カヌチ~白き翼の章~ 総合雑感
- 2009/05/12 00:00
- カヌチ
後編にあたる「黒き翼の章」が届き、さぁやるぞ!と封を切りかけたところで前編の総合雑感がまだだったことに気付きました。
ハハハハハこうなると思った。
いや全員クリアは去年のうちにちゃんとしたんだよ! 本当だよ! 雑感書くのを忘れていただけなんだよ!
せっかく取っておいたメモを無駄にするのもなんなので、後編を始める前に一気書き。
ついでに白き翼の章のイベントも見直しました。これが後編でどのように決着するのか楽しみだな!
※以下ネタバレ注意!
ED(ルート)は クラト非優勝→クガミ非優勝→オウバ非優勝→ウキツ非優勝→ミトシ非優勝→シン非優勝→クラト優勝→クガミ優勝→オウバ優勝→ウキツ優勝→ハヤノグッド→ミトシ優勝→シン優勝 の順でクリア。
後ろにいくにつれてアキ優遇度が上がっているのは偶然……というには出来すぎかもしれない(笑)
美味しいものは何でも後にとっておきたい派なので、結果的には上々でした。
グッド、ノーマル、バッドとあったら下から順に見ていきたいんだ! ラストは最上のもので〆たいんだ!(力説)
しかし、カヌチの非優勝ルートはイベント省きすぎで辻褄合わなくなってる点が多いので、ファーストプレイには向かなかったかも。
多少の矛盾なら脳内補完でなんとかなるけど、あれはないだろう……。今の今までヨロハにいたはずなのに、何故ヤカミから連れ去られるのかと。何も言われないうちからクラトがイズサミのことを知っているのはどうしてなんだと。アサト姫とは是非とも仲良くなりたかったけど、名前を覚えてもらえるほど一緒に楽しく遊んだ記憶はないと。
何より、優勝もしてないのに専属鍛冶師とか呼ばないでええええ!(敢えて非優勝を狙った意味が……!)
(ハヤノバッド以外)全て終わらせた今となっては、非優勝ルートの存在意義が今一わかりません。
アキとトウラじいちゃんの心温まる家族交流を見られたくらいか。
トウラじいちゃんといえば、ストーリーイベントが進むごとに更新される里帰り会話が楽しかったです。
本筋イベントで置いてけぼりになりがちなアキの自然な姿が見られるのが嬉しい。序盤に薬を届けておくと、イベントでトウラの家に帰った時に「アキが届けてくれた薬のおかげで~」とお礼を言ってくれるのも細かくて良かった。
中でも印象的だったのは、アキの「私もお酒飲んでみようかな?」発言にテンパるトウラとカヤナ。
保護者であるトウラはともかく、自分も飲んでたのに「若気の至り、現実逃避!」と叫んで止めるカヤナが面映い。私が監視しておく!って(笑) アキもミトシと同じでアルコールが入ると豹変するタイプ? それか保護者精神のなせる業なのか(笑)
最序盤に帰った時の「カヤナ、後で話がある」にも笑わせてもらいました。アキ、怖い!
トウラがカヤナのことを娘って言ってくれるのがなんだか好きです。カヤナの父子関係、良くはなさそうだったものな。
以下攻略キャラごとの感想まとめ+αです↓
◆クラト=エスタ
後回しにしていた優勝ルートをやったら少し印象が変わりました。なんというか、可愛くなった(?)
アキ→カヤナへの乗り換え(というほどアキの方は確定されてなかったけど)も、何かと唐突感の拭えなかった非優勝ルートに比べれば受け入れやすかったです。カヤナ寄りだとわかってしまえば別の見方もできたしね。
思うところは多々ありますが、全体通してみるとカヤナに惹かれるのも止むなしかな、という気がする。
「人の体に乗り移った幽霊が何を言う!」(マイナス)→「俺が守りたいんだ!」(プラス)の感情変化も王道だ。
三角関係があると言ってもアキの方は最初から見守る姿勢だし、VSイズサミはある意味最高の萌え展開。
これで見せ方さえ悪くなければな……。つくづく勿体無いです。
クラトは確かに未熟者だけど、今まで真面目に堅実に生きてきたぶん逆境に弱いのは仕方ないかも。
その混乱がアキ・カヤナを含めた他者への攻撃性として発露するのはどうかと思いますが、リアルな流れではある。
そこも含めてキャラの魅力なんだろうなぁと今なら言えます。初回は本当にポカーンだったよ!(笑)
怒りの唐突さで言ったらウキツの方がよっぽどポカーンなので、見比べてみたらどってことなかったとも言う。
クラトの場合はアキ自身も反発してるし、カヤナや隊長からの制裁も入るしで後に引かないんですよね。
ファーストプレイのお相手キャラということで、それなりに贔屓している自覚はあります(笑)
暗殺者となった弟の存在を執拗に否定するのも混乱してるからこそなんだろうな。
で、その弟ですが、まさかの自宅滞在に動揺を隠せない!
優勝ルートだと出番が多いということは聞いていたのですが、実際目にしたら変な笑いが止まりませんでした。
なにこの王道。なにこのスペシャル展開。ここまでのイベントで「クラトもそんなに悪くないな」と思っていたプレイヤーを真正面から引き戻すインパクト、暗殺者の名は伊達じゃない! しかも飯までねだるとか、チビキャラ登場もアリとか……!
クラトはぶっちゃけ泣いてもいいと思う。
剣で負け、心意気でも負け、萌えでも負け……勝ってるのは何だ、出番か!? 君メインヒーローだろ!?
ここまで優遇されてないと逆に放っておけません。
黒き翼の章で逞しく成長し、カヤナと幸せになれるよう祈っててやるからな……
と思ったらアキ寄り確定とか、ホントお前何がしたいの!? 公式サイトで読んだ瞬間爆笑したよ!
これは自分の目で確かめるしかないな……。
それにしてもアクト、良かったです。アクトとアキの組み合わせいいなぁ。
なにげにアキに主導権握られてるあたり、クラトの弟っぽくて和みました。あ、でもクラトもあれで強引キャラだっけ(笑)
しかし、いくら体力が尽きてるとは言え、怪我人が寝てるベッドに潜り込むのは気が引けた。
ときめく以前に、足とかぶち当たったら死ぬんじゃね?みたいな……(そういやアクトはアキのいびきを聞いたのだろうか)
アクトってヤスナでは少尉なんですよね。カスガが大尉だったかな。
一般兵も忠義に篤い者ばかりだし、一概に敵だからどうこうとは言えないよな。
余談ですが、今まで頑なに「器サン」呼びだったイズサミが優勝ルートでアキを名前呼びしてくれて驚倒しました。
こっちはてっきりカヤナ以外の女なんて砂粒ほども目に入ってないものだと……(まぁ実際それに近いだろうけど)
アキ・カヤナ・クラト・イズサミで食卓を囲んだ時なんか、アキがよく出来たお母さんみたいでした。
こういう時カヤナは子供側だよね(笑)
◆クガミ=タカマハラ
全編通して天真爛漫で可愛らしい王様。ミトシとの友情関係も良かったです。
しかし、戦に出たい→だが自分に万が一のことがあって王の血脈を閉ざすわけにはいかない→そうだ、婚儀を挙げて世継ぎ作っとこう、というある意味大変男らしい思考回路には脱帽。理路整然としてるのかぶっ飛んでるのかどっちなんだ!
