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最近のゲーム事情 '09 Jun.

最近メインで遊んでるゲームの進行状況と感想まとめ。
ずっと同じ記事タイトルだと見分けがつかないので、後ろに年月だけ追記してみました。

~カヌチ 黒き翼の章~
メインキャラ12人中5人(黒2・白3)まで終了。
この時点でハッキリ恋愛してた!って言えるのが黒1白1の合計2人ってどういうことなの(爆笑)
糖度が低いのは承知の上だったけど、両思いにすらならないとは……予想通り過ぎて逆に清清しいよカヌチ!
シナリオも突っ込みどころが満載なのですが、あまりにもアレ過ぎて気持ちが一回りしてしまったのか、カヌチシリーズそのものに妙な愛着が湧いてきました。後日談ファンディスクとか出ないかなぁ。どの話も起承転結の承だか転だかってところで無理矢理EDに持ってってるので、物足りない感が凄いんですよね。キャラが魅力的なだけに惜しい……。
とはいえ、面白くないわけではないです。むしろゲームとして一定水準に達しているからこその不満である部分が大きい。
鍛冶パートは白より手応えのある作りになってるし、ADVパートのシステムも快適。既読スキップの早さはびっくりしつつも嬉しかった。まだ使ってないけど、イベント自体をスキップする機能も備えているようです。メッセージウィンドウを選べるのも嬉しい。
背景や採取マップ、立ち絵、CG、メニューデザインなどのグラフィック面は文句のつけどころなし。
何より嬉しかったのはちびキャラと会話できること! これだけで8000円分元とったと思いました。グラフィックそのものも可愛いんだけど、シナリオ進行に沿った台詞がとても良い。これがあると無いとでは受ける印象も全然違ったと思います。
ちびキャラで一番好きなのはやっぱカヤナかなー。黒き翼の章ではイベントの殆どがアキ中心なので(白と正反対だ!)、カヤナ側の状況や考えを補完できるのが嬉しい。台詞もアキとのさり気ない日常を伺えるものが多くて、主人公二人(?)の関係が一番好きなプレイヤーにも優しい作りだと思います。自分のことだけど。
欲を言うなら、二心同体であることのメリットをもっと生かして欲しかったな。白黒通してみても余り意味がないような。
シナリオのメインがアキ-カヤナ間の友情なのか、それともアキ-攻略キャラ間の恋愛なのか(もしくはカヤナ-攻略キャラ間の恋愛?なのか)中途半端で分かりづらかったです。これなら異性同士の方が方向性がハッキリして良かったんじゃないかなぁ。ソウルクレイドルじゃないけど……(あれはあれでメリット生かしすぎで乙女ゲーとしてはギグ以外の選択肢がない・笑)
まぁ、「これもっと生かせるんじゃ?」って設定は他にも大量にあるんだけどね! タイトルにもなってるやつとか!(笑)
全体的に美味しい設定スルーされすぎなのがまた物足りなさに拍車をかける……
でも好きだ!

~ガーネットクレイドル~
カヌチ黒の封を切る前に集中プレイでフルコンプ。
美紅(主人公)が可愛かったー!!
「容姿端麗・成績優秀・家柄良しと一見完璧なお姫様、でも性格は普通で恋に臆病」というギャップ設定も良かったんだけど、とにかく恋をしてからのいじらしさが半端ない! 感情移入とかの次元じゃない、直球ストレートな萌えを感じた!
相手役の男性キャラもそれぞれ魅力たっぷりなのですが、それ以上に美紅が……恋する女の子っていいなぁ~。どのシーンでも光り輝いて見えました。乙女ゲー乙女ゲーといいつつ、ここまでど真ん中乙女勝負してきたゲームは初めてかもしれない。
主人公の美紅はもちろん、ののちゃん(友達)や敵役等、サブキャラに至るまで恋愛恋愛してます。ゲームの世界観自体が恋愛で成り立ってる感じなので、プレイする側も変に斜に構えず、素直に浸る方向で楽しむのが吉じゃないかな。
攻略対象の男性キャラは皆好きです。誰が一番とは(いろんな意味で)言いづらい。
シナリオが好みなのはキイチ先輩かな? それともやっぱりサーリヤだろうか。プレイ前&序盤は一番興味がなかった理人先輩は蓋を開けたら一番放っておけないタイプでした。誰だ、正統派王子とか言ったヤツ!(笑) 透矢や楓も王道(?)で良い。
女の子キャラもみんな可愛かったな。ファラーシャが一番好きだけど、敢えて選ぶならののちゃん。椿ちゃんは別格。
全体の世界観から各個人のお話まで程よく丁寧にまとまっていて、読後感も幸せいっぱいでした。
システムもすごく軽かったです。クロニクル画面の宝石と時計の音が印象的。まさか本編プレイ中にも回想できるとは!
既読スキップは高速を通り越した爆速で「さすがPCゲー!」って感じでした。まぁPCゲーでも重いものは重いんだけど。
ラストの展開が全員似通っている(あまり気にならなかったけど)、フルコンプした後も微妙に謎が残る(推測は可能)、と欠点がないわけじゃないですが、それを差し引いても良いゲームだったと思います。今後の展開に期待!

