BEYOND THE FUTURE プレイ感想
- 2014/12/14 00:00
- 単発感想
女性向け恋愛ADV「BEYOND THE FUTURE - FIX THE TIME ARROWS(PS3版)」、一周クリアしました。
前にDL版が安くなってたから買ってみたのですが、この手のゲームでPS3版があるのは珍しい。
3Dムービーや豪華な演出はないけど、イラストはさすがに拡大しても綺麗で、操作感も快適でした。
CGは多人数のものも多く含まれ、安定しています。戦闘シーンの立ち絵も躍動的で迫力あり。
可愛らしさ満点の主人公リリスや、魅惑の胸元のルヴェルチ様など、女性キャラのデザインが特に好みでした。
迎えたエンディングはネイト編ベストエンドとバッドエンド4つ。
ED数はバッド込みで19、シーン達成率や既読率も細かく見られるので、100%を目指すのも面白いかも。
感想は一言で言うと……惜しい!
RPG風の世界を仲間を集めながら旅する、一本道の選択肢式ADVなのだが、本当にRPGだったら!と思わずにはいられない。
個人的にRPGが好きなのもあるけど、「RPGだからこそ許せる点」が多くて、ADVとしては説得力に欠けがちなのが気になります。
RPG風にデフォルメされた世界をそのままノベルゲームに持ってきてるせいか、何かとお膳立てされてる感がある。
冒険中に各地の国を訪れても、自分の意志で通行人に話しかけることができないため、どんな国なのかよくわからない。
戦闘シーンなども文章のみで進行し操作できないので、パーティメンバーにも愛着が湧きづらい。
物語は王道で程よく長く、キャラごとの分岐も豊富で遊びごたえがあるのだが、肝心の大筋が宙に浮いちゃってる感じ。
どうも世界観がふわふわしたまま進んでいくので、中盤くらいまで「……?」と首を傾げながら進めてました。
好みなキャラが出てきてやっと先に興味が湧いた、というくらい。
中盤以降はキャラに思い入れも出来て楽しめたんだけど、この掴みの弱さはもったいないなあと思う。
RPGっぽい雰囲気や設定はこのゲームの売りなのだと思うが、個人的には逆効果でした。
多少強引な手段を使ってでも先へ先へ、次の場所へと急がせるRPGのシナリオは、合間に移動や探索、戦闘などの任意操作パートがないと厳しいんじゃないかなあ。RPG風に徹したがために、その短所までモロに被っちゃってる印象。
RPGなら任意操作パートで自然と補完できる要素(本編開始前の主人公の日常描写、一般人の暮らしぶり、各地の街の詳細など)が欠落しているので、どうしても感情移入しづらいです。特に一般人と話せないのは致命的だった。世界規模の問題を解決して世界を救うのが目的なら、もっとその世界を身近に感じたかったな。ゼノギアスで最初の村が!とか、FF5で城が!故郷が!とかなった時に盛り上がれるのは、その場所を歩き、そこで生きていた人々と話せたからこそだと思うんだ。
飛空艇があったり、終盤に各国を訪問できたりと、RPGプレイヤーがニヤリとくるありがちポイントはしっかり押さえているのだが、全体的にそちらに頼りすぎてパロディの域を出てないように思えました。主人公もキャラクターも「RPG風」を演出するためのパーツというか……特に主人公は時々記号的だったかな。それはそれでアリなのかもしれないけど、もったいない!
プレイ中、なぜRPGにしなかったんだ!と叫んだ回数は10回を下りません。
このままRPGパート追加してちょっと弄ればいけそうなのに、本当にもったいない。
本格的なワールドマップ式のRPGでなくてもいいから、せめて節目の戦闘だけでも操作できれば……。
イベント数やCG数は遥かに少ないけど、これなら荒削りながらもちゃんとRPGしてたうるるんクエストの方が好感持てるなぁ。
とはいえ、あくまでも「RPG風」な部分に絞っての評価なので、乙女ゲーとしては悪い出来ではありません。普通に面白い。
そういう意味でも、RPGであればもっと個性をアピールできたんじゃないかと思います。惜しい!
恋愛描写は甘すぎず淡白すぎず、ちょうどよかった。
途中まで誰狙いで行くか決まらないまま進めてたけど、ネイト登場後は一直線でした。
全員で行動するぶん仲間同士の会話も多めで、賑やかで楽しかったです。特にニコ絡みは面白かった。
果たして全員攻略で幾つまで達成度を上げられるかなあ。100%に出来ればいいけどさすがに無理かも?