優勝ルートではクガミ庶民化計画の様子が細かに描写されていて楽しかったです。
カヤナとクガミの師弟っぷりはもちろん、アキの近所のお姉さん的な立ち位置が良かった。
なんだかんだで順応性高いよね、アキ(笑) クガミに対しても一度決めたらとことん親身で好感持てました。
襲撃を受けて震えるクガミを「敵はもういない。私は何ともない。強かっただろう?」と言って抱きしめるカヤナもカッコ良かった。
でも正直、このルートで一番カヤナをカッコ良いと思ったのは、「もし私がクマヒを見つけたら……」と話を持ちかけるアキに「お前の打った剣であれば、どんな剣でも私は使いこなしてみせる」と言い放ったシーンでした。
あれはしびれたなー! カヤナのこの台詞を越える覚悟でもって契約に臨んでくれるキャラが、果たして後編出てくるのだろうか(笑) なまじ相棒が男前なだけに、契約相手を見る目が必要以上に厳しくなりそうです。
そういえば、クガミとイズサミが割合仲良しだったのが意外でした。クラト(一番険悪)の直後にやったからかな……。
二人がじゃれ合う光景に圧倒されながら「わー……神王と陛下が遊んでる……」と零したクラトが面白かった。
翼をなくしたクガミが黒き翼の章でどのように活躍するのか、期待が高まります。
初回攻略はクガミからでもいいな!
◆オウバ=テオ
なくした記憶の内容がとても気になる忘却の剣士。過去の家の背景がすごく好きです。
手当てCGを見ていて思ったのですが、オウバの初恋の人ってカヤナ入りのアキなんじゃないかなぁ。奥さんを看取った時みたいな感じで、更に若きころのオウバに出会うのでは……。言葉を交わすのもアキじゃなくてカヤナな気がする。
あれ、でも体は一緒でも声自体は違うんだっけ? クガミルートで「その声は鍛冶師の娘か」って言われたような……うーん?
息子は息子でヤスナの軍人になってるし(しかも攻略対象)、どういうことなのか物凄く気になります。
そもそもヤスナのタカミ=オウバの息子という図式自体怪しいところ。暗殺一族って何なんだ。気になる気になる気になる……
やはり初回攻略はオウバ隊長にすべきなのか(移り気)
それにしても、隊長って皆に慕われてますよね。アクトの襲撃で負傷したシーンでは皆の動転っぷりに不謹慎ながらニヤニヤしてしまいました。シンの時代ではもう50過ぎてたみたいだけど、そこは変わってないっぽい?
同じ未来になるのかは分かりませんが、もし重なるなら隊長は生存確定ですね。
恋愛は(あるとすれば)アキとカヤナ、どっちが対象になるんだろう?
イベントはカヤナとの方が多かったですが、あの二人は戦友同士といった印象の方が強いので、最終的にくっつくならアキ……かなぁ。その方が個人的には納得がいきます。
正直な話、剣で語る系のイベントはいまいち胸に響かないので、それで培った絆とやらには懐疑的になってしまうんですよね。戦いのシーンが大きな山場であることに異論はないけど、一人称の解説すらない台詞形式のADVでは説得力がなさすぎて渋い顔になってしまう。RPGパートなどでプレイヤーが実際に戦ってるわけでもないし、そもそもこのゲームでプレイヤーがやってることといったら鍛冶なので(これはデカイと思う)、どうしてもアキ寄りになってしまうよ……。
アキ関係のイベントで印象に残ったのは棚付けかな。妙な噂の広まりの速さはさすが警備隊。
パニくってアキを拒絶したクラトに比べて隊長の対応は大人でした(笑)
おまけイベントも見たけど、カヤナ、アキの服似合わねええええ!! 警備隊の面々の気持ちがわかった!(笑)
◆ウキツ=ワタセ
一周目は「甘ったれんな!!」イベントの内容が納得いかなかったのと、非優勝ルートのポカーン具合が半端なかったのとであまりいい印象がなかったのですが、二周目序盤、信頼度100前後の状態で見られるイベントで見直しました。
「オレ達他人だけどさ、他人じゃねーっつことだ。」の一言に全てが詰まっています。
ハヤノがいなかったら絶対言えてなかっただろうけど(笑)そんなところもまた魅力かなぁと。不器用の極みだ!
優勝ルートではアキとキリヒ兄妹の交流が補完されてて一安心でした。アサトちゃん可愛いなー!
ウキツルートではちょい役だけど、ハヤノの大家さんも好きです。年嵩の女性の深みと優しさ、それと独特の素っ気無さがうまくブレンドされたいい声なんだ! シーン回想でもしっかり聞いてしまいます。声萌えってこういうものかと実感した次第。
サナトの目的は何なんだろうなぁ。ヤスナの陛下をも出し抜こうとしてるみたいだけど、鍵持つ者の宿命を利用して出来ることって何だろう。バルハラに繋がるのであれば、誰か生き返らせたい人がいるとか? この辺は後編にならないと推測すら不可能か。
あと、「ウキツは所詮死ぬが運命」という台詞があったけど、シンってウキツのことよく知ってるんだよね。シン(現在)が警備隊に入るのってどう考えても審判の刻より後だし、なんだかんだで生き残るんじゃね? ウキツ。
鍵持つ者の行く末を知ったウキツが逃げ出したイベントですが、まさかトウラと出会うとは思ってませんでした。
クラトとトウラ、オウバとトウラは良く見る組み合わせだけど、ウキツは珍しい。
でもあそこでトウラ爺ちゃんが来るっていうのはいいですね。アキやカヤナが行ってもどうにもならないだろうし、うまいなー。
この辺りからウキツがアキの名前をよく呼んでくれるようになってちょっと感動(笑)
カヤナが翼を取り戻すエピソードは、ウキツルートのが一番好きだな。
◆ハヤノ=セミサイ
ウキツルート(優勝)から続けて攻略。
ハヤノ目線のウキツがえらい頼り甲斐あって吹きました。ウキツ、お前同性には優しいんだな!(笑)
ハヤノにとってのウキツはアキにとってのクラトと通じるところがある気がします。
それにしてもアキの立ち絵欲しかったなー! このルートならますますあってもいいのに!
