頃に・皆殺し編」まで読み終わってない方の閲覧はお勧めしません。



祭囃し!!どうなるの祭囃し!!

祭囃しを手元に置いている状況下で再体験した皆殺し編は、もう先が気になって気になって気になって仕方ない物語でした。
その上明日に備えてインストールなんかしちゃったもんだから、今にもアイコンに手が伸びそうだ!
どうせやるのは明日からなんだし、明日にすればよかった! もういっそ今からでもアンインストールしとく!?(錯乱)

それはともかく。

何度見ても前半の駆け引き部分(別名祟殺し解)は熱いですね。
祟殺し編で味わった閉塞感や無力感を次々に打ち壊していく圭一達、そしてその姿に希望を取り戻していく主人公・古手梨花。対比が見事です。
祟殺し編ではこれしかなかった!と(半ば本気で)思った「鉄平殺害」という手段を真っ向から否定する圭一とレナ。それに反発するのは、綿流し編・目明かし編で沙都子を憎み虐め殺した詩音。出題編でのやるせない構図がこうもひっくり返されるといっそ快感まで覚えます。そこに至るまでの経緯がまたいいんですよね。詳しく語られていないのが逆にしっくりくるというか、一言で言えば「選択肢の先の未来」。どれも、最初からすぐ傍にあった未来ですから。
梨花ちゃんも沙都子に選択肢を作ってあげられたし、それこそ一人だけじゃない、全員の「信じる心」が重要だったわけだ。惨劇目白押しな出題編やってた時も、薄々そういった優しい?ものが根底にあるんじゃないかと思ってたけど、解答編でここまでしっかり出してくるとは思わなかったなー。だもんで、より共感できました。

沙都子救出に成功し、迎えるのは楽しい楽しい綿流し祭。
今までスルーされてた人達のエピソード(園崎県議市議とか圭一両親とか)も綺麗に纏まって、ルールX・Zの心配は最早なさそうです。
……このまま最後までいければよかったんだけど、そこはルールYが邪魔したわけで。
終盤のシーンは胸が痛むことしきりでした。
でも、いくら悲劇で終わろうとも、「仲間の絆が確か」っていうのは大きな安心感を放つものなんだなぁ。罪滅しでもそうでしたけど、ルールXを打ち破った時点で未来は明るく輝いて見える。ルールYの黒幕よりも何よりも、疑心暗鬼が一番の敵なんですね。だから、正に疑心暗鬼の渦中だった出題編は何から何までカオスだったわけだ。
あの訳の分からなさっぷりもそれはそれで楽しめましたけど、やっぱり個人的には解答編の味の方が合ってます。
出題編も、解答編への布石とも言える序盤の平和描写や、惨劇の中でも丁寧で優しい心理描写のおかげで楽しく読めた部分が大きかった。
推理モノとしての整合性より何より、好きだった部分が本当に好きになれた!という意味で傑作だと思ってます。
……個人的には謎部分の解答についても文句ないんだけど、どうも少数派らしいので(笑)そこは胸の内で「納得した!」と叫ぶに留め……られないからこうして書いてるのかもしれませんが。でも、「何を推理するのか考える」という段階を踏まえれば自然と納得できる答えだったんじゃないかと思っているのです。暇潰し編なんかはあからさまに「推理不能、拒否する権利がある」って書いてあるし。
まぁ後入りですから、事前に竜騎士07さんの主張も目にする機会があったわけで、その意味では遙かに恵まれていたとは思います(笑) その分サプライズが減ってしまったとも言えるけどね。
もちろん、推理部分を考えないとしても物語としての展開のさせ方は秀逸だと思います。梨花の繰り返し設定なんてよくこんな見せ方思いついたな!って感じ。これで推理モノの法則に則り、名探偵的人物が登場→雛見沢村の陰謀を暴いて云々なんてやっちゃってたら、逆に興ざめだったと思う。

最後の描写を見るに、ルールZもまだ最後まで破り切れてないみたいですね。
ルールXの心配はもうないとして(私も信じてるからね!)、いよいよ祭囃し編ではY・Zの完全な突破を目にすることが出来るのでしょうか。
ハッピーエンドを楽しみに、明日を待ちたいと思います。

余談:圭一のレナのコンビが大好き。祭囃し編でも期待したい。

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