幾つかあるバッドエンドやグッドエンドはできるだけ回収していきたいです。
ネイトはもう一周確定してるな!(早々に好感度と聖女度を上げてしまった)
前にDL版が安くなってたから買ってみたのですが、この手のゲームでPS3版があるのは珍しい。
3Dムービーや豪華な演出はないけど、イラストはさすがに拡大しても綺麗で、操作感も快適でした。
CGは多人数のものも多く含まれ、安定しています。戦闘シーンの立ち絵も躍動的で迫力あり。
可愛らしさ満点の主人公リリスや、魅惑の胸元のルヴェルチ様など、女性キャラのデザインが特に好みでした。
迎えたエンディングはネイト編ベストエンドとバッドエンド4つ。
ED数はバッド込みで19、シーン達成率や既読率も細かく見られるので、100%を目指すのも面白いかも。
感想は一言で言うと……惜しい!
RPG風の世界を仲間を集めながら旅する、一本道の選択肢式ADVなのだが、本当にRPGだったら!と思わずにはいられない。
個人的にRPGが好きなのもあるけど、「RPGだからこそ許せる点」が多くて、ADVとしては説得力に欠けがちなのが気になります。
RPG風にデフォルメされた世界をそのままノベルゲームに持ってきてるせいか、何かとお膳立てされてる感がある。
冒険中に各地の国を訪れても、自分の意志で通行人に話しかけることができないため、どんな国なのかよくわからない。
戦闘シーンなども文章のみで進行し操作できないので、パーティメンバーにも愛着が湧きづらい。
物語は王道で程よく長く、キャラごとの分岐も豊富で遊びごたえがあるのだが、肝心の大筋が宙に浮いちゃってる感じ。
どうも世界観がふわふわしたまま進んでいくので、中盤くらいまで「……?」と首を傾げながら進めてました。
好みなキャラが出てきてやっと先に興味が湧いた、というくらい。
中盤以降はキャラに思い入れも出来て楽しめたんだけど、この掴みの弱さはもったいないなあと思う。
RPGっぽい雰囲気や設定はこのゲームの売りなのだと思うが、個人的には逆効果でした。
多少強引な手段を使ってでも先へ先へ、次の場所へと急がせるRPGのシナリオは、合間に移動や探索、戦闘などの任意操作パートがないと厳しいんじゃないかなあ。RPG風に徹したがために、その短所までモロに被っちゃってる印象。
RPGなら任意操作パートで自然と補完できる要素(本編開始前の主人公の日常描写、一般人の暮らしぶり、各地の街の詳細など)が欠落しているので、どうしても感情移入しづらいです。特に一般人と話せないのは致命的だった。世界規模の問題を解決して世界を救うのが目的なら、もっとその世界を身近に感じたかったな。ゼノギアスで最初の村が!とか、FF5で城が!故郷が!とかなった時に盛り上がれるのは、その場所を歩き、そこで生きていた人々と話せたからこそだと思うんだ。
飛空艇があったり、終盤に各国を訪問できたりと、RPGプレイヤーがニヤリとくるありがちポイントはしっかり押さえているのだが、全体的にそちらに頼りすぎてパロディの域を出てないように思えました。主人公もキャラクターも「RPG風」を演出するためのパーツというか……特に主人公は時々記号的だったかな。それはそれでアリなのかもしれないけど、もったいない!
プレイ中、なぜRPGにしなかったんだ!と叫んだ回数は10回を下りません。
このままRPGパート追加してちょっと弄ればいけそうなのに、本当にもったいない。
本格的なワールドマップ式のRPGでなくてもいいから、せめて節目の戦闘だけでも操作できれば……。
イベント数やCG数は遥かに少ないけど、これなら荒削りながらもちゃんとRPGしてたうるるんクエストの方が好感持てるなぁ。
とはいえ、あくまでも「RPG風」な部分に絞っての評価なので、乙女ゲーとしては悪い出来ではありません。普通に面白い。
そういう意味でも、RPGであればもっと個性をアピールできたんじゃないかと思います。惜しい!
恋愛描写は甘すぎず淡白すぎず、ちょうどよかった。
途中まで誰狙いで行くか決まらないまま進めてたけど、ネイト登場後は一直線でした。
全員で行動するぶん仲間同士の会話も多めで、賑やかで楽しかったです。特にニコ絡みは面白かった。
果たして全員攻略で幾つまで達成度を上げられるかなあ。100%に出来ればいいけどさすがに無理かも?
幾つかあるバッドエンドやグッドエンドはできるだけ回収していきたいです。
ネイトはもう一周確定してるな!(早々に好感度と聖女度を上げてしまった)