ハヤノの台詞で印象に残ったのは、「結局僕達には何の力もなくて、戦いを止めることもできない。ただ見守ることしかできないから」というくだり。本筋ルートでずっとモヤモヤしていたものが、この台詞で大きく救われた気がします。本編ではアキの憂鬱を分かってくれる人が全くいなくてね……。長女気質というかなんというか、ワリを喰いやすいタイプだなーと思う。
そういえばアキって本編では恋のこの字もないですね。
だからこそカヤナが出張ってたのかもしれないけど、どのみちあの状態で恋を育むのは無理じゃないかなぁ。キャラの心に関わるイベントほぼ全部カヤナが担当してるし、アキが深く交流した相手ってカヤナとトウラ、あと強いて言えばミトシくらいのような……。
ハヤノルートはハヤノが主人公でウキツが親友、アキがヒロイン、カヤナがヒロインの親友って感じの立ち位置だから、アキの出番が限定されてても平気だったんだけどな。
このルートだと中盤からアキとの淡い恋模様が入ってくるのですが、それまでがそれまでだっただけに凄く新鮮でした。
ハヤノの頬をぶっ叩いたアキがカッコよすぎて痺れたなー。
普段はカヤナの影に隠れちゃうけど、アキにだって激しい面や毅然とした一面があるんですよね。
他にも王子王子・王様王様してるハヤノの意外な姿とか、じれったい二人に痺れを切らしたカヤナの行動とか、兄と国のために一生懸命頑張るアサトの健気さとか見所盛りだくさんでした。みんな可愛い!
あと大家さんの激励にも涙が出そうだった。大家さん好きだああああー!
ラスト付近では後編に先駆けてのアキとカヤナの別れが切なかったです。
「アキ…… そうだな、お前は私の…… 今までで最高の相棒だ。」
相棒!! なんという涙腺決壊用語……!! 某ゲーム狂いのプレイヤーへの挑戦かー!
(相棒って言葉自体は珍しくもなんとも無いんだけど、脳内で勝手にシフトされちゃうんだよ!)
EDも幸せそうで良かったと思う反面、ラストのカヤナとコロに切なくなり、じわじわしてたらエピローグの子ども達の名前でトドメ。
アキったら! アキったら!(涙) ベタだけど切ない!
成長したアサトちゃんがすごく綺麗でした。こんな美しい女性をおばさん呼ばわりするとはさすがカヤナの名を貰った子(笑)
髪や目の色もカヤナたちと一緒なんですね。つかアキ……綺麗だ……(感涙)
スクロールで白い翼を持つカヤナの視点になるのがまた素敵です。
カヤナって神様なんだなってここで始めて実感できた。好きだー! 子供のカヤナが手を振ってるのも憎い演出。
子ども達のカラーリングが象徴的なものでないなら、やっぱりアキとカヤナには血のつながりがあるのかな。イズサミの髪色はハヤノと同じだけど、目の色はどこから来たんだろう。それとも神様(カヤナ・イズサミ)の影響なんでしょうか。
それにしても、あのドタキャン騒ぎ後のキリヒの外交は大丈夫だったのだろうか……。
相手国の人が気の毒で、クライマックスシーンはまともに見れなかったよ!
◆ミトシ=フレスカ
始めに登場した時はあまり興味がなかったのですが、色んなルートを見ていくうちに好きになったキャラ。
ミトシルートでは他に比べてアキの出番が多めで、それだけでも嬉しかったです。
信頼度が150以上で発生するイベントでイビキのことを聞かされて慌てふためくアキが可愛かった。
それまで「迷いし者」呼びだったのがこのイベントを境に名前呼びに変わるあたり、ズルイですよね! なんとなく!
六章に入った直後のイベントも良かったです。アキがキャラの内面に深く踏み込む描写は初めてだったのでびっくりした。
ミトシの購入したエンクの葉は後編で重要になってきそうですね。
このルートのイズサミはシンルートと比べて悪役っぽいなー。というか、シンルートが特殊なのか。
星読の力を失って自暴自棄になったミトシにアキの平手打ち再びでプレイヤー大喜び。単純にカヤナに先んじたのか、それともカヤナが最初からアキに任せるつもりで黙ってたのかは分かりませんが、個人的には後者だと思いたい。
暴走した男性に対して力技で押し込むカヤナに対し、アキはとっさの反応と言葉で相手正気に返す、文字通り「諌める」立ち位置であることが多い気がします。ていうか男キャラが暴走しすぎなんだよどいつもこいつも! それも極めて物騒な方向に!
思えば、相手キャラの血気盛ん度と暴走具合が激しくなるに従ってカヤナの出番も増えていくんですよね。これで担当が終始アキだった日には絶対に一度は殴られている! ウキツ、クラトあたりは特に危ない!(偏見)
ミトシは上記二人に比べれば遙かにマシなので、見ている方も気を楽にしていられます。
「心配してる人がいる限り、黙って出て行くのはよくないと思うよ?」
この台詞、アキ自身が両方の立場になって苦い想いをしたことがあるだけに真に迫る。深いな……
――っていう染み入るようなシーンなのになんでアキの名前だけ音声抜けるかな!?
よりにもよってアキだけ! テンション一気に落ちたぞ今!
そうですかカヤナはいいけどアキにはお礼言いたくないんですねそうだよね平手打ちしたからね本当は嫌だったんだよねアハハ、みたいな嫌味と嫉妬と卑屈さに満ち満ちた思考を一瞬でも巡らせてしまった自分が許しがたい。
これは私だけかもですが、このゲームやってると自分の心の負の部分が見えてきてたまに居たたまれなくなります。基本楽しいけど、そういう時は楽しくないよ! 闇と向き合うのは現実だけで充分だよ! って言ってしまう自分が例によって(略)だよ!
気を取り直して。
ミトシに弱いアキっていう表現が何かいいです。ちゃんと嬉しかったってお礼言ってくれるミトシも良い子。
ハヤノとアキは対等な男女って感じだったけど、ミトシとアキは持ちつ持たれつな親愛関係な気がするな。
そういやミトシって、自分のルート以外では星読の力失ってないのかな?
クラトルート(優勝)でイズサミと対面してもさしたる反応がなかったし……パラレルとかじゃないだろうから、他ルートは他ルートで穏便に済んだのかなぁ。でもイルの剣=イズサミ狂戦士化の元凶ってなると、どのルートでもミトシから取り返しないとおかしいんだよね。とすると、ミトシは全ルートで星読の力を失ってるってことになるし…… まだひた隠してるのかな。クラトルートの星読みは予め書き出しておいたヤツとか、無理やりこじつければ理解できなくもないか。
カヤナの翼の色とか、現時点ではなんともいえないイベントも多いですしね。
ミトシの新しい力を皆に披露するイベントがあったのにびっくりした。ウキツはほんとにかわいいな!(笑)
◆シン=アトベ
シンの過去トリップ体験イベントは一周目では唐突過ぎて目が点でした。
二周して漸く理解できたかな。この辺の結末が後編でどう描かれるのか凄く気になる。
カスガとの戦いはなんとなくクラトルートを思い出すなー。こうして見るとシンとクラトって対照的な描かれ方してますね。シンも動揺してないわけじゃないけど、大人なぶん隠し方がうまいんだと思う。
若い頃のシンってどんなだったんだろう。品評会前のイベントでは「(クラトが)俺の若い頃にそっくり」って言ってたな。自殺未遂するくらいだから、両親との間でよっぽどのことがあったんだろうけど……。
三年前から続くチナキとシンの関係が好きです。姉御肌の美女と掴みどころの無い風来坊ってロマンだよね!
親友のカスガはカスガで尊敬に値するレベルの生真面目軍人だし…… 典型的悪役のサナトやアクトと比べるとギャップが凄まじいです。さらっともてなされてしまう辺り人徳というか……いやでもアキの場合なんだかんだでアクトも世話してたしなぁ。
カスガは後編でアキ、カヤナのどっちと深く関わるのかな。前編で見る限りはカヤナっぽい?