~モンスターハンターポータブル2ndG~
去年の冬に購入してから早半年、ようやくG級入りできました。
ババコンガ(村下位)に何回挑んでも勝てず、頭抱えて唸っていた頃を思えば成長したものだ。
イャンクック・フルフル・ガノトトスあたりは普通に倒せたのに何故桃毛獣ごときで詰まったのだろう……。
牙獣系のモンスターは今でも余り得意じゃないなぁ。
プレイヤーキャラの性別は男性。たまには女性にしようかとも思ったけど、段差登りモーションのあまりの豪快さに絶望して以来褐色ジジイ一筋です。ジジイサイコー! 全フェイスタイプ中もっともイケメンだと思うんだ!(個人的に)
武器は近接:狩猟笛、ガンナー:で臨機応変。その他の武器は訓練で使うくらいかな。
たまに協力プレイする友人が双剣ボウガン使いなので被らないようにした結果……だったと思う。
狩猟笛は鈍器なだけに甲殻種との相性が物凄くいいです。あとリーチが長いので攻撃しやすい。移動速度強化が効いてる間は素晴らしいスピードで走れるし(訓練所で他の武器使ってあまりの遅さに愕然とした)、各種旋律スキルも小回りが利いていい。
大型飛竜種(ティガレックスとか)の頭をしつこくぶん殴ってピヨらせるのが好きだな。アカムトルム戦は笛じゃないとクリアできる気がしません。鳥竜種の脚を狙うのも面白いよね。剣士防具はレックスシリーズが最愛だけど、G級では色々使ってみたいです。
いちいち装備揃えなくても風圧完全無効とか吹いてカバーできるし、補助はもちろん攻撃面でも結構優秀な武器だと思うのに、今一マイナーな感じで寂しい狩猟笛。やれることが多すぎるのがダメなのかなぁ。わりとソロ向きだと思うんだけどな。
の場合は「狩猟してる!」って感じが強いのがお気に入りです。完全な遠距離戦より中距離遊撃戦の方が性に合っているので、この選択は大正解だったと思う。各種属性、状態異常に拡散・連射・貫通と、揃えれば揃えるほど敵に合わせて選ぶ楽しみが増えるのも嬉しいです。この点は笛の旋律も同じかな。現時点で作れる武器は強化前のもの以外だいたい持ってるはず。
メイン武器二つの使用頻度ゲージを揃えるために一時期弓ばかり使っていたので、思い入れ具合は笛に引けを取りません。
村上位は甲殻種とアカム以外ほとんど弓でクリアしたんじゃないかなぁ。
ガンナーだと部位破壊しやすいのも助かります。レウス・レイアあたりは笛で行ってもいいんだけど、追加報酬目当てについ弓を担いでしまう。どっちにしろ尻尾はブーメラン乱舞しないといけないけどね(笑)
あと、ボウガンと比べると地味に経済的なのもいい。弓自体が素材による強化式だし、矢数も無限、ビンは全部店売りしてて安い、回復薬はあまり使わない(ガンナーは避けてナンボだから)。節約するには最適な武器です。ボウガンの弾の多彩さや圧倒的な攻撃力は端から見てると憧れるんだけど、ボウガン使いの友人がいつも金欠でひいひい言ってるのを見ると躊躇してしまう(笑)
基本オトモアイルー引き連れてのソロ狩りですが、たまにする協力プレイの楽しさは神がかってます。
気の合う友人とのコミュニケーションツールとしても使えるし、狩猟対象のモンスターもそれぞれ魅力的でいいゲームだと思うな。
PSPでやりたいゲームは他にも幾つかあるけど、当分はモンハン専用機のままになりそうです。