途中に出てくるアキ・カヤナ・シン・カスガ・イズサミの賑やかCGが好きです。カヌチは多人数CGが多くて嬉しいなー。落ち着いた者同士のカスガとアキの会話が面白かったです。非優勝ルートではこの二人の絡み少なかったよね。
「アキ・ミヤズとカヤナは、自分とシンのような関係なのかもしれんな」というカスガの台詞が地味に嬉しい。
湖でのアキ・ミヤズ→アキちゃん問答も微笑ましくなりました。カスガ、似合わない(笑)
カヤナとシン、カスガの太刀筋が似ているというのは後編への大きな伏線みたいだけど、これもやっぱりセツマ絡みなのかな。姿は特別限定版の絵本で見たことがあるけど、従者としても敵としてもソツの無いキャラって印象です。
シンルートのイズサミはいじらしいなぁ。他ルートの相手役に比べてシンへの敵意がないのは、時を越えてきたって共通点からだろうか。個人的にはカヤナにアプローチかけてないからじゃないかと思う(笑)
カヤナがイズサミへの想いを断ち切った直接の理由を知らないと何とも言えないけど、できれば二人で幸せになってほしい。
そういやサナトがアキ、カヤナを「死体でも構わん」と言ってるのは彼の独断なのかな? 陛下の思惑とは違うのか。
カスガ帰国後のチナキが印象的でした。ノレサ亭とトウラの家はイベントの度についつい通ってしまうな。
ラストでまさかのシンVSアクトCGが出て(まぁアクトは見えないが)テンション上がりました。
非優勝ルートだと効果音とフラッシュだけで進むから、戦闘シーンも印象に残りづらいんですよね。その点カヌチのCGは躍動感があるし、動的な演出もあって見栄えがする。同じシーンでも見せ方一つでガラっと変わりますね。
切羽詰ると「アキ」って呼び捨てになるシンが好きだ! アクトも好きだ! カスガも好きだ!(聞いてない)
◆鍛冶
二周目の時点で勾玉以外コンプリート。
その後三周・四周と素材集めに精を出し、五周目以降は全武器の所持数を常に5個以上に保つ、依頼をこなす過程で足りなくなったらその都度補充、というめんどいことをやってました。鍛冶師レベルは始めに難易度高いのを作っちゃうと早く上がりますね。
素材集めもそんな感じで、減り具合の激しいものから順に99個まで補充。
考えてみるとかなり大味なやり方だな……。
六周目以降は素材集めと次の日送りが半々くらいかな。食べ物持って集中採取なんかもやってました。
最後辺りはボタン連打制作で全武器10本以上は持ってたかな……毎回依頼達成しないと気が済まなくて。
品評会は六周目までずーっと低難易度のものを提出し、うっかり優勝したらリセットということを繰り返してきたので、七周目(クラト)は感動でした。やっと、やっと専属鍛冶師になれたよおじいちゃん!
後半はトウラの家で過ごすのがデフォルトだったので、自宅に残ったまま進んでいくのもまた新鮮。
そういえば品評会後の依頼ってクラト固定なんですね。初回がクラトルートだったのでそのせいかと思ってた。ウキツやミトシ、クガミの品評会後依頼も見てみたかったな。
◆イラスト
カヌチの購入を決めた要素の1つ。
絵柄も塗りも総じて好みなので、一人あたりのCG枚数が多くてよかった。
恋愛?イベントでなくても、物語的に重要な場面ならしっかり入ってきます。
立ち絵の種類も豊富で躍動感がある。剣を構えた立ち絵なんて何種類あるんだ?
これでアキの立ち絵さえあれば言うことないのに!(痛恨の極み)
人物に比べたら目立ちませんが、背景もすごく綺麗なんですよね。昼と夜の色彩の変化が美しい。
特に街の灯の表現が暖かみに溢れてて、見ていて癒されます。
デフォルメされたマップを探索する採取パートも色鮮やか。
武器・素材・料理のイラストも一つ一つ凝ってて良かったです。サクヤカラントとイザヨイ、アスメル鉱石あたりが特に好き。
こういう細々したイラストも後でまとめて見られると嬉しかったかな(笑)
◆コロのおまけ
【アクトのこえ】
はっ!? 今お前なんつった!? 最後なんつった!?(動揺)
クラトじゃ絶対言えないような冷めたコメントの嵐に弟の苦労っぷりを感じつつ(や、単に元からそういう性格だったのかも知れないが)、ふむふむ予想通りだと頷きながら聞いてたら、ラストでまさかの爆弾発言。
そ、そういう台詞は後にとっとくべきだろう、もったいない! 声優変更に未練を感じてしまうじゃないか!
久方ぶりにひどいスケコマシキャラを見ました。そういやこの人アキに迫ってたね。元から不穏当だったね。
でもアキのことだから、からかわれた時は激しく動揺しても、その後意識したりはしないんだろうなぁ(笑)
【サナトのこえ】
この人は恋愛ゲーの攻略対象よりRPGのラスボスやってる方が似合いだ。ん、でもそうなると場合によっては完全武装の主人公連中にフルボッコにされる危険が……いやしかし歴史に残る名悪役になる可能性も……いや……
って言うかこの人ホントに攻略できるんですか?(大いなる疑問)
対アキだったらアキ逃げてー!だけど、対カヤナだったら……何と言うか竜虎の争いっぽい(笑)
【カスガのこえ】
短けええええええ!! でもカスガらしい! 黒き翼の章のカスガも楽しみだ。
【ハヤノのこえ】
上記3人のあとだと可愛くて癒されます。
とりあえずアキとは結婚できたから安心してくれ。白では誰も成し遂げてない快挙だ、すごいぞハヤノ!
――というか、本編では付き合う以前にまず結婚から入ったのですが。逆だな、順番(笑)
【みにみにどらま1】
クラトとウキツの口喧嘩。予想外に微笑ましいオチで和みました。たまにはこんなのもいいな!
【みにみにどらま2】
シンとオウバの酒会話。給料天引きだけで済ませられるオウバはできた人だ。この二人は年長組ですね。
【みにみにどらま3】
ミトシとクガミに友情出演クラト。ミトシの酔っ払いネタは伏線なのか何なのか……これで伏線だったら凄い(笑)
よし、だいたい書けた!
予想以上に長くなりましたが、そのぶんしっかり整理できました。後編でも総合雑感くらいは書けたらいいな。
ざっと見て一番気になるのがオウバ隊長の真相なので、黒き翼の章のファーストキャラはタカミになりそうな予感。
次がクガミ(コトヒラ)かシン(カスガ)で、キャラ的に怖いサナト(ウキツ)といろんな意味で気になるクラト(アクト)は最後の方に回したいかも。後編のキャラは前編に出てたキャラ以外詳しくないので、この順番だと新鮮にプレイできそうです。
そういえば、後編への移行にあたって各ルートで分岐している展開にはどう説明つけるんだろう?
カヤナの翼の状態もそうだし、親衛隊キャラとの面識とか時間軸とかその他諸々、ルートごとに違うところが多すぎる。
色んな事件があったぶん、完全に一本化されてたら寂しいですね。引継ぎで継承できるようになってたらいいな。
ハハハハハこうなると思った。
いや全員クリアは去年のうちにちゃんとしたんだよ! 本当だよ! 雑感書くのを忘れていただけなんだよ!
せっかく取っておいたメモを無駄にするのもなんなので、後編を始める前に一気書き。
ついでに白き翼の章のイベントも見直しました。これが後編でどのように決着するのか楽しみだな!
※以下ネタバレ注意!
ED(ルート)は クラト非優勝→クガミ非優勝→オウバ非優勝→ウキツ非優勝→ミトシ非優勝→シン非優勝→クラト優勝→クガミ優勝→オウバ優勝→ウキツ優勝→ハヤノグッド→ミトシ優勝→シン優勝 の順でクリア。
後ろにいくにつれてアキ優遇度が上がっているのは偶然……というには出来すぎかもしれない(笑)
美味しいものは何でも後にとっておきたい派なので、結果的には上々でした。
グッド、ノーマル、バッドとあったら下から順に見ていきたいんだ! ラストは最上のもので〆たいんだ!(力説)
しかし、カヌチの非優勝ルートはイベント省きすぎで辻褄合わなくなってる点が多いので、ファーストプレイには向かなかったかも。
多少の矛盾なら脳内補完でなんとかなるけど、あれはないだろう……。今の今までヨロハにいたはずなのに、何故ヤカミから連れ去られるのかと。何も言われないうちからクラトがイズサミのことを知っているのはどうしてなんだと。アサト姫とは是非とも仲良くなりたかったけど、名前を覚えてもらえるほど一緒に楽しく遊んだ記憶はないと。
何より、優勝もしてないのに専属鍛冶師とか呼ばないでええええ!(敢えて非優勝を狙った意味が……!)
(ハヤノバッド以外)全て終わらせた今となっては、非優勝ルートの存在意義が今一わかりません。
アキとトウラじいちゃんの心温まる家族交流を見られたくらいか。
トウラじいちゃんといえば、ストーリーイベントが進むごとに更新される里帰り会話が楽しかったです。
本筋イベントで置いてけぼりになりがちなアキの自然な姿が見られるのが嬉しい。序盤に薬を届けておくと、イベントでトウラの家に帰った時に「アキが届けてくれた薬のおかげで~」とお礼を言ってくれるのも細かくて良かった。
中でも印象的だったのは、アキの「私もお酒飲んでみようかな?」発言にテンパるトウラとカヤナ。
保護者であるトウラはともかく、自分も飲んでたのに「若気の至り、現実逃避!」と叫んで止めるカヤナが面映い。私が監視しておく!って(笑) アキもミトシと同じでアルコールが入ると豹変するタイプ? それか保護者精神のなせる業なのか(笑)
最序盤に帰った時の「カヤナ、後で話がある」にも笑わせてもらいました。アキ、怖い!
トウラがカヤナのことを娘って言ってくれるのがなんだか好きです。カヤナの父子関係、良くはなさそうだったものな。
以下攻略キャラごとの感想まとめ+αです↓
◆クラト=エスタ
後回しにしていた優勝ルートをやったら少し印象が変わりました。なんというか、可愛くなった(?)
アキ→カヤナへの乗り換え(というほどアキの方は確定されてなかったけど)も、何かと唐突感の拭えなかった非優勝ルートに比べれば受け入れやすかったです。カヤナ寄りだとわかってしまえば別の見方もできたしね。
思うところは多々ありますが、全体通してみるとカヤナに惹かれるのも止むなしかな、という気がする。
「人の体に乗り移った幽霊が何を言う!」(マイナス)→「俺が守りたいんだ!」(プラス)の感情変化も王道だ。
三角関係があると言ってもアキの方は最初から見守る姿勢だし、VSイズサミはある意味最高の萌え展開。
これで見せ方さえ悪くなければな……。つくづく勿体無いです。
クラトは確かに未熟者だけど、今まで真面目に堅実に生きてきたぶん逆境に弱いのは仕方ないかも。
その混乱がアキ・カヤナを含めた他者への攻撃性として発露するのはどうかと思いますが、リアルな流れではある。
そこも含めてキャラの魅力なんだろうなぁと今なら言えます。初回は本当にポカーンだったよ!(笑)
怒りの唐突さで言ったらウキツの方がよっぽどポカーンなので、見比べてみたらどってことなかったとも言う。
クラトの場合はアキ自身も反発してるし、カヤナや隊長からの制裁も入るしで後に引かないんですよね。
ファーストプレイのお相手キャラということで、それなりに贔屓している自覚はあります(笑)
暗殺者となった弟の存在を執拗に否定するのも混乱してるからこそなんだろうな。
で、その弟ですが、まさかの自宅滞在に動揺を隠せない!
優勝ルートだと出番が多いということは聞いていたのですが、実際目にしたら変な笑いが止まりませんでした。
なにこの王道。なにこのスペシャル展開。ここまでのイベントで「クラトもそんなに悪くないな」と思っていたプレイヤーを真正面から引き戻すインパクト、暗殺者の名は伊達じゃない! しかも飯までねだるとか、チビキャラ登場もアリとか……!
クラトはぶっちゃけ泣いてもいいと思う。
剣で負け、心意気でも負け、萌えでも負け……勝ってるのは何だ、出番か!? 君メインヒーローだろ!?
ここまで優遇されてないと逆に放っておけません。
黒き翼の章で逞しく成長し、カヤナと幸せになれるよう祈っててやるからな……
と思ったらアキ寄り確定とか、ホントお前何がしたいの!? 公式サイトで読んだ瞬間爆笑したよ!
これは自分の目で確かめるしかないな……。
それにしてもアクト、良かったです。アクトとアキの組み合わせいいなぁ。
なにげにアキに主導権握られてるあたり、クラトの弟っぽくて和みました。あ、でもクラトもあれで強引キャラだっけ(笑)
しかし、いくら体力が尽きてるとは言え、怪我人が寝てるベッドに潜り込むのは気が引けた。
ときめく以前に、足とかぶち当たったら死ぬんじゃね?みたいな……(そういやアクトはアキのいびきを聞いたのだろうか)
アクトってヤスナでは少尉なんですよね。カスガが大尉だったかな。
一般兵も忠義に篤い者ばかりだし、一概に敵だからどうこうとは言えないよな。
余談ですが、今まで頑なに「器サン」呼びだったイズサミが優勝ルートでアキを名前呼びしてくれて驚倒しました。
こっちはてっきりカヤナ以外の女なんて砂粒ほども目に入ってないものだと……(まぁ実際それに近いだろうけど)
アキ・カヤナ・クラト・イズサミで食卓を囲んだ時なんか、アキがよく出来たお母さんみたいでした。
こういう時カヤナは子供側だよね(笑)
◆クガミ=タカマハラ
全編通して天真爛漫で可愛らしい王様。ミトシとの友情関係も良かったです。
しかし、戦に出たい→だが自分に万が一のことがあって王の血脈を閉ざすわけにはいかない→そうだ、婚儀を挙げて世継ぎ作っとこう、というある意味大変男らしい思考回路には脱帽。理路整然としてるのかぶっ飛んでるのかどっちなんだ!