~セブンスドラゴン~
プリンセスナイトメイジヒーラー(+クエスト用ローグ)の少数精鋭ギルドで裏ボス撃破。
グラフィックの好みで選んだメンバーが蓋を開けたら鉄板構成…… なんか前にもこんな事あったな!(世界樹1)
雑魚戦はだいたいメイジの全体魔法で一発KO。炎オンリーじゃ心もとない気がして無属性魔法も習得したら本格的にメイジ無双になってしまいました。月明かりの唄(毎ターンMP回復)のおかげで燃費切れを気にする必要もないという……。
ボス戦は調教プリンセス+盾役ナイトが獅子奮迅の大活躍だし、全体的にメインシナリオはさくさく進んだ気がします。
クリアしてみての感想を一言で表すなら「古き良き正統派RPG」かな。王道に沿ったシナリオ展開もそうですが、船を手に入れる→調子こいて遠出する→突如格上の雑魚が現れて瞬殺される、の流れを自然に体現してしまうあたりが凄くそれっぽい。
各所にいる町人も無駄にエピソード豊富で輝いてます。正直な話、メインシナリオで大活躍な大統領補佐官より、そこらへん歩いてる通行人の方がキャラ立って見えた。我らが主人公ご一行も長話クエストのフリーダムっぷりを見るにそっち側な気が。
戦闘は世界樹でおなじみの対面式だけど、自軍側のちびキャラがちょこまかアニメしてて可愛いです。動きもさくさく!
エンカウント率低下等の効果時間がマップに表示されなかったり、そのエンカウント率も若干高めだったり、クエストが一度に3つまでしか受けられなかったりと不便なところもあるんだけど、そこは次作で改善されるのを期待してます。
裏ボスの意味ありげな台詞からして、次への展望は既にあると思うんだ!
携帯機で2DRPGって時点でかなりの高ポイントなので、是非ともシリーズ化して欲しいです。

~グリムグリモア~
買って即行クリアしたきり棚に仕舞いこんでたのを引っ張り出して再プレイ。
後半コンティニュー三昧になりましたが、なんとか全マップNORMALでクリアしました。
前回はドラゴンモーニングスター等の大型ユニットでゴリ押ししてたので、今回はファントム大量召喚で数の暴力戦法に。本当はフェアリーを使いたかったんだけど(精霊魔法贔屓)、フェアリーだと打たれ弱すぎてすぐに数が減ってしまう……。
敵が悪魔か錬金術メインならアストラル最強だと思います。ホムンクルスがいるとあっという間に駆逐されるけど。
ループを繰り返すごとに技術と度胸が身につき、最後には悪魔さえも手玉にとってしまうリレ(主人公)が好きだー。
アマレットとの絡みも美しくてドキドキしたんですが、その分ヒーロー役であるはずのバディドはワリを食ったよな。
個人的には並みいる人間キャラを押しのけて燦然と輝くアドヴォカート先生(悪魔)が見られただけで満足なのですが(笑)
ストーリーの完成度を高めるにあたり、削ぎ落とされた枝葉が多そうな印象はあります。
他ではあまり見ないRTS戦闘、本格ハイファンタジーなお話、呼吸すらしてのける美麗なグラフィックとオススメどころ盛りだくさんなんだけど、シナリオそのものがさくっと終わってしまうのが惜しいなぁ。テンポよく進むだけに終わるのも早い。
ゲーム進行と同時に出現するフリートライは癖の強いものが多くて面白いんだけど、特に追加要素があるわけでもない上に本編を凌ぐ歯応えだったりするので、敢えて手を出す人は少ないかも。シナリオの追加がなくても、一面クリアするごとに設定画が見られたり、全クリアの後に集合絵が表示されたりするだけで大分違ったんじゃないかな。
逆に言えば、戦闘以外の部分のボリュームの薄さ(物足りなさ)以外はすごくよく出来てるので、そこさえ気にしなければ大抵の人は楽しめると思います。今ならBestPrice版が出ていて手頃だし、ファンタジー好きな方は手を出してみるといいかも?

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