優勝ルートではクガミ庶民化計画の様子が細かに描写されていて楽しかったです。
カヤナとクガミの師弟っぷりはもちろん、アキの近所のお姉さん的な立ち位置が良かった。
なんだかんだで順応性高いよね、アキ(笑) クガミに対しても一度決めたらとことん親身で好感持てました。
襲撃を受けて震えるクガミを「敵はもういない。私は何ともない。強かっただろう?」と言って抱きしめるカヤナもカッコ良かった。
でも正直、このルートで一番カヤナをカッコ良いと思ったのは、「もし私がクマヒを見つけたら……」と話を持ちかけるアキに「お前の打った剣であれば、どんな剣でも私は使いこなしてみせる」と言い放ったシーンでした。
あれはしびれたなー! カヤナのこの台詞を越える覚悟でもって契約に臨んでくれるキャラが、果たして後編出てくるのだろうか(笑) なまじ相棒が男前なだけに、契約相手を見る目が必要以上に厳しくなりそうです。
そういえば、クガミとイズサミが割合仲良しだったのが意外でした。クラト(一番険悪)の直後にやったからかな……。
二人がじゃれ合う光景に圧倒されながら「わー……神王と陛下が遊んでる……」と零したクラトが面白かった。
翼をなくしたクガミが黒き翼の章でどのように活躍するのか、期待が高まります。
初回攻略はクガミからでもいいな!
◆オウバ=テオ
なくした記憶の内容がとても気になる忘却の剣士。過去の家の背景がすごく好きです。
手当てCGを見ていて思ったのですが、オウバの初恋の人ってカヤナ入りのアキなんじゃないかなぁ。奥さんを看取った時みたいな感じで、更に若きころのオウバに出会うのでは……。言葉を交わすのもアキじゃなくてカヤナな気がする。
あれ、でも体は一緒でも声自体は違うんだっけ? クガミルートで「その声は鍛冶師の娘か」って言われたような……うーん?
息子は息子でヤスナの軍人になってるし(しかも攻略対象)、どういうことなのか物凄く気になります。
そもそもヤスナのタカミ=オウバの息子という図式自体怪しいところ。暗殺一族って何なんだ。気になる気になる気になる……
やはり初回攻略はオウバ隊長にすべきなのか(移り気)
それにしても、隊長って皆に慕われてますよね。アクトの襲撃で負傷したシーンでは皆の動転っぷりに不謹慎ながらニヤニヤしてしまいました。シンの時代ではもう50過ぎてたみたいだけど、そこは変わってないっぽい?
同じ未来になるのかは分かりませんが、もし重なるなら隊長は生存確定ですね。
恋愛は(あるとすれば)アキとカヤナ、どっちが対象になるんだろう?
イベントはカヤナとの方が多かったですが、あの二人は戦友同士といった印象の方が強いので、最終的にくっつくならアキ……かなぁ。その方が個人的には納得がいきます。
正直な話、剣で語る系のイベントはいまいち胸に響かないので、それで培った絆とやらには懐疑的になってしまうんですよね。戦いのシーンが大きな山場であることに異論はないけど、一人称の解説すらない台詞形式のADVでは説得力がなさすぎて渋い顔になってしまう。RPGパートなどでプレイヤーが実際に戦ってるわけでもないし、そもそもこのゲームでプレイヤーがやってることといったら鍛冶なので(これはデカイと思う)、どうしてもアキ寄りになってしまうよ……。
アキ関係のイベントで印象に残ったのは棚付けかな。妙な噂の広まりの速さはさすが警備隊。
パニくってアキを拒絶したクラトに比べて隊長の対応は大人でした(笑)
おまけイベントも見たけど、カヤナ、アキの服似合わねええええ!! 警備隊の面々の気持ちがわかった!(笑)
◆ウキツ=ワタセ
一周目は「甘ったれんな!!」イベントの内容が納得いかなかったのと、非優勝ルートのポカーン具合が半端なかったのとであまりいい印象がなかったのですが、二周目序盤、信頼度100前後の状態で見られるイベントで見直しました。
「オレ達他人だけどさ、他人じゃねーっつことだ。」の一言に全てが詰まっています。
ハヤノがいなかったら絶対言えてなかっただろうけど(笑)そんなところもまた魅力かなぁと。不器用の極みだ!
優勝ルートではアキとキリヒ兄妹の交流が補完されてて一安心でした。アサトちゃん可愛いなー!
ウキツルートではちょい役だけど、ハヤノの大家さんも好きです。年嵩の女性の深みと優しさ、それと独特の素っ気無さがうまくブレンドされたいい声なんだ! シーン回想でもしっかり聞いてしまいます。声萌えってこういうものかと実感した次第。
サナトの目的は何なんだろうなぁ。ヤスナの陛下をも出し抜こうとしてるみたいだけど、鍵持つ者の宿命を利用して出来ることって何だろう。バルハラに繋がるのであれば、誰か生き返らせたい人がいるとか? この辺は後編にならないと推測すら不可能か。
あと、「ウキツは所詮死ぬが運命」という台詞があったけど、シンってウキツのことよく知ってるんだよね。シン(現在)が警備隊に入るのってどう考えても審判の刻より後だし、なんだかんだで生き残るんじゃね? ウキツ。
鍵持つ者の行く末を知ったウキツが逃げ出したイベントですが、まさかトウラと出会うとは思ってませんでした。
クラトとトウラ、オウバとトウラは良く見る組み合わせだけど、ウキツは珍しい。
でもあそこでトウラ爺ちゃんが来るっていうのはいいですね。アキやカヤナが行ってもどうにもならないだろうし、うまいなー。
この辺りからウキツがアキの名前をよく呼んでくれるようになってちょっと感動(笑)
カヤナが翼を取り戻すエピソードは、ウキツルートのが一番好きだな。
◆ハヤノ=セミサイ
ウキツルート(優勝)から続けて攻略。
ハヤノ目線のウキツがえらい頼り甲斐あって吹きました。ウキツ、お前同性には優しいんだな!(笑)
ハヤノにとってのウキツはアキにとってのクラトと通じるところがある気がします。
それにしてもアキの立ち絵欲しかったなー! このルートならますますあってもいいのに!
ハヤノの台詞で印象に残ったのは、「結局僕達には何の力もなくて、戦いを止めることもできない。ただ見守ることしかできないから」というくだり。本筋ルートでずっとモヤモヤしていたものが、この台詞で大きく救われた気がします。本編ではアキの憂鬱を分かってくれる人が全くいなくてね……。長女気質というかなんというか、ワリを喰いやすいタイプだなーと思う。
そういえばアキって本編では恋のこの字もないですね。
だからこそカヤナが出張ってたのかもしれないけど、どのみちあの状態で恋を育むのは無理じゃないかなぁ。キャラの心に関わるイベントほぼ全部カヤナが担当してるし、アキが深く交流した相手ってカヤナとトウラ、あと強いて言えばミトシくらいのような……。
ハヤノルートはハヤノが主人公でウキツが親友、アキがヒロイン、カヤナがヒロインの親友って感じの立ち位置だから、アキの出番が限定されてても平気だったんだけどな。
このルートだと中盤からアキとの淡い恋模様が入ってくるのですが、それまでがそれまでだっただけに凄く新鮮でした。
ハヤノの頬をぶっ叩いたアキがカッコよすぎて痺れたなー。
普段はカヤナの影に隠れちゃうけど、アキにだって激しい面や毅然とした一面があるんですよね。
他にも王子王子・王様王様してるハヤノの意外な姿とか、じれったい二人に痺れを切らしたカヤナの行動とか、兄と国のために一生懸命頑張るアサトの健気さとか見所盛りだくさんでした。みんな可愛い!
あと大家さんの激励にも涙が出そうだった。大家さん好きだああああー!
ラスト付近では後編に先駆けてのアキとカヤナの別れが切なかったです。
「アキ…… そうだな、お前は私の…… 今までで最高の相棒だ。」
相棒!! なんという涙腺決壊用語……!! 某ゲーム狂いのプレイヤーへの挑戦かー!
(相棒って言葉自体は珍しくもなんとも無いんだけど、脳内で勝手にシフトされちゃうんだよ!)
EDも幸せそうで良かったと思う反面、ラストのカヤナとコロに切なくなり、じわじわしてたらエピローグの子ども達の名前でトドメ。
アキったら! アキったら!(涙) ベタだけど切ない!
成長したアサトちゃんがすごく綺麗でした。こんな美しい女性をおばさん呼ばわりするとはさすがカヤナの名を貰った子(笑)
髪や目の色もカヤナたちと一緒なんですね。つかアキ……綺麗だ……(感涙)
スクロールで白い翼を持つカヤナの視点になるのがまた素敵です。
カヤナって神様なんだなってここで始めて実感できた。好きだー! 子供のカヤナが手を振ってるのも憎い演出。
子ども達のカラーリングが象徴的なものでないなら、やっぱりアキとカヤナには血のつながりがあるのかな。イズサミの髪色はハヤノと同じだけど、目の色はどこから来たんだろう。それとも神様(カヤナ・イズサミ)の影響なんでしょうか。
それにしても、あのドタキャン騒ぎ後のキリヒの外交は大丈夫だったのだろうか……。
相手国の人が気の毒で、クライマックスシーンはまともに見れなかったよ!
◆ミトシ=フレスカ
始めに登場した時はあまり興味がなかったのですが、色んなルートを見ていくうちに好きになったキャラ。
ミトシルートでは他に比べてアキの出番が多めで、それだけでも嬉しかったです。
信頼度が150以上で発生するイベントでイビキのことを聞かされて慌てふためくアキが可愛かった。
それまで「迷いし者」呼びだったのがこのイベントを境に名前呼びに変わるあたり、ズルイですよね! なんとなく!
六章に入った直後のイベントも良かったです。アキがキャラの内面に深く踏み込む描写は初めてだったのでびっくりした。
ミトシの購入したエンクの葉は後編で重要になってきそうですね。
このルートのイズサミはシンルートと比べて悪役っぽいなー。というか、シンルートが特殊なのか。
星読の力を失って自暴自棄になったミトシにアキの平手打ち再びでプレイヤー大喜び。単純にカヤナに先んじたのか、それともカヤナが最初からアキに任せるつもりで黙ってたのかは分かりませんが、個人的には後者だと思いたい。
暴走した男性に対して力技で押し込むカヤナに対し、アキはとっさの反応と言葉で相手正気に返す、文字通り「諌める」立ち位置であることが多い気がします。ていうか男キャラが暴走しすぎなんだよどいつもこいつも! それも極めて物騒な方向に!
思えば、相手キャラの血気盛ん度と暴走具合が激しくなるに従ってカヤナの出番も増えていくんですよね。これで担当が終始アキだった日には絶対に一度は殴られている! ウキツ、クラトあたりは特に危ない!(偏見)
ミトシは上記二人に比べれば遙かにマシなので、見ている方も気を楽にしていられます。
「心配してる人がいる限り、黙って出て行くのはよくないと思うよ?」
この台詞、アキ自身が両方の立場になって苦い想いをしたことがあるだけに真に迫る。深いな……
――っていう染み入るようなシーンなのになんでアキの名前だけ音声抜けるかな!?
よりにもよってアキだけ! テンション一気に落ちたぞ今!
そうですかカヤナはいいけどアキにはお礼言いたくないんですねそうだよね平手打ちしたからね本当は嫌だったんだよねアハハ、みたいな嫌味と嫉妬と卑屈さに満ち満ちた思考を一瞬でも巡らせてしまった自分が許しがたい。
これは私だけかもですが、このゲームやってると自分の心の負の部分が見えてきてたまに居たたまれなくなります。基本楽しいけど、そういう時は楽しくないよ! 闇と向き合うのは現実だけで充分だよ! って言ってしまう自分が例によって(略)だよ!
気を取り直して。
ミトシに弱いアキっていう表現が何かいいです。ちゃんと嬉しかったってお礼言ってくれるミトシも良い子。
ハヤノとアキは対等な男女って感じだったけど、ミトシとアキは持ちつ持たれつな親愛関係な気がするな。
そういやミトシって、自分のルート以外では星読の力失ってないのかな?
クラトルート(優勝)でイズサミと対面してもさしたる反応がなかったし……パラレルとかじゃないだろうから、他ルートは他ルートで穏便に済んだのかなぁ。でもイルの剣=イズサミ狂戦士化の元凶ってなると、どのルートでもミトシから取り返しないとおかしいんだよね。とすると、ミトシは全ルートで星読の力を失ってるってことになるし…… まだひた隠してるのかな。クラトルートの星読みは予め書き出しておいたヤツとか、無理やりこじつければ理解できなくもないか。
カヤナの翼の色とか、現時点ではなんともいえないイベントも多いですしね。
ミトシの新しい力を皆に披露するイベントがあったのにびっくりした。ウキツはほんとにかわいいな!(笑)
◆シン=アトベ
シンの過去トリップ体験イベントは一周目では唐突過ぎて目が点でした。
二周して漸く理解できたかな。この辺の結末が後編でどう描かれるのか凄く気になる。
カスガとの戦いはなんとなくクラトルートを思い出すなー。こうして見るとシンとクラトって対照的な描かれ方してますね。シンも動揺してないわけじゃないけど、大人なぶん隠し方がうまいんだと思う。
若い頃のシンってどんなだったんだろう。品評会前のイベントでは「(クラトが)俺の若い頃にそっくり」って言ってたな。自殺未遂するくらいだから、両親との間でよっぽどのことがあったんだろうけど……。
三年前から続くチナキとシンの関係が好きです。姉御肌の美女と掴みどころの無い風来坊ってロマンだよね!
親友のカスガはカスガで尊敬に値するレベルの生真面目軍人だし…… 典型的悪役のサナトやアクトと比べるとギャップが凄まじいです。さらっともてなされてしまう辺り人徳というか……いやでもアキの場合なんだかんだでアクトも世話してたしなぁ。
カスガは後編でアキ、カヤナのどっちと深く関わるのかな。前編で見る限りはカヤナっぽい?
途中に出てくるアキ・カヤナ・シン・カスガ・イズサミの賑やかCGが好きです。カヌチは多人数CGが多くて嬉しいなー。落ち着いた者同士のカスガとアキの会話が面白かったです。非優勝ルートではこの二人の絡み少なかったよね。
「アキ・ミヤズとカヤナは、自分とシンのような関係なのかもしれんな」というカスガの台詞が地味に嬉しい。
湖でのアキ・ミヤズ→アキちゃん問答も微笑ましくなりました。カスガ、似合わない(笑)
カヤナとシン、カスガの太刀筋が似ているというのは後編への大きな伏線みたいだけど、これもやっぱりセツマ絡みなのかな。姿は特別限定版の絵本で見たことがあるけど、従者としても敵としてもソツの無いキャラって印象です。
シンルートのイズサミはいじらしいなぁ。他ルートの相手役に比べてシンへの敵意がないのは、時を越えてきたって共通点からだろうか。個人的にはカヤナにアプローチかけてないからじゃないかと思う(笑)
カヤナがイズサミへの想いを断ち切った直接の理由を知らないと何とも言えないけど、できれば二人で幸せになってほしい。
そういやサナトがアキ、カヤナを「死体でも構わん」と言ってるのは彼の独断なのかな? 陛下の思惑とは違うのか。
カスガ帰国後のチナキが印象的でした。ノレサ亭とトウラの家はイベントの度についつい通ってしまうな。
ラストでまさかのシンVSアクトCGが出て(まぁアクトは見えないが)テンション上がりました。
非優勝ルートだと効果音とフラッシュだけで進むから、戦闘シーンも印象に残りづらいんですよね。その点カヌチのCGは躍動感があるし、動的な演出もあって見栄えがする。同じシーンでも見せ方一つでガラっと変わりますね。
切羽詰ると「アキ」って呼び捨てになるシンが好きだ! アクトも好きだ! カスガも好きだ!(聞いてない)
◆鍛冶
二周目の時点で勾玉以外コンプリート。
その後三周・四周と素材集めに精を出し、五周目以降は全武器の所持数を常に5個以上に保つ、依頼をこなす過程で足りなくなったらその都度補充、というめんどいことをやってました。鍛冶師レベルは始めに難易度高いのを作っちゃうと早く上がりますね。
素材集めもそんな感じで、減り具合の激しいものから順に99個まで補充。
考えてみるとかなり大味なやり方だな……。
六周目以降は素材集めと次の日送りが半々くらいかな。食べ物持って集中採取なんかもやってました。
最後辺りはボタン連打制作で全武器10本以上は持ってたかな……毎回依頼達成しないと気が済まなくて。
品評会は六周目までずーっと低難易度のものを提出し、うっかり優勝したらリセットということを繰り返してきたので、七周目(クラト)は感動でした。やっと、やっと専属鍛冶師になれたよおじいちゃん!
後半はトウラの家で過ごすのがデフォルトだったので、自宅に残ったまま進んでいくのもまた新鮮。
そういえば品評会後の依頼ってクラト固定なんですね。初回がクラトルートだったのでそのせいかと思ってた。ウキツやミトシ、クガミの品評会後依頼も見てみたかったな。
◆イラスト
カヌチの購入を決めた要素の1つ。
絵柄も塗りも総じて好みなので、一人あたりのCG枚数が多くてよかった。
恋愛?イベントでなくても、物語的に重要な場面ならしっかり入ってきます。
立ち絵の種類も豊富で躍動感がある。剣を構えた立ち絵なんて何種類あるんだ?
これでアキの立ち絵さえあれば言うことないのに!(痛恨の極み)
人物に比べたら目立ちませんが、背景もすごく綺麗なんですよね。昼と夜の色彩の変化が美しい。
特に街の灯の表現が暖かみに溢れてて、見ていて癒されます。
デフォルメされたマップを探索する採取パートも色鮮やか。
武器・素材・料理のイラストも一つ一つ凝ってて良かったです。サクヤカラントとイザヨイ、アスメル鉱石あたりが特に好き。
こういう細々したイラストも後でまとめて見られると嬉しかったかな(笑)
◆コロのおまけ
【アクトのこえ】
はっ!? 今お前なんつった!? 最後なんつった!?(動揺)
クラトじゃ絶対言えないような冷めたコメントの嵐に弟の苦労っぷりを感じつつ(や、単に元からそういう性格だったのかも知れないが)、ふむふむ予想通りだと頷きながら聞いてたら、ラストでまさかの爆弾発言。
そ、そういう台詞は後にとっとくべきだろう、もったいない! 声優変更に未練を感じてしまうじゃないか!
久方ぶりにひどいスケコマシキャラを見ました。そういやこの人アキに迫ってたね。元から不穏当だったね。
でもアキのことだから、からかわれた時は激しく動揺しても、その後意識したりはしないんだろうなぁ(笑)
【サナトのこえ】
この人は恋愛ゲーの攻略対象よりRPGのラスボスやってる方が似合いだ。ん、でもそうなると場合によっては完全武装の主人公連中にフルボッコにされる危険が……いやしかし歴史に残る名悪役になる可能性も……いや……
って言うかこの人ホントに攻略できるんですか?(大いなる疑問)
対アキだったらアキ逃げてー!だけど、対カヤナだったら……何と言うか竜虎の争いっぽい(笑)
【カスガのこえ】
短けええええええ!! でもカスガらしい! 黒き翼の章のカスガも楽しみだ。
【ハヤノのこえ】
上記3人のあとだと可愛くて癒されます。
とりあえずアキとは結婚できたから安心してくれ。白では誰も成し遂げてない快挙だ、すごいぞハヤノ!
――というか、本編では付き合う以前にまず結婚から入ったのですが。逆だな、順番(笑)
【みにみにどらま1】
クラトとウキツの口喧嘩。予想外に微笑ましいオチで和みました。たまにはこんなのもいいな!
【みにみにどらま2】
シンとオウバの酒会話。給料天引きだけで済ませられるオウバはできた人だ。この二人は年長組ですね。
【みにみにどらま3】
ミトシとクガミに友情出演クラト。ミトシの酔っ払いネタは伏線なのか何なのか……これで伏線だったら凄い(笑)
よし、だいたい書けた!
予想以上に長くなりましたが、そのぶんしっかり整理できました。後編でも総合雑感くらいは書けたらいいな。
ざっと見て一番気になるのがオウバ隊長の真相なので、黒き翼の章のファーストキャラはタカミになりそうな予感。
次がクガミ(コトヒラ)かシン(カスガ)で、キャラ的に怖いサナト(ウキツ)といろんな意味で気になるクラト(アクト)は最後の方に回したいかも。後編のキャラは前編に出てたキャラ以外詳しくないので、この順番だと新鮮にプレイできそうです。
そういえば、後編への移行にあたって各ルートで分岐している展開にはどう説明つけるんだろう?
カヤナの翼の状態もそうだし、親衛隊キャラとの面識とか時間軸とかその他諸々、ルートごとに違うところが多すぎる。
色んな事件があったぶん、完全に一本化されてたら寂しいですね。引継ぎで継承できるようになってたらいいな。